マドンナと私
80年代。成金指向で、ギラギラのチープな。マドンナの『ライク・ア・ヴァージン』が大ヒットし、耳にタコができるほど聞かされたなあ。はっきり言って、私の好みではないの。
私は昔、『笑っていいとも』の週末総集編で、タモリとダウンタウンのコーナーにクリストファー・ウオーケンが『キング・オブ・ニューヨーク』のキャンペーンのためにゲストにでたのを見て、そのどっかポワ〜ンとした浮世離れした雰囲気に興味をもった。そしてずっと過去のヴィデオ『デッド・ゾウン』で一気にメロメロ。そして『キネマ旬報』でクリストファー・ウオーケンFCを知り、入会したんですよ。けど、1998年の春に会長さんから休会のお知らせがあって・・・そして夏ごろ、東京での飲み会のお誘いがあったので、それまでは何度も告知があっても行かなかったけど、でもその回ばかりはこれが最後かもしれないからと何が何でも参加しましたよ。しや〜楽しかった楽しかった。
席についたら、さっそく次々と「『キネ旬』にベニーチオ・デルトロのファンって告知だしてたの、●●さん?」って聞かれたの。
私「そうよ」
「私もデルトロ大好きなのよ。で、どうなった?」
私「全然よ!」 てめえが手紙の1通でもよこせよ!
C・ウオーケン、B・デルトロ、出演映画が結構重なってるの(『バスキア』『フューネラル』『エクセス・バゲッジ』)。たぶん、映画製作のお偉いさん(たぶんホモ)が、私たちみたいに男の趣味が重なっているのでしょうね。
そこで知ったんだけど、C・ウオーケンがマドンナのプロモーション・ヴィデオで天使の羽をつけて登場したらしい。私たち、マドンナと男の趣味が似てるのでは?で話題騒然。
Nさん「私の大好きなアントニオ・バンデラスにマドンナが迫ったのね。たまたまTVのサッカー中継を見てて、いいなと思ったイタリアのサッカー選手二人いたのね。そしたらすぐにね、マドンナが彼らを追っかけたのにはビックリ! ほんと、あっという間よ」
私「マドンナね、ベニーチオに振られたんだよ」って言うと、
「ワー! やったー!」って叫んだ。
会長「マドンナ、ブスだよね。もてない女だよね(私たちのように)」
私 「うん(私たちのように)」
会長「あそこまで露骨にみもふたもなくいい男が好きってねえ…」
そしたら誰かが「え、マドンナ、美しいじゃないですか?」って。それからワーッと激論になった。別にマドンナをおとしめたんやないって。うちらに似てるねって。マドンナがA・バンデラスに迫って、彼「僕にはもう妻子がいるから」って断わったのに、それからメラニー・グリフィスがドン・ジョンスンを捨てて、バンデラスも妻子を捨てて結婚したでしょ。男からしたらマドンナよりM・グリフィスのほうがええんやろうね〜って盛りあがった。マドンナって、関係した男の数はすごい多くても、そんなチヤホヤ愛されてないよ〜。も絶対コンプレックスのかたまりやって。
その後、雑誌の立ち読みしたら、偶然、片桐ハイリがお薦めのヴィデオで「ベニチオ・デルトロをある映画で一目みて気にいったの。彼の出世作『ユージュアル・サスペクツ』以前から目をつけていた」って私も未だ観たことないのを薦めていた。う〜ん、ブスぞろいってあたってるかも(すみませんね)。
そうそう、ジョニー・デップのファンの女性からのお手紙
久しぶりに本屋に入り〈この時期2、3冊雑誌発売されるのがある〉買うほどのがないのでキネ旬をバラバラとめくってたら「ロビイ読者伝言板」に“ベニチオ・デル・トロ”の名前がぱっと目に入り、この人、ジョニーと共演している人だと。ジョニーの共演者は皆、いいんだけどカンヌの映像で見たら、この俳優もとっても良いな(顔もよいし雰囲気がある)この共演者との映画だと絶対面白いに違いないと楽しみにしているので(前から題名だけでこれは私好みだと思ってた)、やっぱり目をつけている人もいるんだな、と下の段に目をやったらなんと ●●さんでした!ビックリしました。あらあら又々仕事増やしてとか、元気そうで良かったとか、この俳優の和訳読めるんだ、購読メンバーになって良かったヨ、とかあれこれ思っていたら、次の手紙が届いたのよ。 イタリア人かなと思って、帰って何かに載ってないかなと見たら、プエルトリコ出身だって。2メートル近いって。ムービースターに二人並んでいるのがあって、ずいぶんデカイなと思ってたら2メートル! ジョニーより年下だって、見えないのよね、年下に。
先に書いたことで怒らないでくださいね。
その映画『Fear and Loathing In Las Vegas』が雑誌やインターネトとかで紹介されたのを見たけど、ベニーチオ、役作りのためにブクブクに肥えてたし、ジョニーも髪をブサイクに剃りあげていたから、あまり見に行く気なし。ヴィデオ化されたら一応チェックだけするか。
彼の公式HPで、彼を取り上げた記事を転載していて、97年度はものすごいたくさんあって、今回訳したのが97年度では一番新しいし内容も自己紹介やからそれにしたのね。98年度は3つで、映画『Fear And Loathing In Las Vegas』に関連したの2つ、それと最新のんが、又いくらか元に戻って痩せた彼が表紙をかざった雑誌で、余裕があったらその記事を訳したいな。
私はカイル・マクラクラン、クリストファー・ウオーケンのファン同士で固まっていたのね。で、その後、色々と好みの違う人達が集まったのね。悪く言えば趣味嗜好がバラバラ、良く言えばヴァラエティに富んでいて人材豊富、だから偏屈に凝り固まらず、世界が広くなるわね。
そうそう、ずっと前、D・ジョンスンの熱狂的な大ファンの女性がお電話で「アントニオ・バンデラス大嫌い。メラニーがドン捨てて、なんであんのに走ったのか理解できない」 「●●さん、あんなのいいと思う?」って。うちは全然(DJもやけどね、ゴメン)。
彼女と私では男の趣味が全然。唯一接点があったのがデイヴィッド・ボウイ。まあ、たぶん私はかつて70年代バイセクシュアルで宇宙人だった頃のDBのリヴァイヴァルを、彼女さんは80年代以降の『レッツ・ダンス』以降アメリカン・ポップになリ、バイだった過去を「あれは芸能のための演出」と否定しスーパーモデルと結婚したDBかな? 詳しくは聞かなかったから分からないけど。
そうそう、C・ウオーケンのファンにはJ・デップ好きなのいましたよ(「キンキ・キッズの剛くんが彼に似ていて好みよ」って。私も少し気になるの)。
キレイな女たち! あんたたちはブラッド・ピットとかレオナルド・ディカプリオでもキャーキャー言ってろ! トム・クルーズの映画観に行け! うちはどうでもええわ!(←ひがみ) 『タイタニック』なんて観るか!って、「私もてません」って言ってるも同じやな…トホホ。
私、前まではあのガラ悪、根性ババ、成金、俗悪、ヤンキーなマドンナと接点あるなんて、彼女に共感するなんて想像もしていなかったので不思議やけど…
マドンナ、1958年にアメリカ、ミシガン州に生まれる。
大スターなる前に、ジャン=ミッシェル・バスキアって黒人画家と付き合ってたとか。
1984 『ライク・ア・ヴァージン』大ヒット! 1985 映画『マドンナのスーザンを探して』 年下の俳優ショーン・ペンと結婚 1986 映画『上海サプライズ』当時の夫ショーン・ペンとの共演作だけど失敗。 1987 夫の映画『ロンリー・ブラッド』に協力。 1989 離婚 1990 映画『ディック・トレイシー』 Warren Beattyと交際 1991 映画『イン・ベッド・ウイズ・マドンナ』 アントニオ・バンデラスに振られる 1992 アルバム『エロティカ』
ヌード写真集『SEX』
映画『プリティ・リーグ』唯一の成功作199 「ガーリー・ショー」トゥアーで来日 1994 デニス・ロッドマンと交際 1996 映画『エヴィータ』 カルロス・レオンと記者会見して妊娠発表、娘を出産 1997 1998 1999 2000 11月 英国の新進映画監督ガイ・リッチー(10歳ぐらい年下)との間に息子を出産
12月 アイルランドでガイ・リッチー監督と正式に結婚し挙式2001
は〜(ため息)…失礼やけど、私はSP、WB、DR、CL全然興味なし。ABも(C・ウオーケンのファンに彼も大好きってのが結構いるけど)。
でも私、ジャン=ミッシェル・バスキアは結構いいかもしれない。もう死んじゃっているけど、残された写真と絵と見たら、いいやん。前、心斎橋の小さなギャラリーでバスキア展があったので行って見たけど。私には、彼の絵よりも、彼のルックスのほうが良かった。
彼の生涯が映画化されたのを観たけど、主役を演じたのがバスキアの写真よりルックスが劣るのでガッカリだったな。それとガイ・リッチー監督。いいんじゃない? 世間一般的にはマドンナのほうが有名で、「マドンナの夫」でしかないでしょうけど。だけど、私からしたら名前でっかちで鮮度が落ちきったマドンナなのに、英国で注目の的の期待の新人ガイ・リッチー監督ってすごいやん。鋭い芸能ファンからしたら、「ガイ・リッチー監督ともあろうお方が、なんでマドンナなんかと?」「マドンナ。鋭いセンスね。得したね」やろうね。
40ぐらいの大御所の女と、10年下の注目の的の期待の監督。すごい組み合わせだね。まあ、CW、BDTが好きってとこだけは話あいそうやし。バスキアも結構いいかもしれない。死んじゃったけど)、いつかお会いしたら、その話ならつきあったるで、マドンナ。アリシアもよかったらおいで。
アリシア・シルバーストン
俗悪な成金趣味のえぐい女って感じで、あんなのがアメリカでは人気あるのね〜。私には全く受けつけないって思ってたのね。
ところが彼女と他二人によるプロデュースで『エクセス・バゲッジ』が製作された。彼女主演でベニチオ・デルトロ、彼女の叔父役でクリストファー・ウオーケン。
う〜ん独特のテイストをしている。