深江誠子 批判

 

8月 16日
反ピルについて 
深江誠子様

私はHP「がらくたの山」http://www.hcn.zaq.ne.jp/noranekonote/
「ピルをめぐる人々の思想」をまとめ、とりあえず読者への情報として「ピル反対派」「ピル反対派」に分類し紹介しています。後は読者が両方を読み比べて判断してくれたらいいと思いましたので。
「ピル反対派」でそちらのHPにリンクをはりました。

 私は、「ピル解禁賛成派」です。

 深江様がピル反対の根拠となさった資料の内、『消費者リポート』の第1074号、1999年5月12日の『SAPIO』は入手し、実際チェックしました。
 ですが、医学雑誌『ランセット』1999年1月3日というものは、大阪大学医学部図書館に問い合わせても「存在しない」との返事でした。海外の雑誌で、1999年1月発行の分を調べましたが、存在しませんでした。誰かからの又聞きでしょうか? もしご自身の目で確かめなさったのなら、私の調査能力のいたらなさでしょうから謝罪しますので、どうかその記事の詳しい情報をお教え願えませんでしょうか?

のら猫の手

 

 

件名 : Re: 返事です。
日付 : Sat, 24 Aug 2002 17:55:05 +0900
のら猫の手様
 返事が遅くなって済みません。 「日消連」には、26日に電話で聞いてみますが、 「SAPIO」の1999年5月12日には「大新聞の『避妊ピル』安全神話の落とし穴」とのタイトルで、書いています。 例えばノルウエーでは低容量の「マーベロン」が禁止されたこと。 なぜなら「血栓症のリスクを高める試験結果に基づくもの」だそうです。 他にイギリスとニュージーランドでピルの副作用と疑われる死亡例が4年間に50件発生していること、日本でも申請中のマーベロンで、死亡が8件あること。ニュージーランドでは低容量ピルを服用してた若い女性が5年間に6人、肺塞栓症で死亡、この数字は保健省が予想していたものよりずっと高いことが書いてあります。  
また、本も出ていましたので、タイトルと出版社がわかり次第、お知らせします。
取り急ぎ 深江 誠子 fukae@my.heian.ac.jp  

 

 

 

8月 27日
せっかくのお返事ですが、それでは答えになっていないのですが・・・
深江誠子様

 私からの質問に対して、確かにお返事のメールをいただきました。ですが、その内容に関しては誠実さが感じられませんでした。

 深江様は、ピルによる薬害の根拠として【(医学雑誌『ランセット』1999年1月3日より)】とあげていらっしゃいました、が、私にはそれが見つけられませんでした。その件に関しての問い合わせに対して、深江様は逃げをうっているだけとしか思えません。
 深江様は、他人からの又聞きで、実際にその記事を読まれてはいらっしゃらないのでは? もしそうなら、そうと認めて謝罪なさったらいがかでしょうか。

 「ピルの薬害に関しては、全部、他人からの又聞きの情報でした。私は実際にその記事を読んではいません。そうですか、医学雑誌『ランセット』でのピルの薬害情報の記事なんてなかったのですか。すみませんでした」って言えば言いだけの話じゃないですか。

>
>のら猫の手様
> 返事が遅くなって済みません。
> 「日消連」には、26日に電話で聞いてみます

なぜ、ここで「日消連」の話になるのでしょう?
『消費者リポート』(1999年3月27日)第1074号 佐藤禮子「経口避妊薬「ピル解禁」熟慮のススメ」では、確かに反ピルの主張がなされています。私も実際にそれはチェックしました。でも、そこでは『ランセット』のことは触れられてはいませんが。
 ですが、私が深江様に問いたいのは、『ランセット』でのピルの薬害の記事が実在するのかどうか、それを実際に深江様がチェックなさったのかどうかをお聞きしているのです。話をそらさないでください。


> が、「SAPIO」の1999年5月12日には「大新聞の『避妊ピル』安全
> 神話の落とし穴」とのタイトルで、書いています。例えばノルウエーでは低容
> 量の「マーベロン」が禁止されたこと。なぜなら「血栓症のリスクを高める試
> 験結果に基づくもの」だそうです。他にイギリスとニュージーランドでピルの
> 副作用と疑われる死亡例が4年間に50件発生していること、日本でも申請中
> のマーベロンで、死亡が8件あること。ニュージーランドでは低容量ピルを服
> 用してた若い女性が5年間に6人、肺塞栓症で死亡、この数字は保健省が予想
> していたものよりずっと高いことが書いてあります。

 1999年5月12日の『SAPIO』での山下柚実「大新聞の『避妊ピル』安全神話の落とし穴」の記事では、【医学雑誌『ランセット』(九九年一月三十日)】となっていました。深江様のHPによると、【(医学雑誌『ランセット』1999年1月3日より)】とありますので、どちらかの日付ミスでしょうね。日付の記入ミスぐらいは大した問題ではありません。
 重要なのは、山下柚実の記事からの又聞き情報で、実際に深江様はその記事をチェックなさってらっしゃらないのですね。それならそうと、回りくどいことを書かなくっても、そうと返事すればいいだけの話じゃないですか。

> また、本も出ていましたので、タイトルと出版社がわかり次第、お知らせしま
> す。取り急ぎ 深江 誠子 fukae@my.heian.ac.jp

 それは、吉田由布子、武田玲子『ピルの危険な話』のことでしょうか?
もしそうなら、『ピルとのつきあいかた』http://finedays.org/pill/
でrurikoから徹底批判されていますが。私は、こちらのほうに共感しましたが。深江様も是非ご一読を。

 深江様
 これは愛を込めた助言と思ってください。
 hazumiって方が、反中絶・避妊のカトリックの医師からの歪曲データにのせられて、HPで反ピルの主張を訴えていました。ですが、ruriko様からの懇切丁寧な反証を謙虚に受け止め、HP上で謝罪しました。
 深江様も、軌道修正して。もう謝罪すればいいじゃないですか。

のら猫の手