売春全面肯定宣言2000
私、松沢呉一の影響で、1999年度をもって、売春全面否定から全面肯定になったの。極端でしょ。 私は古くからの松沢呉一の大ファンです。雑誌の連載から、次々に発行される本から、スタジオ・ポットのHPでの連載もチェックしています。もう面白くて面白くて。 |
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以下、私自身の醜い本音を語りますね。読者に何かの参考になるかなと思いましたので。 というのも、例えば私は避妊用低用量ピル解禁賛成派やけど、解禁反対派の連中の意見がもう「反対のための反対」って感じで異常に支離滅裂なヘリクツをこねまわしていて、「女性のためを思って」なんてぬかしているけど、絶対違う! どうしてなのか不思議でしょうがなかったので、彼らが反対する本当の理由のほうを知りたいと思った。 松沢さんが昔の日本の女性達が処女幻想のせいでつらいめにあわされた例をたくさん教えてくれた。その幻想が崩壊して今大勢の女性達が解放されたのが分かるし、将来売春が全面肯定されたら大勢の女性達が解放されるんだろうって相対化できるし。 |
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松沢呉一様 「『週間金曜日』と『文春』」を読みました。私がモヤモヤと思っていたことをスッキリ整理してくれたって感じ。それとこれ読んでアッ!と思ったことが。 避妊用低用量ピルが未認可だったころ、私、あるきっかけで興味をもち、色々と調べてみたのね。驚いたのは、とんでもない解禁反対派の連中ばっかりだってこと。女性のためを思っているという建前ですが、支離滅裂な反対のための反対、人間性を疑うのばっかり。私は自分が使う使わないは別にして(第一相手がおらん)、官僚がなんやかや屁理屈をつけて解禁しないのは悪だと思いますよ。解禁して、詳しく情報公開して、後は女性の自主性と判断にまかせたらいい。販売禁止を求める運動は絶対間違っている。「ピルの解禁じたいは反対しないけど、ピルなんかよりも、もっといい避妊方法を女性に教えていきたい」なら分かるけど。 ピル解禁反対派の男たちよりも、解禁反対派の女性達が気になった。女性のためを思って建前だけど、なんかうそ臭い。私は、彼女たちって女性のセックスを被害者意識でしか見れない、貧しくゲッスい発想の方々だと思う。それにエコロジー関係者たちが「環境ホルモンがどうのでピル認可反対ってのもあったけど、その実はピル認可反対のためにもぐりこんだんちゃうんってのもいた。狂信的なキリスト教徒が裏で糸をひいていた例もあった。それと、くだらない最低の男たちと野合を組んでいることもね。 その件に関して、「がらくたの山」の「女の体」の「低用量ピル」で詳しく取り上げましたので。 それから1999年に、松沢さんの売買春全面肯定の文章を読んで、私も全面否定から全面肯定に変わりました。そして驚く接点がありました。売春に関して否定のための否定のフェミニスト女性たちの発想と、ピルややIUDやマイルーラなどの避妊具一般販売反対派の発想って似てるよ! ピル調査のため、『女のネットワーク』って本で、女性の体に関する市民団体を調べまたしけど、いいのがなくってガッカリした覚えがあった。女性の膣内挿入の避妊具マイルーラーへの販売中止を求める運動が載ってました。森冬実の運動も。両方とも、私にしたら、トンデモものです。『週間金曜日』で山中ナントカって女も、例のマイルーラ販売中止を求める運動に賛同していたけど、この件に関しては『文芸春秋』の意見のほうに共感しました。『文芸春秋』って強いものに媚びへつらい弱いものイジメの体質で、市民運動や弱者につく方々を「人権屋」とか貶める体質が大嫌いだけど、この点に関してだけは上質のフェミニズムなのがものすごい不思議やけど。 『『買ってはいけない!』は買ってはいけない!』の目次でマイルーラについて取り上げているから期待して読んだらカス。一体何が言いたいんや! 上質なフェミニズムの視点で、ダメフェミニストを批判してくれたらよかったのにねえ。 日本のフェミニストのカスぶりは、避妊方法についての考え方を訊いてみたら、よ〜く分かります。 なんで日本ではこうなっちゃったんでしょうね? かつてエノキミサコが中ピ連をひきいていたけど、彼女は今どこへ? そしたら松沢さんの説で、70年代ウーマンリブは性の解放を求めていて、売防法への批判もあったのに、その後、抑圧派・道徳派フェミニズムが牛耳るようになった、 そして今、新世代の女達によるフェミニズムが再生しようとしているって。アーッ!! そうなんだーッ!! 目が開かれました。なるほどな。 売春反対派フェミニストたちは、これからとんでもない男たちと野合を組んでいくことでしょうね。ピル反対派がそうだったようにね。「女性のためを思って」とか「環境汚染がどうの」って。 私が売買春全面否定だった本当の理由は「オヤジをギャフンと言わせてやりたい」って考えだからなのね。私、直感的に分かるんやけど、上野千鶴子もたぶん同じだと思いますよ。抑圧派・道徳派というよりもね。 反対派にはどういう思想なのがいるのか、分類していこうかなと思います。賛成派もね。 私、松沢さんの影響で売買春全面肯定こそがオヤジをギャフンと言わせられると実感できたから全面肯定になったけど、それを実感できなかったら絶対いやですよ! たぶん彼女はどうしても実感できなかったんでしょうね。そこが私と彼女の分かれ道。 私、宮代シンジや藤井ナントカや瀬地山角や橋爪大三郎とか絶対信用できないし、彼らの理屈は絶対違う。大嫌い。例え彼らが理路整然トウトウトウと売春肯定の意見を述べても、学のない私、絶対見事な反論を言えないやろうけどね。 夫婦別姓反対派の連中の支離滅裂な意見を読んだ時、心底軽蔑したけど、私も軽蔑されてたかもね。あっ、でも、私の最大の強みは「女性のためを思って」とか「エコロジーのため」なんてオタメごかしは言わずに、「オヤジども、つけあがらせるのやや」って言えるけど(夫婦別姓反対派の連中も、ピル解禁反対派の連中も本当の理由を言ってほしいな)、上野千鶴子の最大の弱点は大学教授の公の発言として一応「世のため、人のため」ってことしか言えないとこなんでしょうね。だからどうしても偽善的・支離滅裂になってしまう。 セックスワークじゃない方法での経済自立をした女達が、おやじなんかには指一本ふれさせなずに、美少年や外人とフリーセックスしまくったなら、えぐいオヤジたちが怒り狂うし、私も上野千鶴子も内心拍手喝さいしながら「ええど! もっとやれ!」って快哉を叫ぶし、徹底擁護するでしょうね。そういう意味で、私も彼女も道徳派・抑圧派じゃない。 いい年をした独身女性達が集まって飲み会をして「昔の女は生活のためにブサイクなのと結婚してジジババと同居して下の世話をして一生を終えたけど、そういうのに比べたらマシだよね〜」って言ったら、全員苦笑いしながら同意。 30代後半の不美人(←すみません)が10いくつも年下の金城武みたいなのといいことあったってうれしそうに語っていた。私も生涯添い遂げられなくってもごくたんまにいいことあったらいいよ。女は女の体をしているだけで、結構もてるんやで。結婚制度では女性が不利。フリーセックスなら女性が有利。そういうのに脅威を感じるのが結構いるんでしょうね(保守派たちね)。 売春なんか、金があるってだけの思いあがったゲスおやじも喜ばせるからいややって思うところ、いまだにあるけどね。でももう上野千鶴子は、新世代フェミニストたちから引導を渡されるでしょう。そして松沢さんたち新しい時代の幕開け。 私、松沢さんのフェミニズムな文章をもっともっと読みたいです。だから「やめたい」なんて思わないで。原稿読むのに会費払わなきゃいけないっていうのなら払いますよ。 |
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同じ女性達の書いた本が、私には遠い・・・。「男(性中心社会)対女」なんて構図は、私には大まかすぎるっていうか。粗雑すぎっていうか。私にとっての最高のフェミニストたちが、そろいもそろって40男。それが今一番の問題やけど。 私が最も影響を受けた最高のフェミニストたち。 平野広朗『アンチ・ヘテロセクシズム』 1955年生まれの40男のゲイ。 伊田広行『シングル単位の恋愛・家族論』に夢中になり、それから『シングル単位の社会論』『21世紀労働論』へと芋づる式に読み漁った。1958年生まれ(松沢さんと同じ!)の40男。異性愛男性。 それと松沢呉一。1958年生まれ。異性愛男性。 平野広朗のOGCの会報の定期購読メンバーになって、毎月平野さん手書きのB5サイズの用紙何枚か分の会報が届くの。ゲイ関係の映画祭とかの告知も同封されてるよ。毎回、それを読むのが楽しみで。毎月、新今宮駅の近くでの「明るくゲイを語ろう会」の告知があったけど、でも異性愛女の私なんかが参加したらダメなんやろうなって思い込んでいたけど、私も参加していいって。でも最初は気後れしてナカナカ |
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上野千鶴子の崩壊の兆し。私には、彼女がなんで支離滅裂なのか、よ〜く見えるのだ。 同じ女性達の書いた本が、私には遠い・・・。「男(性中心社会)対女」なんて構図は、私には大まかすぎるっていうか。粗雑すぎっていうか。私にとっての最高のフェミニストたちが、そろいもそろって40男。それが今一番の問題やけど。 私が売買春全面否定だった本当の理由は「オヤジをギャフンと言わせてやりたい」って考えだからなのね。私、直感的に分かるんやけど、上野千鶴子もたぶん同じだと思いますよ。抑圧派・道徳派というよりもね。 夫婦別姓反対派の連中の支離滅裂な意見を読んだ時、心底軽蔑したけど、私も軽蔑されてたかもね。あっ、でも、私の最大の強みは「女性のためを思って」とか「エコロジーのため」なんてオタメごかしは言わずに、「オヤジども、つけあがらせるのやや」って言えるけど(夫婦別姓反対派の連中も、ピル解禁反対派の連中も本当の理由を言ってほしいな)、上野千鶴子の最大の弱点は大学教授の公の発言として一応「世のため、人のため」ってことしか言えないとこなんでしょうね。だからどうしても偽善的・支離滅裂になってしまう。 セックスワークじゃない方法での経済自立をした女達が、おやじなんかには指一本ふれさせなずに、美少年や外人とフリーセックスしまくったなら、えぐいオヤジたちが怒り狂うし、私も上野千鶴子も内心拍手喝さいしながら「ええど! もっとやれ!」って快哉を叫ぶし、徹底擁護するでしょうね。そういう意味で、私も彼女も道徳派・抑圧派じゃない。 |