CONTRACEPTION ONLINE → 2002年10月「Letter From the Editor」

和訳/のら猫の手

 

編集者からの手紙

2002年6月末に、Marchbanksと同士達が経口避妊薬(OC)と乳癌に関する心強い発見を報告しました。 The National Institute of Child Health and Human Development(子供の健康と人間の発展の開発の国立研究所)は、 この大規模な、人口に基づいた患者ー対照研究(複数のセンターで行われ、疾病管理予防センターによって調整された) の後援者となった。 経口避妊薬服用と後の乳癌の発展には何の関連性が発見されませんでした。 その中には、 長期間の服用、高いエストロゲン用量の経口避妊薬の服用、最初の服用が若年であること、 乳癌の家族暦などが報告された女性たちがいました。

さらに、今号の「The Contraception Report(避妊報告)」 は増補された経口避妊薬の摂生の利点と欠点(頻繁に起こる出血の症状の発現の中断を減少ささるように計画された)について議論し、 医療による避妊を保険で保護することを要求する現在の州や国の法律制定を探求します。

私たちは、読者が実行する上でこの情報が有益であることを発見することを望みます。 読者は電子メールでコメントおよび提案を送り続けてください。

敬具

David A. Grimes, MD 編集責任者

 

訳注

 

case-control study 患者ー対照研究 http://www.kdcnet.ac.jp/rinsyo/naika/stat1.htm
【Case-control studies (retrospective)
ある結果(outcome)有るか無いかで群を分けて過去においてあったどんな出来事=原因や危険因子、 によってそれが決まるかを調べる。Outcomeというのはある疾患であったり、ある症状であったりする。 Caseはそれがある者、controlはそれがない者である。 過去の出来事でcaseにはあって、cotrolには無いものを探る。 調査の向きは後ろ向きretrospectiveである。すなわち、現在から過去に向かって"What happened?"を調べる。どんな出来事を探るかはCase-series studyから予想されることが多い。
●疾患の原因、頻度の調査。
●何が危険因子かを調べる。
*Caseとcontrolの群が年齢構成、 性別構成において差が出ないようにするため"matching"が必要なことが多い。"Age-, sex-matched groups".】