私のエステ、脱毛の軌跡

 

 エステや脱毛がポピュラー化するのと、私の体験とはほぼ一致するのでは?

脱毛  私が20歳ぐらいの頃(1985年ぐらい)、雑誌に脱毛専門店の広告が載ってあった。場所は梅田だけど、分かりにくい地図と、恥ずかしさでよう行かなかった。

 でも自己処理では腋が汚くなり、これだったら永久脱毛したほうがいいと思い、ついに恥ずかしさをこらえ決心した。
 例) 毛抜きで一本一本抜くと、今度はその毛が皮膚の下に埋もれたままはえる。しょうがないから、針で皮膚を破いて出してから抜く。
 例) カミソリでゾリゾリすると、腋全体がドス黒く、皮膚全体が荒れる。

 その専門店、最初は女性客が押すな押すなっておしかけてて予約とるのも大変だったよ。短時間しかやってくれないので腋毛を一気にまとめて抜いてくれず、チョボチョボしか抜いてくれなかった。腋毛がはえている状態じゃないと脱毛できないから、次の脱毛のため普段腋毛ボーボーのままだったし。会社からすぐかけつけて行ったよ。しかも会社の給料をほとんどそそぎこんだよ。

 腋毛だけじゃなく、乳首のまわり、口のまわり、ヘソの下、ビキニライン、手の指毛、足の指毛、膝下の毛を少々。

 でもやってよかった! カミソリや毛抜きでの脱毛していたので荒れていた、すごいきれいになった。

 それと意外な副効用があった。ひどかったわきがが、ずいぶんましになった。
 エステティシャン「他のお客様でわきががひどかったので手術したけど、腋に傷が残るしひきつって両手が上げられない状態だって。しかも未だにおいするって。腋毛が残っているから、さらにコチラきて脱毛って。それやったら、まずコチラで脱毛してから、その上で未だにおうようやったら、手術すればいいしね」って。

 母に確認すると、今もすごい汗かけば匂いするけど、普段は大丈夫って。朝、香水メーカーのパウダー(レール・デュタン)を腋にはたいていたら、まず大丈夫みたい。

 でも、わきがの手術、受けてみようかなと思い、色々情報調べたけど、なかなか・・・今迷っています。

エステ  これもすごい効果があった。特に鼻の毛穴の汚れとシミとり

 鼻一面の毛穴の黒いブツブツを、どうしてもとれなかった。お風呂で暖かいタオルで蒸した後、クリームでマッサージしてから洗顔してもダメ。
  ところで脱毛専門のエステが、最初は押すな押すなで客が殺到していたのに、客の波がおさまると今度はエステやフットケアにものりだしたので、私も勧誘された。ちょうど脱毛も終わりかけていた頃だったし。
 顔にスチームをあてて、毛穴に吸引するやつで汚れを吸い取ってくれた。エステティシャンが必ず「すごい! こんだけとれましたよ〜」って見せてくれた。私「うわ〜恥ずかしいよ〜」
 20年以上カチカチに固まっていた大量の汚れは、専門のプロにまかせたらいい。
 今は風呂上りに、コメド(鼻の毛穴にある白い汚れ)が目立つようなら、ナショナルのスポットクリアで吸引する程度。
 薬局とかで売っているテープみたいなのを貼ってペリペリとはがすやつは、お肌に悪いし毛穴も広がるからよくないって、エステティシャンが言ってましたよ。

 それとシミ。
 1度できたのは、本や雑誌の美容のマニュアルの飲み薬や塗り薬では絶対無理だった。
 脱毛専門のとこにあったエステでは、マッサージみたいなのでダメ。
 雑誌でシミとりを売りにしているエステを知り、針みたいなのでシミをうかして綿棒でとるのを知り、谷町9丁目で遠いけど、行った。お試しで行って1度で効果があったので、それから通うことにした。数え切れないぐらい通い莫大な金をそそいだ。カードローンをくんだ。普通のエステに、シミとりは二個まで。一つのシミに穴をあけて削るので、皮膚が再生するまでカサブタ状態だった。で別のシミをやってもらう。濃いシミは、1度削ってもまだウッスラと残っているので、又削ってもいい状態に戻ってから再びやるので、結構時間がかかった。

 そしてなんと、家の近所にもシミとりできるエステができた! しかもそこは1度にけっこうたくさんのシミを削ってくれる。今は薄いのがアチコチに散らばっている状態なので、チョット削っては長いこと間をあけて再びやってもらいに行っている。

 私は今はもう、これ以上シミをふやさないようにシッカリ防御するつもり。
 ★ 朝おきたら基礎的な肌の手入れの後、15度か20度ぐらいの日焼け止めを塗る。度数の高いのは肌あれするって。
 ★ 外出るときは、基礎的な肌の手入れの後、日焼け止めクリーム塗った後、UVカットパウダーを塗る。その後簡単なポイントメーク。帰ってきたら、クレンジングの後石鹸洗顔し、化粧水と基礎的な肌の手入れ。
 ★ 紫外線対策。直射日光にあたらない。帽子、日傘。夏でも長袖。

 今はエステよりも、スパで垢すりとオイル・マッサージとかやってもらうほうがいい。スパの中には、エステに力をいれていて、垢すりの後、立派なエステで顔と体の手入れも高度なのやってくれるとこがあるので、そこがいい。鼻の毛穴の汚れの吸引とかね。ただシミとりはなし。そこが惜しい!
 エステには、鼻の毛穴の汚れの吸引、シミとりがあるからいいって思うとこもあるけどね。ただほとんどのエステは風呂もシャワーもないからね。
 そうそう。シミとりは皮膚科だと設備投資が大変だからやっているところとやっていないところあり。美容外科のほうが設備いいかも。でもものすごい高い高い!

   
フットケア  脱毛専門の店が、フットケアもやることになった。
 私は恐る恐る「私、今本当に足汚いんですけど、こんなのが受けたら失礼でしょうか?」
 エステティシャンはニコニコしながら「そういう方こそ是非受けていただきたいですね」
 そのときのエステティシャンには今も感謝しています。

 エステティシャンからのアドヴァイス
 ★ 先の尖ったハイヒールを履くから、親指と小指が圧迫され、爪が潰れてなくなりドス黒くなる。足の形にあった幅の広いヒールの低い靴をはいたほうがいい
 ★ 爪の切り方は、足の爪の両脇を切り過ぎないこと。ある程度足の指の形にそった残した形で切ること。

 私は今はもうハイヒールは特別の時にしかはかない。足に優しい靴を履いている。普段は靴下にウオーキング・シューズ。ローヒールも先の尖っていない足の形に合うのにしている。
 今はもうメッタにフットケア行かないけど、それでも昔の惨状にくらべたらものすごいキレイな足をしている。

 そのエステ、競合会社が増えすぎたみたいで、神戸のどっかに急に移転。ご祝儀みたいな感じで1度行ったけど、場所が不便過ぎてもう全然通わなくなった。

 そうそう。そこのエステティシャンの方「ウオノメ深いね」って針みたいなので削ってくれた。最初がそうだったから、他も当然やってくれるだろうと思い込んでいた。ところが、そこが遠いとこ移転してから別の店を探してみたら、ウオノメは削ってくれないのばっかりで困った。
 今はウオノメができたら、外科で根元からメスでゴソッと削ってもらうか、ウオノメも削ってくれるフットケアの店にいくかぐらいです。

ネイルケア  阪急三番街の一角にネイルケアとフットケアの店に行った。最初は客が押すな押すなの状態だったよ(今は競合店が増え、結構暇みたい)。ただ、ここは足を磨いて;ペディキュアするだけで、ウオノメとかトラブル処理はしてくれないのよ。

 他にも次々と続くようにデパートの一角にカウンター形式のネイルケアの店が出始めた。ほとんどが手だけ。

 私はガサツなのか、爪がモロイのか、しょっちゅう右親指の爪が割れる。だからネイルケアの店でコッテリとしたのを塗ってもらって補正してもらい、上からマニキュアをするのを中毒患者のように通っていた。
 今はもうマニキュアもせず、割れたら上からバンソウコ貼って水仕事の時は指サックをはめる。割れ目のギリギリまで爪ヤスリをかけるって程度。

  今はアチコチに店があり、しかも暇そうなのばっかり。

   

 

 私は、努力したというよりは、金と余暇をそそぎこんだという感じ。もちろん、林真理子、山田美保子、中村うさぎとかの足元にはとうてい及ばない。
 吉川トワコが独身時代から月のエステ代だけで50万円!って。もうかなわない。

 私は昔に比べたら、少しはマシになったかもしれない。まあ、金と余暇のない貧乏人は、マシになれる程度はたかがしれているけどね。