低用量ピル解禁以前の頃から、なんか、アチコチの避妊関係の本で、日本でのピル利用者が0.何%だとか、20万人だとか書かれていたのね。  

 ピル解禁されていないのでは?って疑問やったけど、記事や本等では、そこのところをわざと曖昧にしているのね。

 日本では、生理不順の治療目的で中高用量ピルは解禁されていて、患者が避妊目的で利用したいっていうのを、医者の判断で転用してもらっていたのね。効き目は高いけど、その分副作用がキツイらしい。低用量ピルは副作用が少ないし。

 「中・高用量ピルを避妊薬として転用して服用している女性の数、約20万人」とかアチコチで書かれていたけど、どこの調査で得た資料なの〜?って不思議やったのね。

 そしたら解禁後やけど、『リプロ・ヘルス情報センター』HPの掲示板で、知ることができました。ありがとうございました。

 

 

 

  > 質問です。
>
> 低用量ピル認可以前、中高用量ピルを低用量ピルの代わりとして服用
> していた人々には、どういうケースが多かったのでしょうか。
>
> 「もう子供が2人いるから」という夫婦、といったケースがほとんどなのでしょうか
>
> これについて分析した調査は存在するのでしょうか。

ピル服用者の実態に関します全国規模によるものは、殆どといってよいほど、現在のところはないようです。
今まで、中高用量の配合剤をピルとして代用していた女性が、全国で20〜30万人存在していると推定されております。これは毎日新聞社の「全国家族計画世論調査」などに基づいて算出されております。98年の報告では、既婚女性1.1%、未婚女性0%とあります。50歳未満の有配偶女性を対象とした第11回出生動向調査での年代別では30歳前半1.4%、40歳1.1%、20歳前半1.0%全体で0.9%とあります。
現在、知り得るところは、この程度しかわかりません。
詳しい情報を、誰かお持ちでしたら教えてください。

『リプロ・ヘルス情報センター』HPの掲示板で、ある方が質問を。

1999年9月12日の掲示板での菅睦雄(すがむつお)先生のお返事