日本ではまだ購入できない第三世代ピルについて

 

 

日本では、1999年に低用量ピルが一応認可されました。
2相性(そうせい)と3相性(そうせい)の低用量ピルは買えるけど。
1相性(いっそうせい)の低用量ピルは買えません。

 

「1相性」 「いっそうせい」 飲み始めの錠剤から、飲み終わりの錠剤までの21錠が、全て成分が同じ錠剤で構成されているピルを「1相性ピル」と言います。
「2相性」 「にそうせい」 飲み始めの錠剤から飲み終わりの錠剤までの21錠の間で、成分が何度か変化するもので構成されているピルがあるのですが、その変化が2段階のものを「2相性ピル」と言います。
「3相性」 「さんそうせい」 飲み始めの錠剤から飲み終わりの錠剤までの21錠の間で、成分が何度か変化するもので構成されているピルがあるのですが、その変化が3段階のものを「3相性ピル」と言います。

 

 お隣の韓国では、日本よりもずっと先にピルが解禁され、しかも薬局で気軽に安い値段で買えます。マーヴェロンよりもさらにホルモン量が少ないので副作用が少ないとかで、マーシロンのほうが人気だとか。

 ピルの欠点である副作用を減らすために改良が重ねられ、オランダのオルガノン社のホルモン量の少ない第三世代ピル「マーヴェロン」はあっという間に女性達からの支持を得ました。そのオルガノン社がさらに「マーヴェロン」よりもホルモン量の少ないピルを発表し、「マーヴェロン」よりも人気があるとか。

 日本では厚生省が1999年に一応、避妊用低用量ピルを認可したことはしたけど、「マーヴェロン」も一応認可したことはしたけど規制をつけたので、その規制に意義申し立てのためにオルガノン社は日本での販売をしないことにしました。日本では、「マーシロン」は認可すらされていませんが。

 私、一応、マーヴェロンもマーシロンも服用し、その上で又感想を載せますね。

 

実際服用した感想

最初は、普通に病院行って診察を受け、低用量ピルを処方してもらった。3相性のピル「アンジュ」だった。体調は悪くなかった。
それから思うとこがあって、個人輸入代行を利用して日本では販売されていない1相性の低用量ピルを服用した。

   
マーヴェロン Desogestrel 0.15mg & Ethinylestradiol 0.03mg
オルガノン・オランダ社

私は週末に生理がこないようにするためのサンデー・スタート方式をしています。日曜から21錠服用→22日目の日曜から休薬7日間で、日月火ときて、水木金と出血、土曜にはもう出血なし。で日曜から新らしくピル服用再会。体調は、3相性のん(アンジュ)と違いはなし。ただ、1相性のピルって、生理日調整とかに便利ね。

マーシロン Desogestrel 0.15mg & Ethinylestradiol 0.02mg
Ethinylestradiolを0.02mgに抑えた超低用量ピルです。
マーヴェロンと同じオルガノン・オランダ社。

同様に日曜から21錠のんで、日曜から休薬7日間だけど。日月ときて、火曜日にはもう出血し、水木ときて、金土とジワジワとした出血が続いてイヤだった。
 マーヴェロンのほうが、出血が短期でキレがいいって感じだったな。

ガイネラ シエーリング社の21錠タイプ。
Gestodene 0.075mg & Ethinylestradiol 0.03mg
メリアン フランス製 一相性ピル 21錠タイプ。
シエーリング社。Ethinylestradiolを0.02mgに抑えた超低用量ピルです。
Gestodene 0.075mg & Ethinylestradiol 0.02mg

これもオルガノン社のマーシロンと同様、出血が少量ずつジワジワと続く感じでキレがないのがイヤ
ヤスミン シェーリング社の最新ピル。これまでのピルの副作用でみられた若干の体重増加をなくす事に重点に開発された新しいタイプのピルです。
Drospirenone 3mg & Ethinylestradiol 0.03mg
ダイアン シエーリング社の21タブレットタイプ。
Cyproterone Acetate 2mg & Ethinylestradiol 0.035mg

これも休薬期間中の出血が少量ずつジワジワと続く感じでキレがないのがイヤ。ピルを再服用した日でもまだジワジワしていて。

 ちなみに「マーヴェロン28」といい、実薬21錠+偽薬7錠のやつです。ところがこれ、私には使い難く、失敗(ややこしいから、偽薬捨てようとしたら、実薬を間違えて捨ててしまったので、今箪笥の肥やし状態)。
 私には実薬21錠タイプのばっかりで、私にはこっちがいいな。