中絶に関する本

   
   
菊田昇『私には殺せない “赤ちゃん斡旋事件”の証言』(現代企画社)1973年10月30日  
菊田昇『この赤ちゃんにしあわせを 菊田医師赤ちゃんあっせん事件の記録』(人間と歴史社) 1978年4月20日  
菊田昇『天使よ大空へ翔べ』(恒友出版社) 1979年11月26日  
生天目昭一(なばため しょういち)『闇に哭く胎児たち  人口妊娠中絶』泉文社 1980/06月10日発行  反中絶の本。

 表紙に【史上最大の胎児大量虐殺! ピル なぜ日本の女性に与えられないか 奇奇怪怪な優生保護法 日本母性保護医協会30年間の功罪】って副題が。

 表紙のイラストもどぎついし、中絶された胎児の写真の掲載もどぎつくってイヤ〜ン。

 日医と日母に対する反感が強いようで
【成長の家政治連合を中心とする改正推進の運動は、国会の内と外で活発に展開されたのであります。しかし日医と日母の猛烈な反対により、二年後、審議未了で廃案とされてしまいました。「改正を阻止したのは、中ピ漣とウーマン・リブの諸団体である」と、上手に逃げることも忘れなかったのであります。】
【日医と日母は、経口避妊薬ピルの解禁に極めて消極的態度を示しております。傘下開業産婦人科医の収入を保証するため、中絶を減少させないようにあらゆる手段を講じているのであります。】やて。
 全体的になんかうさんくさいし、デマゴギーと思わないと。

 ただ、避妊用低用量ピルの解禁には賛成。そこだけはいい。

「著者略歴」によると、1927年生まれで、泉文社主筆、医事法学研究会幹事やて。
 他の本が『堕胎罪の法理論とローマ思想』『日本医師会を斬る』

菊田昇『赤ちゃんあげます』(集英社) 1981年3月25日  
高橋梵仙『堕胎間引の研究』第一書房 
「昭和十一年九月九日発行」「(非売品)」だったのを、「昭和五十六年四月二五日 復刻」したと1981年4月25日復刻 4,000円!
いつの時代の本やねん!ってツッコムほど、読みにくい。江戸時代の本でも復刻したの? えっ「昭和十一年発行」やて。
「財団法人中央社会事業協会 社会事業研究所」が企画したみたい。
週間ブックス特別取材班『いまなぜ優生保護法「改正」か』(現代書林) 1983年3月30日  
社会評論社編集部編『女の性と中絶 優生保護法の背景』(社会評論社) 1983年5月30日発行 1982年、成長の家の村上正那国会議員によって、優生保護法から「経済的理由」削除の提案がなされ、女性達が猛反対したことあったでしょ。あのころの息吹が伝わってきます。

私、そういう騒動だけはニュースで知っていたけど、全然関わってなかったなあ。

執筆者は、吉武輝子(よしたけてるこ)、中下裕子(ゆうこ)、落合誓子(せいこ)、吉清一江(よしきよかずえ)、田辺聖子、野地(のじ)せい子、平智子(たいらともこ)、青木優子、岩月澄江(いわゆきすみえ)、宮子(みやこ)あずさ、谷合規子(たにあいのりこ)、福本英子、原田瑠美子、福島みどり、ヤンソン由美子

日本家族計画連盟『悲しみを裁けますか 中絶禁止への反問』(人間の科学社 ) 1983年05月30日発行 ↑上と同じく、中絶容認派の主張。

社団法人日本家族計画連盟は、1954(昭和29)年設立。国際家族計画連盟の加盟団体。当時の会長は戦後初の女性議員となった加藤シヅエ。理事長は久保秀史。事務局長は近泰男。

執筆者は、岡部伊都子(いつこ)、兼松左知子(かねまつさちこ)、鈴木尚子、丸本百合子、山本直英、青木やよひ、一条ふみ、柳原一彦、安西篤子(あつこ)、辻田ちか子、丸山友岐子、我妻尭(わがつまたかし)、柴谷篤弘(しばたにあつひろ)、中島通子、北沢杏子(きょうこ)、原田瑠美子、安部井重子(あべいしげこ)。
他にも多数の女性たちによる、中絶禁止反対の手記が。

1954年に、家族計画普及会も発足。後の家族計画協会。

同年の1954年に発足したけど、家族計画連盟と家族計画協会とは別組織らしい。
このニ団体の組織の歴史を知りたいけど、いい資料が全然。それらの団体がそれぞれ出している資料は、書き方が曖昧。なんか知られたくない過去があるのか? 誰か資料求む!

谷合規子(のりこ)『なみだの選択 − ドキュメント優生保護法』(潮出版) 1983年7月10日 作者は1942年生まれ。

保守派たちが優生保護法の中絶から「経済的理由」を削除しようとし、それに女性団体などが反対の声をあげ、そのかいあって、廃案。

その保守派たちの人脈や政治的な背景を懇切丁寧な取材で暴き出した、すごい読み応えのある本。右翼宗教団体「成長の家」の描写がすごい!

 ただ、彼女もセックスに関しては保守派で被害者意識でしかみれない貧しい考えやから、ピルの解禁に関しては悪い印象をいだいているのが残念。

   
   
   
マグダ・ディーンズ(Magda Denes)『悲しいけれで必要なこと 中絶の体験(IN NECESSITY AND SORROW)』(晶文社) 日本語訳版は1984年7月20日 原著はアメリカで1976年  
ロナルド・レ−ガン『私は許さない 中絶と国民の良心』 デ−タハウスから、中山立の訳で1984年10月20日発行

当時のアメリカ大統領ロナルド・レーガンの『中絶と国民の良心』、C・エバレット・クープ『アウシュビッツへの道』、マルコム・マゲリッジ『人道的大虐殺』の3つ。
『ヒューマン・ライフ』誌に掲載されたもの。

原著は、Ronald Reagan『Abortion and the Coscience of the Nation』
C. Everett Koop, M.D.『The Slide to Auschwitz』Malcolm Muggeridge『The Humane Holocaust』で、1984年にThe Human Life Foundation, Inc. から発行。

中絶反対の本。

 ただ、彼らのずるいのは、中絶と、妊娠中の胎児が身体障害者かを調べる出生前診断をした上での中絶とをゴッチャにしているところ。

 私の友人、30男の身体障害者介助人は立岩シンヤの生命倫理を紹介して、「今、どうしても産めないって中絶するのは構わないねん。ただ、出世前診断をして、健康なら産む、障害をもっているなら中絶するのはダメ。選り分けてることになるでしょ」って。言いたいことよくわかる。
 ただ私「この前、女の友人達と飲み会で『30すぎると、妊娠出産すると身体障害者が産まれる確率が高いし、ツライね』って言ったら、皆『ツライね』って言ってね。やっぱり、よう産めんわ」って言ったら、彼の顔、怒ってたけどね。私、身体障害者が産まれたら、よう育てられんから、子ども産まない。これを身体障害者の方が読んで「傷つきました」って言われたら、平身低頭しておわびをしますけど。ごめんなさい。

<ショワジール>会編(Association<Choisie>)『妊娠中絶裁判 マリ=クレール事件の記録(AVORTEMENT: UNE LOI EN PRECES  l'Affaire de Bobigny)』(みすず書房) 日本語訳版は1987年3月26日発行 原著はフランスで1973年発行  本書の、後ろ表紙からの引用。

 【きっかけは、ごく普通の女子高生だったマリ=クレールが強姦され、ヤミで中絶せざるをえないせっぱつまった状況においやられたことだった。本人のマリ=クレール、彼女を助けた母親とその同僚たちを裁くはずだった裁判は、法律を断罪する裁判にかえられた。16歳の少女は、期せずして、この歴史的事件のヒロインになったのである。】

 1972年には、フランスで出生前診断開始。胎児が身体障害者などの場合は中絶。胎児が健康な場合は中絶はダメだったけど。
 この事件をきっかけに、フランスでは、1975年に中絶合法が5年間の時限立法として成立。1979年には、中絶法が若干の改正を経て恒久立法となった。

 私、昔『マリ・クレール』って中央公論社の女性雑誌を宝物のように毎月買っていたのね。元々がフランスの雑誌で、中央公論社が日本語版にアレンジして出版してもいいって契約を結んで売ったのね。
 マリ・クレールの名前の由来って、たぶん、彼女ね。

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2008年に、当掲示板「みんな、なかよく」に以下の書き込みがありました。


マリ・クレールについて 投稿者:通りすがりの者 投稿日:2008年 3月23日(日)21時43分15秒

マリ・クレールのタイトルの由来を検索していて「中絶に関する本」のページにたどり着きました。
高校生マリ・クレールに関するボビニー裁判は1972年で雑誌の創刊は1937年ですので、雑誌タイトルの由来はこのマリ・クレールではありません。
ちなみに1910年にパリで出版された「マリ・クレール」という小説が評判になりました。作者のマルグリット・オードゥーは雑誌発刊の1937年に亡くなっています。こちらが雑誌名の由来ではないかと思い、ソースを探していますがまだちゃんと見つけていません。



   
   
「女の人権と性」シンポジウム有志『沈黙をやぶった女たち 映画「中絶―北と南の女たち」をめぐって』(ミネルヴァ書房) 1988年7月10日 シリーズ「女・いま生きる」第29巻。

映画「中絶―北と南の女たち」をめぐって

ユダヤ系カナダ女性の映画監督、ゲイル・シンガー。

1983年3月、カナダの映画製作スタッフが、世界の女たちがおかれた中絶の状況を映画にするために来日。

1984年カナダ映画 ゲイル・シンガー監督『ABORTION--STORIES FROM RORTH AND SOUTH』(55分)

執筆者は、ヤンソン由美子、堂本暁子、土本典昭、駒野陽子、丸本百合子、青木やよひ、加地永都子、山本コータロー、落合恵子、宮淑子、田中喜美子、金住典子、駒沢喜美、柴崎和惠、芦野由利子、草野いづみ

菊田昇『菊田医師と赤ちゃん斡旋事件の証言 お母さん、ボクを殺さないで!』暁書房 1988年7月15日  なんと! 彼もキリスト教徒!
  「小さないのちを守る会」との連帯が。付録に辻岡健象との対談「菊田医師の本音を聞く」
 ちなみに、ゲイリー・ノース『中絶救助隊』と同じ、暁出版からって縁が。原著はアメリカで1989年発行、日本からは床田 亮一【訳】で暁書房1993年3月25日出版。「小さないのちを守る会」の代表 辻岡健象牧師が「解題」を書いていた。

 1973年に

1987年9月18日、特別養子制度が参議院(国会)において全会一致で可決され、成立。1988年1月から実施。

 「7ヶ月の妊娠中絶は殺人だ」と主張し、とうとう、6ヶ月までにしてしまった。困った方やなあ・・・。

昭和61(1986)年12月大腸癌、昭和62(1987)年に佐伯晴郎牧師の手で西仙台協会で先例を授けられた。
キリスト教倫理や、「小さないのちを守る会」との連帯とか、ちょっと、苦手なところも。

「第七章 特別養子制度の誕生を迎えて」の「特別養子制度誕生とこれからの闘い」の主張には、私もすごく共感します。「日本から人口妊娠中絶をなくすためには、政府が“ピル”の解禁を断行」し、「母の戸籍の特別措置」を認めればよい」と、かなり進んだ考えをなさっています。未婚女性の妊娠出産への非難が中絶の最大の原因だとわかっていて、未婚女性の妊娠出産歴を隠してあげようという考えは過激で正しい。確かにそういう点では、決して嫌いになれません。

 巻末に、妊娠中絶反対のキリスト教団体「小さないのちを守る会」代表、辻岡健象牧師との対談が。
 日本の血縁信仰批判があって、結構共感できるところもある。実の親より、愛嬢をもって育てる育ての親ってね。

   
マイケル・J・ゴーマン『初代教会と中絶』

原書名はMichael J.Gorman『ABORTION AND THE EARLY CHURCH』1982年に米国で発行。
そうそう。誤植で「early」が「earlw」なってやんねん。

平野あい子(ニ松学舎大学文学部非常勤講師)による】で1990年7月16日すぐ書房から発行。

著者も、訳者も、中絶反対派。
   
ウイルキー博士、ウイルキー夫人(DR. & MRS. J. C. WILLKE)『わたしの生命を奪わないで(ABORTION QESTIONS & ANSWERS)』燦葉(さんよう)出版社 日本語版は1991年4月19日発行 原著はアメリカで1985年、改訂版が1988年、第4刷が1989年発行 燦葉(さんよう)出版社の発行者は白井隆之

著者の序文の末に「Jack and Barbara Willke」

「息子「Joe」が協力してくれたって。

アメリカの妊娠中絶反対のプロ・ライフ派の夫婦の出した本。

最初のカラー写真で、「まだ生きて成長中」って親指大の胎児。イヤ〜ンやめてええええ。

「第29章 産児制限」では、避妊ピル、IUDすら精子や卵子の堕胎だって、反対しています。

菊田昇医師が1990年にオスロで開かれた国際生命尊重会議に日本代表として参加して、【そのとき、ジョン(←ジャックちゃうん?)・ウイルキー博士より1冊の本を贈られました。それがこの本であります】って。

訳者が菊田昇(のぼる)。
経歴はこの本によると
【1926年宮城県石巻市生まれ。1949年東北大学付属医学専門部卒。1956年東北大学より学位授与。1957年秋田市立病院産婦人科医長。1958年石巻市に菊田産婦人科・肛門科医院を開業】。
著書が
『私には殺せない』現代企画室(1973年)
『この赤ちゃんにもしあわせを』人間と歴史社(1978年)
『天使よ大空へ翔べ』恒友出版社(1979年)
『赤ちゃんあげます』集英社(1981年)
共著『いまなぜ優生保護法「改正」か』現代書林(1983年)
『お母さんボクを殺さないで』暁書房(1988年)

 私が菊田医師のことを初めて知ったのはNHK−BSの海外のニュース。古い古い映像で、日本の東北の産婦人科医師が。なんやろ思って見てたら、かつて中絶を希望する患者たちに「世間体が悪くて産めないっていうのなら、ヤミで養子縁組をしてあげるから」と説得して産ませて、それと子供ができなくてほしいけど戸籍に養子縁組と記録に残るのが困る方々には、その人が産んだことにしてナイショで斡旋したとか。警察沙汰になったけど、菊田医師自身は「自分はいいことをしている」と信念をもっていたとか。逆に海外からは大勢の子供達の命を救ったと賞をもらい高く評価されているとか。
 で、その後、日本人の解説者に場面が変わり、色々とその事件のことを解説していた。
 母にそのニュースのことを話して「菊田医師って知ってる」って聞くと、母「うん。もう、ものすごい大ニュースやったのよ」やて。

 で、TVで過去の偉人を再現ドラマ化するん、あるでしょ(『知ってるつもり?』か『驚き桃の木20世紀』かなんかそんなの)。それに菊田医師事件が取り上げられるっていうので観ましたよ! もうお亡くなりになられたのね。ただ、TV製作側は美談とまとめるために、最後に菊田医師の望んだ養子縁組制度の改正案(中絶の動機や、子供がほしくっても養子縁組をしたがらない方々の動機が、出生の秘密をしられたくないってことをよく知っていた菊田医師の望んだのからしたら不充分やったみたいやけど)を「よかったよかった」ってとりあげたのはいいけど、中絶期間の短縮まで「いい話」ととりあげたのはどうかな〜思うけど・・・。菊田医師の運動成果なんてものやなく、ただ単に出生率低下になり、政府が出生率をあげるためにしたことちゃうん? せめて、その法律の変更に反対している女性団体もとりあげるべきだったのでは?

ジョン・ウィルキー博士は人口妊娠中絶に反対する「国際生命尊重連盟」(国連の非政府期間で本部はスイスのローザンヌ)の会長。アメリカ人の産婦人科医。

1991年4月25日〜27日東京で人口妊娠中絶に反対する「国際生命尊重連盟」(国連の非政府期間で本部はスイスのローザンヌ)開催。ジョン・ウィルキー博士と夫人も来日して参加。
4月27日、世界生命賞が菊田昇医師に授与された。8月菊田昇医師死亡。

   
   
ゲイリー・ノース『中絶救助隊』

原書名:Gary North『TRESPASSING FOR DEAR LIFE:What Is Operation Rescue Up To?』 1989年発行

床田 亮一【訳】で暁書房(1993-03-25出版)

反・中絶の本。

中絶救助隊は、中絶反対のために過激な活動をしている団体。

 キリスト教徒が程度の低いアジビラを書いたのね。オペレイション・レスキュー擁護のアジビラ。「結論」で、「オペレイション・レスキューに小切手を」って。

まえがきを書いたのが宇田進(東京基督教大学教授・共立基督教研究所所長)
【著者ノース博士は、ウエスト・ミンスター神学校(筆者はそこで彼と知り合う機会をもった)で神学を修めた後、カルフォルニア大学より経済史の分野で博士号を取得。現在、前出のキリスト教経済研究所を主催しつつ、アメリカ再生論で広く注目されている「クリスチャン・リコンストラクション」(Christian Reconstruction―詳しくは『新キリスト教事典』いのちのことば社に寄せた筆者の解説参照)運動の一人であり、その著書も三十冊にものぼっている。】やて。

解題を書いたのが、辻岡健象(小さないのちを守る会)

辻岡健象(けんぞう)『小さな鼓動のメッセージ』(いのちとことば社) 1993年6月10日 「ちいさないのちを守る会(プロライフ ジャパン)」代表。キリスト教の牧師 1933年生まれ。奥様は敏子。

『百万人の福音』に1990年10月号〜1993年3月号に連載したのをまとめたのやって。

 「ちいさないのちを守る会(プロライフ ジャパン)」1998年発足で、代表 辻岡健象牧師、会員約700名(1990年1月)、2000名(1993年)
@中絶の防止
A養子縁組の斡旋
Bいのちと性に関する啓蒙教育
C中絶体験者へのキリストの福音による救いの提供

辻岡健象『小さな鼓動のメッセージ』(いのちのことば社)(1993年6月10日発行)(『百万人の福音』に1990年10月号〜1993年3月号連載)は、妊娠中絶反対派の人脈や歴史が分かるから、そういう意味では利用価値大。

   
ロジョー・ローゼンブラット(Roger Rosenblatt)『中絶(LIFE ITSELF)』(晶文社)19966年6月30日 原著の発行は1992年  
   
   
上笙一郎・編 「日本<子どもの権利>行書 20」『小泉英一・著「堕胎罪研究」 早田正雄・著「私生児保護すべきか」』 (久山社) 1996年4月25日発行 解説は佐々木保行(やすゆき)(鳴門教育大学教授)。

小泉英一(1892〜1978)は刑法学者・法学博士。1948(昭和23)年7月13日に公布された優生保護法の成立に多大な影響を及ぼした。
『堕胎罪研究』は、1934年に巌松堂書店から発行。
その後、1956(昭和31)年に、第二次世界大戦後の社会の変化や進展を補うためにさらに資料等を補足した『堕胎罪の研究』を敬文堂出版部から発行。

早田正雄『私生児保護すべきか』は、1925年に巌松堂書店から発行された。東京市社会局勤務の法学士。

   
中野東禅(とうぜん)『中絶・尊厳死・脳死・環境―生命倫理と仏教』雄山閣出版 (1998-03-05出版) 1939年生まれ。駒沢大学大学院修士終了で、講師。大正大学、武蔵野女子大学講師。いずれも生命倫理、死生学担当。京都市龍宝寺住職。
   
   
   
   
   

 

 

↑以上、

「紀伊国屋書店 インターネット仮想書店」 有料。本の登録に関しては、正確さ、量とも、ここがダントツ。会員なって年会費払って検索を利用。「ピル」「避妊」「家族計画」「バースコントロール」「受胎調節」「中絶」「堕胎」で検索したのを、図書館にリクエスト。
「イサイズ・ブック」 無料。紀伊国屋の検索は本の表紙(題名や副題)だけだけど、ここのは本の中の目次もチェックできるから、↑ではとりこぼしたのも入れられた。
ただ、紀伊国屋のほうが、正確さ、登録量とも上です。金とるだけのことはある。

 

 

 

参考資料