MAR THORMA YOUTHS「Where True Love Waits How one woman dramatically changed the teen pregnancy rate in Rhea County, Tennessee.」

 

和訳、批判/のら猫の手

 

真実の愛が待つところで
1人の女性は、どのように劇的にテネシー州Rhea (レアー)郡の10代の妊娠率を変えたか。

ゲイリー・トマス(Gary Thomas)

土曜夜11:30に電話がなりました。 「ミス・キャシ(Cathi)」十代の少年の声がしました 「僕が電話をしたのは、助けが本当に必要だからです。 私は本当にセックスしたい、しかし僕はセックスをすべきでないのを知っています」
キャシ・ウッズ(Cathi Woods)は少年の声を認識し、 少年が「よきキリスト教徒の家」から電話をかけてきていることを知っていました。 彼は、ガールフレンドとのデイトから今ちょうど戻ってきたところで、 彼らの情熱が制御しきれなくなっていたことを恐れていました。
「僕たち二人ともクリスチャンです」と少年説明しました 「しかし、僕たちは度を越しすぎました。私たちはともに眠りませんでした。 しかし、私はを次回のことで心配しています。 あなたは私が話しかけることができるただ一人の人です」
ウッズは、少年に電話カウンセリング通じて静かな語り口で少しずつ1時間もかけて段階を踏んで教えました
「あなたは、今現在、どれほど罪悪感を感じているか知っていますね?」彼女は尋ねました。
「はい」
「そのまま進めば、100倍悪く感じるでしょう」
「僕は今最悪の罪悪感を感じています」若者は認めました。
ウッズは、少年に連祷《司祭の唱える祈りに会衆が唱和する形式》を唱えさせました。電話の終わりには、少年は泣き叫んでいましたが、非常に感謝しました。
「ありがとう、ミス・キャシ」と彼は言いました。「あなたは、たった今私の命を救ったかもしれません」

キャシ・ウッズはテネシー州Rhea 郡高校校長Pat Conner が「著しく効果的な」と呼ぶ禁欲計画の立案者でした。 たった1年で、Rhea 郡は10代における一人当たりの妊娠数がテネシー州で1位だったのを10位にまで転落させました。 2年で10位から46位に、そして1年後には64位ににまでなりました。 ウッズの計画以外、その高校でも共同体でも、全く何もされてはいません。
「この成功には、私は心底驚いています」とコナーは認めます。 「通常、一つの計画が、そのような著しい効果を見せません」
この計画の成功がめざましかったので、テネシー州が「タイトルV」連邦補助金のもとで連邦資金を受け取ったとき、 総額$35,000 がウッズの計画に関してRhea郡を称えて授与されることになった。 ウッズがキリスト教徒的信条を土台にしているとの率直な表明にも関わらず、ウッズは Rhea 郡における思春期妊娠会議の先頭に立つように依頼されました。 ウッズ自身はそれ以前にDaybreak Pregnancy Resource Centerで働くためにボストンに移動していましたが、 彼女がRhea郡で立案して成功させた計画は、彼女の後継者Mona Coffieldのもとで継続されます。
そのようなプログラムの必要は深刻だ。 1990年代には10代の妊娠率は減少し始めてきていますが、 the Medical Institute for Sexual Healthの報告によると、 合衆国では毎年約100万人の10代が妊娠しています。その内の3分の1が中絶します。 出産日に運び込まれた子供たちのうち、役72%が婚姻外で産まれました。 この社会荒廃は、若者たちの健康被害という形で警報を発することによって、悪化します。 1966年に、報告された伝染病10のうちの5つが性行為感染症でした(上位4位を含む)。 10代の若者たち(10〜19歳)と、若い成人たち(20〜24)が、最も性行為感染症にかかる危険の高い年齢集団です。
地方政府と連邦政府は、この問題を解決するために多額の資金を無駄にしてきました。 他にもっと成功した例があるのも見ずに。 毎年、100億ドルが、主要な性行為感染症や予防可能な難問と闘うために無駄に費やされました。 それにこの総額は、エイズに基づいた計画を含んでいません。100億ドルが失敗したところで、節制を教える計画が成功できるだとは、ありえますか?



未成年妊娠率低下の原因を、禁欲教育の成果かどうか、綿密に検証したのか?

それと性教育ですが。
アメリカの例。
『論座』2007年3月号より、町山智浩「性教育の名のもとに推進される“文化の転換”」「アメリカ絶対禁欲教育は未成年の妊娠・出産率を押し下げてはいない」
これはご一読をお薦めします。


「絶対禁欲教育」でのイヴェント「シルヴァーリング・シング」
10代の少年少女に婚前交渉を拒否するよう教える。参加した若者達は純潔の誓いの印として銀の指輪をはめる。結婚式まで配偶者と指輪の交換をするまで決して外さない。アメリカのすごいところは、少女だけじゃなく、少年まで!
「SILVER RING THING」HP
調査によると、誓いを破る若者の率が88%以上と高いこと。誓いを破る期間は、平均18ヶ月とか。誓約者が誓いを破ってセックスをした場合、非誓約者よりもコンドームを使わない率が3割も高いこと。絶対禁欲教育で「コンドームは役立たずだ」と教えられたからだとか。

保守的な田舎町の少女が、公教育では絶対禁欲教育がされているけど、仲間の少女達が避妊の知識もないままセックスをして妊娠し中絶もできないから人生を棒に振る例を知り、公教育で絶対禁欲じゃなく、避妊の知識も教えるように政府に訴えた。最終的には、避妊教育は得られなかったけど、彼女は将来政治家を目指すって。ドキュメンタリーとしてとりあげられた。
「THE EDUCATION OF SHELBY KNOX(シェルビー・ノックスの教育)


『論座』2007年3月号より、町山智浩「性教育の名のもとに推進される“文化の転換”」「アメリカ絶対禁欲教育は未成年の妊娠・出産率を押し下げてはいない」
これはご一読をお薦めします。

【妊娠率低下は禁欲教育の成果ではない】
【しかし、つい先日、『アメリカン・ジャーナル・オブ・パブリックヘルス』誌の07年1月号が、未成年妊娠率低下の原因は禁欲教育の成果かどうかを綿密に検証した結果を発表した】
15歳から19歳の少女を対象に「妊娠しなかったのは、禁欲したせいか、避妊をしたせいか」を調査した結果をまとめた。
★避妊による妊娠回避は86%
★禁欲によるものはたった14%★
★10大のセックス経験率そのものは減少していなかった。

コンドームの推奨をする勢力は公立学校から締め出されたものの、若者雑誌や音楽専門ケーブル局TV、インターネットでキャンペーン広告を続けてきた成果だろうか。若者は以前よりもコンドームを使うようになってきたのだ。

 

Where the Bible Belt buckles
バイブル・ベルト《主に米国南部の聖書根本主義が顕著なキリスト教篤信地帯》が屈するするところ

Rhea郡はブライアン大学(Bryan College)の本拠地です。 ブライアン大学の名前の由来は、 燃えるウィリアム・ジェニングス・ブライアン(William Jennings Bryan)で、 有名なスコープス(Scopes)裁判中における創造説に関する彼の防御で有名で、 彼にちなんで命名されました。 そこは非常に保守的な郡で、ほとんどの住人が自分自身をキリスト教徒と認識しています。
中には驚く方もいるかもしれません 「もしRhea郡がそれほど「宗教的」なら、なぜ婚前性行為がそのように問題となるのですか?」と。

コナー校長は、ある提案を提示します 「中には、セックスについての議論を好まない方もはいらっしゃいます。 中には『セックスについて語らないのなら、セックスは存在しない』と考える方もいらっしゃいます。 そういう考えは、若者たちに対して門戸開放策を放棄します」

テネシー州で10代の妊娠に関して最低の問題地域であった時期に、 Rhea郡は「セックス尊重」という国際的に利用されている禁欲カリキュラムを利用しました。 そのプログラムは、学生たちに非情に不人気でしたが、その理由のほとんどがその教授方法でした。
「子供たちは、それが冗談だと考えました」とウッズが報告した。 最年長の教師のうち2人がそれを教え、そして「セックス」という単語に言及すらしていないのに、 生徒たちの心を通りぬける問題について話すことすらなく、教師2人とも全く快適とはいえませんでした。 キャシ・ウッズが遂行できたことが示すのは、思春期の子供たちと通じ合おうとする思いやりのある有能な人々と組まないとプログラムは失敗するということです。ウッズは、その後、the Women's Care Center(女性ケア・センター) (地方の妊娠の危機に関する施設)のセンター長となり、 この問題は子供たちがなんでも全て聞くことができる場所でもっと簡単に接近できるようにと示されました。 彼女は、教育長との約束を予定し始めました。 南部の作家ジョン・グリシャムのヒロインのような粘り強さで、彼女は最高責任者がどこでランチを食べたかを調べ上げ、 次に、数か月を経て気軽な会話をかわすために現われて、そこで彼と親しくなり、 彼女はすぐに面会の予約をとっていました。
郡幹部ビリー・レイ・パットン(Billy Ray Patton)は、 彼は彼女から接近される準備ができていたと言います。 「私は13年間教育委員会の一員だった」と彼は振り返ります。 「そして毎年毎年、十代の妊娠率は上昇しつづけ、ついにほぼ40パーセントにまで上り詰めました。 私たちはこれを減少させるために私たちが何を行うことができるか知ろうとして、頭を絞っていました」
パットンが地方で見てきた現象は、全国的にもおこっていました。子供たちが昔よりもさらに幼い頃から性的に早熟になり活動的になってきているのです。 キリスト教のプロ・ライフ(中絶反対派)の牧師でCare Netのリン・ビスビー( Lynn Bisbee)は示す 「私の照準は、私が初めて禁欲教育を始めたとき 1987)は、いくつかの高校や大学でした。しかし今や、本当に効果的であるためには、私たちは中学校の学生たちにまで対象にしなくてはなりません」

議会は、「セイフ・セックス」というアプローチの相対的な失敗と同様に十代のセクシュアリティの危機も認識し、 1997年に「タイトルV」(禁欲に基づいた教育のための補助金を分配する) と呼ばれるプログラムの下に新しい資金を充当しました。
「タイトルVは、全ての問題に対して強烈な衝撃を与えました」ビスビーは語る 「それは議論を全国討論に変えました」




直接的な会話

保守的なRhea郡では、ウッズのキリスト教の背景が妨害ではありませんでした。管理者はウッズの信仰を、彼女が性の問題についてあまりにも直接的であるということほどには、 恐れませんでした。
「私は直接的でなければならない」とウッズは説明します 「その理由は、子供たちがその問題に関して教会で礼拝中に聞いていませんので」

コナーは、ウッズからプログラムに関して接近された時非常に慎重だったことを覚えています。彼は、婚前の性的な行動に関する深刻な問題の存在に向き合うよりは「その問題に蓋をする」ような人々からのすさまじい否定の反応を予測していました。

コナーの支持を得させた(それとも彼を消耗させたのか)のは、ウッズの執念でした。 「彼女は決してそれを死なせないだろう」とコナーは笑います。「訪問、電話、どんな手段でも」

コナーもパットンも、単に仕事を求めていたとか(彼女には引き合いませんでした) あるいは政治的な予定表を宣伝するとかのためにやっていたとは思いません。 二人とも、彼女は子供たちにまで届きたかったのだと信じています。 パットンとコナーが気付かなかったのは、ウッズの心配事が個人の産みの苦しみから生まれたということです。

ウッズは自分のプログラムを開発する準備の一部として、ウッズは何百人もの6年生から9年生の世論調査をし、 ウッズはなぜ彼らセックスするのかについて尋ねて、驚いたことに、ただ一人の学生だけが「私が恋しているので」 と答えました。79パーセントが婚前性行為をするのは「ぴったりくるか、かっこいい」からだと言いました。 第2の最もポピュラーな答え(女性ではなく男性からの答え)は「気持ちいいから」でした。 興味深いことに、この答えを選んだ女性は一人もいませんでした。

性感染症に関する正確な統計は入手するのが困難です。 連邦政府は、報告されたSTDだけ要求し、また、これらは複雑で不完全な過程を通じて集められます。

例えば、クラミディア感染者のうち、男性の40パーセント以上および女性の80パーセント以上が自覚していません。

学生ローラ・コウデン(Laura Cowden)の推測では、 十代がセックスするのは「彼らには、他の選択権がないように感じているからです。 彼らが仲間外れになりたくなかったら、彼らは別のレベルに進まなければなりません」

ウッズの生徒の一人レイチェル・ヘルド(Rachel Held)はメディアの問題を指摘します。10代に人気の雑誌『Seventeen』『YM』などは「セイフ・セックス、セイフ・セックス、セイフ・セックス」と教えます。それらの雑誌は決して「禁欲」に言及しません。これらの雑誌は学校で生徒から生徒に手渡され、学生の見解に多大な影響を与えます。

熱心なキリスト教徒の家庭の二世ハイジ・シーラ(Heidi Seera)は、家庭に不在で子供に対して放任すぎる親だと子供が性的に活動的になるのでしょうと主張します。 「親たちの中には、子供をしたい放題にさせていますが、(子供たちは)不良たちと付き合うようになります」

 

格闘中の同士

ウッズの学生たちへの訴えの一部は、彼女がそれらをa fellow strugglerと呼んだということでした。 36歳で、ウッズはは魅力的で、社交的で、シングル・マザーです。 彼女の子供は彼女がクリスチャンになる前にお腹の中にいて、 そして彼女は彼女独自の性的純潔を維持する戦いを自由に共有してます。

「30代半ばの女性は、性的なピークにいます」とウッズは彼女の生徒たちに語りました。 「また、私のホルモンはあなたたちのホルモンと同様に活発です」

これは、なぜウッズが夜に5件もの電話がかかるのも珍しくないのかを説明します。 その学校に来てまもないのにも関わらず、です。大勢が「分かりました。 キャシ。あなたがどうするのか教えて」と答えます。

というのも、このプログラムが公立学校のためにあったので、ウッズは聖書の節を言うことができませんでした。 しかし、ウッズは、禁欲が「神なしでは」効果がないと示唆した牧師と議論しました。

「お願いしますが」彼女はと確固として言います。 「非キリスト教徒は、いつ何回でも、性的に純潔として結婚します。」 彼女のアプローチは、聖書の議論をせずに、聖書の価値と一致しています。

ウッズは聖書あるいは「神は語る」という言葉を使用しませんでしたが、 レイチェル・ヘルドのようなキリスト教徒の学生は激励されました。 レイチェルは説明する「(ウッズのクラス)は、 私の人生にある神が定めたこれらの法や規則は全て、 私から性体験を奪ったり性体験から引き離したりなんかしないってことに気付くのに役立ちました。 神の定めた法や規則は、私を保護するためにあったのです。 あの体験は、実際に私と神との関係を強化し、 神がただ単に一まとめの規則(法律を制定するためだけ)ではないということを知らせてくれました」

ウッズは、彼女に効果的な接近法をとりました。 それも、彼女が未だキリスト教徒になっていないときにです。病気への恐怖です。

「少なくとも25の性感染症があります」彼女は指摘します。 「私が禁欲を実行し始めた時、私は病気への恐怖から逃れるためにそうしました。 私は世の中に存在する死を恐れ、特にエイズで死んだのが二人いることを知ったからです。 それだけで、私にこう思わせるに十分です『セックスにそれだけの価値があるのか?』 答えはノーです」

このプログラムについて尋ねられた時、学生は最も思い出すのが、STDsについてのセクションでした。

ウッズが、性的に乱雑なライフスタイルの危険をもっともっと教えるとともに、 彼女は彼女自身が検査される必要があることを悟りました。

「私は、私の息子のお父さんがB型肝炎(それは不治の性感染症である)を持っていることを知りました。 さて、私はその病気にはかかっていませんが、その病気にかかっていた可能性もあります。 皆さんの目の前に立っている女性が、命取りになる疾病にかかっていたかもしれないのです」

ウッズは生徒たちの注意をひいたのは、彼女がエイズ検査の結果を待つことになったときの説明でした。
「エイズ検査をしたら、2週待たなければなりません」と彼女が言います。 「私は素晴らしい人生を持っていました。 しかし私が「素晴らしい人生」を振り返ったとき、私は自問しました。 素晴らしい人生が私にエイズを与えたなら、それはそれだけの価値があるのかどうかと。答えはノーです!」

子供の疾病への恐れの利用に加えて、ウッズは自分の過去の失敗に関して非常に正直で、 過去の失敗が彼女にどのように影響を与えたかに正直で、 特に「父親の愛」への探索がどのように彼女を婚前セックスへと関わるようになっていったのかに正直であった。

Heidi Seera(ハイジ・シーラ)は、 ウッズの個人的な格闘の話が他の生徒たちに話を聞く気にさせたのだと思っています。 「聴衆は、キャシが自分自身が何について語ろうとしていたかを知っていたこと知っていました。 彼女は話の中に多くの感覚を入れることができました。」

新入生ローラ・カウデ(Laura Cowde)が禁欲的なままでいることを決意していた一方、彼女は、ウッズのプログラムを経験した性的に活動的だった友人たちのことを知っています。
「キャシは何人かの心臓に杭を打ち込みました。 私が話をした性的に活発な人たちはこんな感じで言いました 『私がこのことについてどう感じているか、彼女は理解している。苦痛と精神的結果』」

ヘルドは語る「そのクラスの終了までに、性的に活発だった人々はすごく落ちこんで、誰にも話さなくなるの」さらにこう付け加えた「今じゃ、私は頭を高く上げることができます。 ええ、私は純潔です」

そのメッセージ

ウッズのプログラムは魔法でなく、それどころか特に異常ということではありませんでした。 彼女への支持が働く要因のうちの1つは、 彼女に2週間も与えるRhea 郡の意欲でした。 しばしば、学校はプレゼンテーションを、3日(1日当たり1時間)に制限します。

デイ1は、ウッズの個人的な経験から始まります。 コウデンはこれをウッズのプログラムの最も効果的なところだと言います。 クラスルームが静まり返るのは、決まってウッズが以下のことを言うときです 「もし神が私に近づき 『キャシ、私があなたの望みを一つかなえてあげましょう。何がお望みですか?』 とおっしゃられたとします。 私の望みはただ一つ、処女に戻れますように。 結婚の初夜の処女ほど素晴らしいものは、この世にないと私は思います」

プログラムの第2、第3日の間、ウッズは、男性と女性との間における、性的な成長と人間性の違いについて議論します。 ウッズは、さらに生徒たちに彼らの「理想」の仲間について記述してくれるように依頼します。 生徒たちは、他の性的に活動的だと知られている生徒たちが「私は純潔と結婚したい」と宣言するのを聞いて驚きます。

「生徒たちのプロフィールで、少なくとも75%の生徒たちです。 その例を含みます」ウッズは言います「そしてそれは他の生徒たちの目を見開かせます」

True Lies

男性の大学生の34パーセントは、セックスをするために、 彼らは過去の性的なふるまいに関して交際相手を偽ったと認めました。

その後数日の間、ウッズは、少年たちを少女たちから引き離し、 Dr. Joe McIlhaneyの性行為感染症のスライドや他にも思春期や妊娠などの話題について議論を交わします。 8時間目は、AIDSについての議論や、 「Focus on the Family」発行のヴィデオ『 Sex, Lies, and the Truth』を見せます。

デイ9には、それぞれの目標や夢についての議論を含みます。 生徒たちは、今から1年後、5年後、10年後にはどこにいたいかを考えるように励まされます。 ウッズは、さらに婚前セックスの結果を強調するためにいくつかのゲームを利用します。

デイ10は、生徒たちがウッズに聞かずずじまいだったかもしれない質問をウッズに聞くために残されています。 その質問はカードに書かれるので、生徒たちは無名で聞くことができます。 これが、かつての禁欲を主張する教師たちがしばしば失敗した部分です。 質問とは、個人的でやっかいなものなのだとういうことに気がつかなかったのです。

Seeraは、 ウッズは「くつろいでいて、少しも困惑しているようには見えませんでした。 だからクラスを解放することができたのです」

ウッズはどんな質問も拒否しませんし、さらに婚姻外の性行為は有害だということには率直です。 この例外のないアプローチは、生徒たちのほとんどを飽き飽きさせないように見えます。

この無例外アプローチは、ほとんどの学生を飽き飽きさせるようには見えません。 ウッズは「子供たちは境界に貪欲である」ことを知りました。

ウッズの禁欲プログラムは、成功しますが、その困難な日々なしではありませんでした。
ウッズはある日の午後の例外的に乱暴だったクラスのことを思い出します。 子供たちが、議論で、喚き叫び、風刺にして笑いました。彼女がついに止めに入って、言いました「知ってるわね。私はこれをするために1ダイム(10セント硬貨)も払っていません。しかし私は払います。その理由は、もし私が一人の人間を変え、ある人間を私がしでかしたことと同じ過ちをしないようにできるなら、 それにはそれだけの価値があるからです」
既に100億ドルもかけて失敗していたのに、禁欲を教えるプログラムが効果をあげるのは可能なのだろうか?  キャシ・ウッズはそれが可能なことを証明した。ウッズは彼女の涙を隠すために黒板に戻りました。そしてその瞬間に、ベルが鳴りました。彼女は生徒たちがfile outするままにしておき、黒板のほうを向いたままだった。 そして彼女の肩がトントンと叩かれるのを感じました。ウッズが振り返って見えたのは、学校の「運動バカたち」の一人で、人気のある運動選手の男性で、 彼は「ミス・キャシ、あなたはかつて私の人生を変えました」
ウッズは、中心に戻りながらずっと泣きました。 「神はご存知ですよ」彼女は、涙を流しながら半分笑って言いました。 「人はロバを利用してもいいし、私を利用してもよい」

これらの子供たちとの関係もあって、ウッズがRhea 郡を去ることは非常に困難でした。 「私はまだ例の子供たちとのつながりを保ってっていきたいと思っています」と彼女が言います。 たとえ彼女が去ってから数か月もたつというのに、彼女はまだ金曜と土曜の夜遅くに長距離電話がかかってきます。 これがウッズにある驚異です。
「ここにいるこの私は年を取った中年女性で、そして子供たちが私と話をしたがります!」

ウッズのプログラムの結果は劇的でしたが10代との仕事は事実上は完璧な成功未満を保証します。 ウッズは、10歳でデイトを始めた少女のことを思い出します。 少女のボーイフレンドはセックスを強要し、少女はウッズに最近起こったことを逐一話すために電話をかけてきた。
「彼は、私が彼とすぐにセックスをしなければ、私と別れると言いました」
「セックスしたら、その後、彼はあなたを愛さない」とウッズは彼女を確信させようとしました。
These calls went on for months, until late one night, Woods received another desperate call. "I finally gave in a couple weeks ago." There was a long pause. "And now I'm late."
これらの電話は何ヶ月にもおよび、会話は深夜遅くまで続きましたが、ウッズは又もや絶望的な電話を受けました。
「私はついに何週間も前にあきらめました」長い休止がありました。 「そして今、私は遅れています」
ウッズは、彼女に中に入れ、そして妊娠テストを受けるように促しました。 彼女は生理が遅れたことをボーイフレンドに知らせたら彼はすぐに彼女を捨てました。 妊娠テストは陽性だったので、ウッズは彼女に医者に診察させ、医者はさらに衝撃的な新事実を発見し知らせた。 その診察で性的なことを詳細に調べたら、その少女は妊娠してしまっただけではなく、 さらにヘルペスにもかかっていることが判明しました。 その疾病を抱えたまま、彼女は残りの人生を過ごさなくてはなりません。

 

キャシ・ウッズって、どうして、こういう考えを持つようになっていったのでしょうか? 私には、それが不思議で仕方がありません。
★ 処女の賛美
「もし神が私に近づき 『キャシ、私があなたの望みを一つかなえてあげましょう。何がお望みですか?』 とおっしゃられたとします。 私の望みはただ一つ、処女に戻れますように。 結婚の初夜の処女ほど素晴らしいものは、この世にないと私は思います」
私には不思議でしょうがありません。初夜の処女であることが、そこまで夢見るようなものなのでしょうか? 全く分からない。
もし私だったら、若い頃に戻り、美しく頭がよく人気者になりたいとか。スターになりたいとか。素敵な男性から愛されたいとか。もてたいとか。何か、英語他外国語に堪能になって専門職として活躍できたらとか、色々あるけどなあ〜・・・。
★ 人の欲望にはキリがないけど、そこをつくのも、どうかと思う
確かに、男には、そらやっぱり本音では「処女がいい」という燃えるような思いがあるでしょう。「本当に重要なのは、その人自身の魅力が一番です」なんてきれいごとは言わない。「どうせ選べるなら処女がいい、だけどしょうがないか」ってとこでしょう。
若い。きれい。処女。お嬢様。素晴らしい親・親戚がいるか、そうでなかったら余計なややこしい親類縁者のいない天涯孤独の少女がいい。ブランドものの女子大生(幼稚園からずっとブランドものの学校で)。英語フランス語できて。お茶、お花、着物の着付けも免状もってて。お嬢様雑誌に読者モデルとして招待されて、プロでも通用するぐらいで。その他色々。他人から羨ましがられるようなの。
それぐらい分かっているよ。だけど、そういう本音をつきつけて、どうするのよ! なんだかな〜・・・。
私も素敵な男性がいたら、その方が貧乏で低学歴で非エリートでも、仕方がないか(高学歴で花形職業でお金持ちならそらいいけど)。そんな、何もかもそろった方なんていないし、もしいらっしゃっても、他の素敵な女性を蹴って私なんかを選んでくれるなんて少女漫画の世界でしかありえませんって!
素敵な方にめぐり合えただけでも、贅沢で幸せものです。自分を魅力的にプロデュースする能力(あんまりダサイのもイヤだけど、努力したらできるレヴェル、まあまあレヴェルにはなってね。ファッション・モデルまで望んではいないから。私のまわりの男の人たち、すごいダサイのよ)、対人コミュニケーション能力。
私、ダサイわ、人との接する感が鈍いし、アカンやん(涙)
同様に、女性も、男性に対しては、本音としては色々な要望があるでしょ、そら。言い出したらキリがない。高学歴、金、社会的地位、出自、親・親戚など・・・・。
一つ付け加えますけど、ゲイの方の発想には驚かされ目を見開かれました。
彼は男性に対して純潔幻想なんてもってないし、ほんとうにどうでもいい。
彼は、男性に対して学歴幻想なって全くもっていない。それぐらいだったら、「土方とかのほうがいい」って。驚き!

 

男性には、神様に願いをかなえてもらうなら「結婚初夜の童貞に戻りたい」なんてお願いするのがいるか? いないと思うよ! 
★ 
30代のシングル・マザー
何もそこまで、過去の汚点としてみなくても・・・。

 

 

セイフ・セックス対ノー・セックス

その成功にもかかわらず、ウッズの禁欲のアプローチは論争の的になっています。 Planned Parenthood(家族計画連盟)を含む多くのグループが、禁欲が選択肢の一つとして提示されるべきで、 しかし10代避妊具の適切な利用も指導されるべきだと主張するのです。 これらのプログラムのほとんどが、その上さらに無料の避妊具(特にコンドーム)の提供を目指しています。

「「タイトルV」への議会の移転は、禁欲側へと討論を揺り動かしてきましたかもしれません」とビスビーは振り返ります。 「セイフ・セックスの提案者たちは、 私たちが子供たちに性的に禁欲であれと言うことを非現実的だと考えながら、禁欲を軽視し捨てました。 中には禁欲が危険だと主張するものもいます」

1998年の4月に、「避妊」か「セックスは禁欲のみ」という問題を巡っての闘いが新たに発生しました。 学校でコンドームを自由に入手できる生徒たちは、 そうじゃない生徒よりも性的に活発ではないと発表する研究結果の発表後のことです。 そのL.A.郡の研究はthe Alan Guttmacher Institute(Planned Parenthoodの研究部門)によるものでFamily Planning Perspectivesによって出版され、 コンドーム配布プログラムの拡大のために州政府や国政府へのロビー活動に利用されると予想されます。

The National Coalition for Abstinence Education (NCAE)(禁欲教育のための全国連合)直ちに反対しました 「この研究は正直な研究ではありません。税金からの財政的支援をえるためだけが目的で数字を歪曲しています」。

NCAEは、研究手続きの基本的な欠点の指摘に加えて、 さらに多数の気がかりな発見が報告されないと主張しました。

例えば、多くの10代の少女は 、他の広範囲で多様な方法による危険な性行為(例えばオーラル・セックスや肛門による性行為など)が、 著しく増加しています。 同様の不健康な肛門による性行為をしている男性の数は2倍にもなりました。

ウッズは、このような禁欲だけプログラムへの彼女がついたことについて説明します 「例えあながが少なくとも25の性感染症が世に出たら活発に存在しているという事実を無視しても、 例えあなたが10代の妊娠を無視しても、いつも必ずあなたが誰かとセックスしたら相手は去り、 あなたには傷ついたハートしかありません。これらの少女たちは傷ついたハートと格闘し、 泣きながら私のオフィスに駆けつけ、そのときこそ私は彼女たちに言います『あなたは又ここに来たいの?』ってね」

「私はこういう理由で傷ついた方々に悩まされます」とウッズは言います 「女性のための本当の社会的権利の獲得手段とは、禁欲を教えることです。 禁欲は女性に自分自身の身体のコントロールを与えます」

恥ずかしすぎて

ある最近の研究によると「性的に活動的な女性がますます多くの性の危険に直面している」一方、大部分が相手の性的なリスクを性格に知るための十分な情報を得ずに性関係をもっているとのこです (Journal of Obstetric, Gynecologic, and Neonatal Nursing, vol. 27, no. 2)。 多くのケースで、これらの若い女性たちは、相手を話し合うよりも性行為をすることのほうが心地よさを感じています。 その理由は、彼女たちが「相手のことを十分に知らない」か、「恥ずかしすぎて聞けない」からです。
この記事で取材された十代は学校で性教育が教えられるべきであるという見解で意見が一致していました。
「特に禁欲」とヘルドは付け加えました。「私はセイフ・セックスというものにはうんざりしているからです」。

教会における婚前セックス

禁欲教育を必要とするのは、学校の非キリスト教ではありません。 不運にも、ウッズは、 彼らの若者たちに性行為が降りかかっているなんて思ってもいな牧師やキリスト教徒の親たちを見てきました。

「キリスト教徒の子供たちはセックスしています」とウッズが警告します。
最近、彼女は、"True Love Waits" pledge card(「真実の愛は待つ」誓約カード)に署名しており、 表面上性的純潔という意識を持っている13歳の少女と話しました。 彼女は、毎週日曜日の朝には親と教会で礼拝中に一緒に座っていましたが、 しかし、彼女の親は知らなかっただけで、実は定期的に金曜か土曜日の夜には家をコッソリ抜け出て、 たまには年上の少年たちにオーラル・セックスをすることもあったということです。
「私は、それが間違っているということを知りませんでした」と少女がウッズに言いました。 「私は彼らとセックスなんかしていないと思っていました」
ウッズは「非情に熱心なキリスト教徒の家庭」から非常に多くの子供たちが ーー例え彼らが性行為にはいたってはいなくてもーー 性的に活発になってきたのを見てきました。 だから彼女は、全キリスト教徒の親たちは、心配し注意を払うべきだと真剣に思います。
「あなたの子供が絶対夜中に家からこそこそ出て行かないと確信しますか?」彼女は警告します。
「私が会った少女のうち90%が(1歳未満)、17や18歳の少年たちに捕まえられるでしょう。 彼らは彼女たちに言います 『もちろん、僕もそのカードに署名したよ。だけどこれはセックスじゃないんだ。単なる接触にすぎない』。 もし少女たちが他の誰かから言われず、仲間に所属していて愛されたかったら、彼女たちはそれを信じ、一生心に傷をおったまますごすようになります」

ウッズは10代の子供たちに親のところに行くように促す一方、 親たちや子供たちの両方のためにすることの困難さについて現実的です。
「私はこれまでセックスについて親と話し合ったことがありません」彼女は言う。 「そして両親は素晴らしい人たちでした。人は自分の親とこういう質問を言うことにさえ、恐れがあります」

多くの親と子供たちは、セックスについて語ったことさえありません。
「子供がクラスで話す場合」ウッズは言います 「『私の両親はセックスしません』と言う生徒の数に驚いています」

十代の中には、親と直面する以上に、教会に向かい合うことのほうが困難なのがいます。
ウッズは、シングル・マザーになったとき「私を最も拒絶したのが教会でした」ことを思い出します。この経験から、ウッズは「多くのキリスト教徒の10代の少女たちが中絶のほうを選択する理由は、親に会うのを恐れ、教会からの非難を恐れるからです」と信じています。

ウッズは、学生の神に対する理解力を変更させることによって、これに逆らおうとします。
「子供たちの神へのイメージは、アブラハム・リンカーンの椅子に座って子供たちが何か悪いことをするのを待ち、『人が何か楽しいことをするのが嫌だから、人がセックスするのが嫌だ』と考えているって」。
「真実は」ウッズは生徒たちに伝えます 「神は涙を流しながらそこにお座りになり、おっしゃります『私はあなたがたに(婚外)セックスをしてほしくない。 なぜなら、それはあなたのハートを傷つけるのを知っているからです。 あなたのハートが傷つくとき、私のハートは傷つきます』」

ゲーリー・トマスはワシントン州Bellingham出身のフリーランス・ライターです。

著作権(C)1999 Christianity Today, Inc.及び雑誌『Christianity Today magazine』の著者に帰属する。
転載のための連絡先 電話630-260-6200もしくはe-mail ctedit@aol.com

 

 

アメリカって、えげつないぐらい商品化、拝金、物欲の塊、そして性の商品化が過熱しているってイメージがあるでしょ。それでいてゴリゴリの保守的なところはすごい保守的で・・・・よう分からない。
副島(そえじま)隆彦の説によると、アメリカに関してはNYやハリウッドのことばっかりが情報として日本に入ってくるけど、あんなのはアメリカの例外で、ほとんどのアメリカ人は田舎の泥臭い聖書根本主義者だって。

 

 


訳注

Gary Thomas the Center for Evangelical Spirituality の創始者で監督。 牧師で、聖書や教会の歴史やキリスト教の古典を総合した執筆活動及び講演活動でも活躍している。 これまでずっとオレゴン州ポートランドにある 大学の牧師として奉仕し、Western Seminaryの補助教職員のメンバーで、そこで精神的なものを教授してきた。 北西部での人々のための神学への道標となるために、the Koinos programや教会連合や神学における精神世界の指導者でもある。
Western Washington Universityを英文学で学士号を取得し優秀な成績で卒業。 カナダのブリティッシュ・コロンビア州ヴァンクーヴァー市のRegent Collegeで、 Dr. J.I. Packerの下で、組織神学を専攻し修士号を取得した。
彼は結婚し3人の子供に恵まれワシントン州Bellinghamで暮らしている。

WELCOME TO THOMASLAND
Biography of Gary L. Thomas
Christianity Today
Christianity Today
MAR THORMA YOUTHS「Where True Love Waits How one woman dramatically changed the teen pregnancy rate in Rhea County, Tennessee.」 (和訳)

Cathi Woods アメリカ、ボストン州の中心部にある非営利組織「Daybreak Pregnancy Resource Center」の代表。助けのいる女性は、ここで無料で極秘で援助が受けられる。妊娠テストや中絶後のカウンセリング、中絶を選択しないように説得して援助したりして中絶数を減らしたり、学校や教会での「セックスの禁欲教育」もしている。

「Daybreak Pregnancy Resource Center」HP

「ABSTINENCE」
「Our Sunday Visitor」「It depends on the meaning of the word 'abstinence'」20001年3月25日
「WESTGATE CHURCH」「MISSIONS」「Organizations」「Daybreak Pregnancy Resource Center」
「The Worldwide Church of God 」「The Y-Zero-K Problem」

Title V  
The Medical Institute for Sexual Health 婦人科医Dr. Joe McIlhaneyが1992年に創始した非営利の医療組織。アメリカ、テキサス州在住。婚姻外の妊娠と性行為感染症を根絶するのが目標で、そのための唯一絶対の方法は婚姻外の性行為の禁止だとか。

色々なところでもたくさん紹介されています。
Philanthropy in Texas Online→ Profile: Joe S. McIlhaney, Jr., M.D. 

彼の反コンドームの主張
IDS Reality Checks → Condom effectiveness
Culture of Life Foundation & Institute → Condom Effectiveness 和訳

William Jennings Bryan (1860-1925) 「William Jennings Bryan & The Scopes Trial」
「People & Events: William Jennings Bryan (1860-1925)」
副島(そえじま)隆彦『属国日本論を超えて』(五月書房)→「アメリカニズムという言葉の意味を説明する」に詳しい解説があるので是非御一読を。
要約ですが「アメリカの保守的な白人中産層が、一部の特権階級どもが手先(大統領以下の政治化)をあやつっていることに不信を抱き、改革しようという動き」を「ポピュリズム」という。1892年に「アメリカ人民党(Peoples Party)」が結成され、自分たちをポピュリストと呼び、これがポピュリズム運動の始まりです。【1896年の大統領選挙には、ウィリアム・ジェニングス・ブライアンWilliam Jennings Bryanが、アメリカ人民党の思想を体現して、民主党の大統領候補となって評判をとった。しかし共和党のマッキンレーに2度とも敗れた。】【首都ワシントンとニューヨークを握りしめるアメリカの金融財閥の支配に反対した】【6. このあとは、反戦争参加者(大戦不介入派)である、アイソレーショニスト(isolationist)これを意味不明の「孤立主義者」などと訳すべきではない。「国内問題優先主義者と訳せ)のW・タフトらが、アメリカ国内の反グローバリスト勢力であり、同時にポピュリズムも体現した。「アメリカは、ヨーロッパの戦争には介入しない。アメリカの若者たちを、外国で死なせるわけにはゆかない」と主張し続けた。こっちが正論なのだ。この勢力が今の共和党の中に太い伝統をもって息づいている。共和党は、そもそもアイソレーショニストの党なのであり、反グローバリストの本物の保守主義の党なのだ。それをじわじわとネオ・コン Neo-Conservatives どもを送り込まれてロックフェラーに乗っ取られつつあるのだ。こういいうことも、全て、『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』にはっきりと書いた。(中略) スコープス事件(「マンキー・トライアル」 Monkey Trial 有名な進化論裁判)もこの流れで出てきた。前述したW・J・ブライアンは、進化論に理解を示して、聖書(キリスト教)との融和を計ったが、裁判所の有罪判断をスコープス被告(高校教師)が受けたあとにショック死した。】

聖書根本主義者。教科書に聖書と異なる説を載せるのに反対する聖書根本主義の主張と運動がある。
1922年、ブライアンは、「公立学校での進化論の授業の禁止」を訴えるキャンペーンを始めた。
1925年3月、テネシー州知事Austin Peay は、「神による人間の創造を否定し、人間より劣等の動物の血統を引くなどという授業をすることを禁止する」というバトラー法に署名した。
1925年、生物学の教師John Scopes(1900〜1970)がテネシー州の法律に反して進化論を教えたかどで逮捕された。テネシー州Daytonは人口約5,000人のちっぽけな町だったが、この事件で世界中の大ニュースになり世界中から大勢の人々が集まり一躍有名になった。
世界キリスト根本主義協会(the World's Christian Fundamentals Organization)の依頼を受けて、ブライアンはスコープス裁判における検察の役目をすることを決めた。
8日間の裁判が行われた。判決で、スコープスは罰金刑。裁判の5日後にウィリアム・ジェニングス・ブライアンは睡眠中に亡くなった。
1930年に、テネシー州Daytonのとある聖書根本主義の大学がウィリアム・ジェニングス・ブライアンをしのんで、彼に関する授業を始めた。

1960年、スタンリー・クレイマー監督『聖書への反逆(Inherit the Wind)』でこの事件を題材にして映画化し、映画のキャンペーンへの協力を求めた。スコープス裁判からちょうど35周年目にあたるため、その祝賀会とあわせ、町のドライヴイン・シアターで上映するよう求めたのです。この映画では、時代遅れの狂信者たちの町として、進化論に恐れを抱いた住民たちが、教師の窓に石を投げつけ裁判のために拘留するなど描写されたとか。町への否定的な描写にも関わらず、テネシー州Daytonの住民たちは、この映画の宣伝に協力しました。この記念祝賀会のために、テネシー州Daytonに関するパンフレットを作成しました。の人口は約5,000人、教会はカトリックとプロテスタントをあわせて13あるとか。

ブライアン大学の生徒数は約500名で、30の州および10の外国から学びにきます。

ジョン・グリシャム 南部出身の作家で、小説の舞台も南部が多い。 『法律事務書』『ペリカン文書』『評決のとき』『依頼人』『処刑室』『原告側弁護人』『陪臣評決』『パートナー』 『路上の弁護士』『裏家業』『テスタメント』『召喚状』
彼の出す小説は次々に映画化されている。
「Focus on the Family」の『Sex, Lies, and the Truth』 family.org A Web site of Focus on the Family
Dr. James Dobson が創始し代表を務める非営利組織 「Focus on the Family」。
ラジオ放送、出版、ヴィデオ・テイプなどで啓蒙活動をしている。 『Sex, Lies, and the Truth』というヴィデオも販売している。

世界中に支部があり、なんと日本でも支部があるって!  「ファミリー・フォーカス・ジャパン」
ここから 日本語版の『Sex、その嘘と真実』のヴィデオ・テイプが販売されています。 もしよろしかったら、ご購入してくださいね。

"True Love Waits" pledge card キリスト教のある団体LIFE WAYで、 セックスは婚姻内だけで、婚前は禁欲あるのみという主張をし、 婚前の若者たちに、禁欲のための強い意思を与えるための道具として、 未だ結婚していない若者たちに「True Love Waits」の誓約書に署名したカードを持たせる運動があるとか。

LIFE WAY → True Love Waits →  Making the True Love Waits Pledge (和訳)

True Love Waits - South Africa(南アフリカの支部)