「日本人口減少の危機!」「日本人消滅の危機!」の大嘘
「少子化で、将来、日本人が消滅する!」って誰かの発言、ノストラダムスの大予言みたい
オカルト理論
データの歪曲
1989(平成元年)年の合計特殊出生率が「1.57ショック!」と大ニュースなりましたよね。
だけど実際は日本の総人口、増え続けてるやん!
「現在の人口を将来も維持するのに必要な2.08」なんてマスコミで騒がれているけど、変。
1989〜200年になっても、毎年毎年、何十万人かずつ増え続けてている。
日本の総人口
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↑ほらっ! 1999年から2000年にかけては、1年で、23万4,000人も増えているでしょ!
1990〜2000年にかけてを計算すると、10年で、330万8,000人も増えているやん!
1989年「1.57ショック!」以降
↑上のグラフは、「出生児数」−「死亡者数」=「自然増加」数
出生児数は徐々に減少はしていってはいるけど。毎年毎年100万人以上産まれていてるじゃない。出生児数が死亡者数以上だから「出生 > 死亡」、残高約何十万人ずつ積み重なっているねん。
出生数より死亡数が上回ったら「出生 < 死亡」、人口減なんでしょ?
でも、実際は、死亡数よりも出生数のほうが多いやん! 1989〜2000年にかけて、すごい増えつづけているやん! 増え方が少なくなっているっていう程度でしょう。
「現在の人口を将来も維持するのに必要な2.08」なんてマスコミで騒がれているけど、変。
1974年の2.05%からずっと下がり続けているけど、日本の総人口は増え続けていますよね。
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これを見ても分かるけど、マスコミの騒ぐ「現在の人口を将来も維持するのに必要な2.08」なんて説は間違いやん!
1875〜2000年にかけての統計資料です。「産めよ殖やせよ」政策でやってきました。
総人口のグラフに、合計特殊出生率のグラフを組み合わせたのを作成しようと思ったけど。合計特殊出生率のデータ、1875年から2000年までで、欠けているのが結構あって。女性の年齢と出生数の完璧なデータを調査しにくかったのかな? 不完全なグラフしか作成できませんでしたが、一応参考にしてくださいね。
合計特殊出生率は下がり続けているくせに、総人口は殖え続けています。
1875〜2000年にかけて、ほとんど出世児数>死亡者数で「自然増加数」がプラスだったけど、
1945年度だけが死亡者数>出生児数だったから「自然増加数」がマイナスだったのですね(約-24万5,000人)。
1941年に対アメリカで参戦、1945年に敗戦だったからね。それでも出生児数は多く、1945年度の総人口約7,214万7,000人。
その例外を除けば、出生数>死亡数だから、その残高である「自然増加数」が積み重なるのね。
殖えつづけてたのが、1945年でガタンッ!とマイナス。1945年の総人口は総人口約7,214万7,000人。1941年に対アメリカで参戦、1945年に敗戦だったからね、死亡者数が多すぎて、出生児数を上回ってたし。でもそれ以降は又増え続けています!
一応、1940年〜1950年にかけての詳細な情報を。ほんとは毎年の詳細情報をまとめて載せたかったんですけど、スペースの関係で省略しました。
1945年から1946年にかけて一気に人口が増えたのは、諸事情のため。それは自分で調べて。それと「避妊の歴史」、「20世紀の老若男女数」でもまとめたけど。
昔は欧米でも日本でも避妊と中絶は犯罪として禁止されていました。
日本でも、避妊と中絶の解禁を主張し運動するのもいましたが、たいした政治勢力にはなりませんでした。ほとんどの大衆は避妊に対して罪悪感と羞恥心をいだいしていたし、女性の権利を主張する女性たちでさえ「愛を汚す醜悪な行為」と積極的になれないのや猛反対するのさえいました。
日本はアメリカ相手に戦争をして負け、アメリカの属国となり、アメリカのお偉いさん方の政策で避妊と中絶は解禁されました。
C・F・サムス著/竹前栄治編訳『DDT革命 占領期の医療福祉政策を回想する』(岩波書店)1986年8月11日 (Crawford F.Sams,Brigadier General) (1902-1994)
日本の戦後の避妊や中絶解禁の法律改正の歴史を調べると、サムスの名前が大きく出てくる。当時の日本の医学会では、それだけ絶大な権力を持っていたのね。大胆な改革をなさったのね。 連合軍最高司令官総司令部公衆衛生福祉局長クロフォード・サムス准将の回想録"Medic"1962, 749pagesので、この回想録の原文(英文)はスタンフォード大学フーバー研究所に未公刊のまま所蔵されているが、世界で初めて日本で刊行することになった。
全訳は紙幅の都合上それも叶わぬので、「第四部ー極東・日本」だけで、残りの部分解説者が要約。第一部ー戦前、第二部ー中東、第三部ー間奏曲、第五部ー朝鮮。全世界中の戦地を駆け巡って、すごい経歴の持ち主ですね。「人口問題」の章で、戦前は避妊・中絶禁止だった日本でどうするかで、アメリカ本国の避妊反対派と家族計画推進派の政治争いに巻き込まれて困惑している様が描写されている。当時のアメリカでも近代的な避妊禁止の州が多かったとか。それでも日本で避妊を解禁したものだから、カトリックの避妊反対派の新聞で大々的に叩かれたとか。
日本の政治家で避妊、中絶の解禁を訴える方々もいました。アメリカ占領軍のお偉いさんに、避妊、中絶を要求しました。女性のための避妊、中絶を要求するのなどたいした政治勢力にはならず、「優生思想」「母体保護」「人口政策」「経済的理由」「混血児対策」等と結託したのなら政治勢力になり、又アメリカのお偉いさん方の承認も得られたのでしょう。戦前の「堕胎罪」は残存し、一応「経済的理由」「胎児が障害児の場合」なら容認ということになりました。
敗戦後、戦地から帰ってきた男たちのせいで一気に大量に子供たちが産まれました。
そしてその後、中絶の解禁のせいで望まない子供たちがたくさん中絶されました。
1960年代初期には、今度は経団連から高度成長のために若年労働者の増加を要求する声が上がった。元々が、国家権力からしたら、女性の人権のことを考えて中絶を容認したわけじゃありませんでした。「中絶反対」の建前は「胎児の生命尊重」だけど。戦前からの「堕胎罪」があって、今まで「経済的理由」「胎児が障害児の場合」なら中絶が容認されていましたけど、「経済的理由なら容認」という項目を削除しようとしました。
大勢の女性たちの反対運動のせいで、政府は中絶規制の法律を通過できませんでした。
ただ、国家権力は、中絶期間短縮とうい手段を徐々に徐々に通過していく手段はとっていくようになりました。建前はあくまでも「胎児の生命尊重」だけど。中絶期間短縮の法律は、「少子化の危機!」とマスコミが大騒ぎするのと呼応していますね。
このグラフは、「総務省 統計局 統計センター」HP→「統計年鑑」→「第2章 人口・世帯」を参考に、私がエクセルで作成したのものです。
昔は増え方がすごかったけど、今は増え方が少しずつになったってだけで、今でも増えつづけている。「少子化」ってただ単に、増え方が少なくなっているってだけでしょ。これからも、毎年毎年何十万人ずつ増えつづけるでしょう。
日本の人口って、毎年毎年、何十万人ずつ増えているじゃない? マスコミで「少子化」で大騒ぎされているけど、そのギャップが不思議でしょうがなかった。
そしたら、ある高齢独身ゲイの方が平野広明「Osaka Gay Community」の会報『OGCにゅうす』19995.30に書いた文章が、私の疑問を解き明かしていて傑作だった。
合計特殊出生率とは・・・?(出産寿命と平均年齢) ・・・変性同性愛者の弁 長谷 忠
(略)
ところで表題について考えている人がいるだろうか。これが根本なのである。あらゆる人口論の基礎である。あたしの言うことが間違っていれば正してもらいたい。
この出生率の中では出産寿命と平均寿命とが間違って受け取られているのである。
それはなぜか? 出生率のキャッチフレーズが「女の一生に生まれる子供の数」となっている事柄である。
ところが、出生率の中で取り扱われている女性の平均年齢(寿命)は32才なのである。
これにはあたしも驚いた。32才で女性は死ぬのである。
その内訳は、当然、月経年限、15才から49才の閉経期までの女性の出産数が年代毎に割り出されて合計されているのである。だからここにはそれ以外の女性は含まれていないのである。
あたしはこれには愕然とした。何が”女の一生”なのだろうか。女の平均寿命は84才である。こんなに早く死んでしまわれたのでは人口が減るのも当然である。ところが、日本の人口は毎年ふえているのである。えらい矛盾である。
ところが合計特殊出生率では減っているというのである。
だから厚生省は出生率を上げて1.4から2.0以上に多子化したいとヘテロの男女に要望しているのである。それを疑わない人口膨張論者がこの大学教授のように何の批判もなく受け入れているのである。
例を挙げればこれはきりがない。中央大学の人口学会のボス、大淵寛はいまから千年後に日本人は地球上にその姿を見ないであろうとノストラダムスのような予言を(学者のくせに)言ったり、上智大の八代尚宏は、昔は子供が4人も5人もいた、今は1人か2人だという、だから人口は減るという。このオッサンが忘れているのはその間の世帯数の増加なのである。その間、世帯数は2千万から3千万、現在は4千六百万世帯にふえているのである。
当然、人口は今年も来年もふえてゆくのである。減るというのはふえ方が減るのであって人口が減るのではない。
例えば、銀行に元金を預けて、金利は増減するけれども元金は変わらないというのと同一である。また今をときめく慶応大の竹中平蔵は、今から百年後にこのままでは人口が半分になってしまうと怖れている。
だけど、百年後に6千万になるとしたら、現在6千万の国々、フランスや、5千万のイギリスやイタリアや、その他のすべての国々の90%以上は日本より先に滅びてしまうのである。出生率は先進国はほぼ同一なのである。これを以ってしてもいかに男たちが戦時中から産めよふやせよの大合唱で日本の人口密度を世界の断トツに押し上げてきたかがわかるだろう。戦争はその人口を養いきれずに起こしたことなのである。
日本の食料自給度はいまでも5千万人しか養えない。7千万人は輸入に頼って、そのために競走社会でよい製品を作って買ってもらわなければならない。人口をふやせばふやすほど競争社会になるのである。侵略戦争をしなければならなくなるのである。平和の時代は貿易摩擦なのである。皆さんはその方がよいとおっしゃる。宇宙戦争がしたいとおっしゃる。
あたしの知っている松下電器勤務の独身のキャリアウーマンが姉の子をもらって育てている。
黙って育てればいいのに、へ理屈を言って、「ニッポンは人口が少ないから、あたしも頑張っているのよ」という。
この人は詩人だが、あたしはいつもそれで喧嘩している。
「あなた、1億2千6百万もいて、まだそれでも少ないというの、あたしが生まれた昭和の始めは6千万だったのよ。それでもみんなが食えなくて戦争をおっぱじめたのよ。移民したりして・・・。あなた、おかしいんじゃない? ばか”」という具合である。
それに続けてあたしは言うのである。
「・・・育てることはいいことよ。でも、育てることとふやすこととは違うのよ。みんな混同しているけどね」という具合である。
余りにも素朴な相手の少子化信仰にあたしも黙ったままである。
「勝手にしなさいよ。タネウマ男の言うがままにね」と最後は毒づくのである。まぁ、女性は産まなきゃならないんだから、しょうがないかもね。だけど、ふえた人口の責任はだれがもってくれるのよ。
えっ”男が喜ぶからって”勝手にしなよ、っていうわけ・・・あたしの出る幕じゃないわね””””ことはこういうわけなのよ、女性の平均寿命は32才なんかじゃなく84才、すると84才で死ぬまでに子供、孫、曽孫が出来かかる頃にやっとあなたは死ぬのである。夫も共に。すると、二人が死んでも、三人も四人も子供ができているのである。出生率は親子の2世代間だけの計算方法なのである。それを”女の一生に・・・”とウソをついているのである。
だから、毎年2〜30万人ずつふえている人口と出生率の減少とが噛み合わない。
あたしが人口論に興味を持ったのはその落差なのである。
それとあたしがあんまり人間とつきあいたがらないという性質のためでもある。
あら、あたしの好きな男ってみんなあっちを向いてるわ。当然でしょ。
そうか〜。これで前々からの私の疑問が解明された。ここまで分かりやすく明快に説明してくれたの、他にないよ。すごい。
合計特殊出生率の計算
埼玉県HP →「合計特殊出生率」
「将来推計人口」
さて、肝心なのが、将来の日本の人口ね。
あくまでも予想
オカルト予想
データの歪曲
これは、又、別の論点なんだけど。
仮に100歩も1万歩も譲って、「将来、日本の人口が減る!」(私は、別にそうは思わないけど)として。
日本の人口が減って何が問題なの?!
日本の人口は、もっともっと減ったほうがいいよ!
目標6,000万人!
まだまだ出生率は高い! 高すぎる!
少子化の何が悪い?!
「出生数 < 死亡数」になって何が悪い?
高齢化の何が問題なの? 高齢化で何が悪い?!
「少子化」「高齢化」は又別の問題だけど。それを「少子・高齢化」と一緒に論じるなよ!
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1995年度と比較すると、2000年度は、総人口は増加している。でも、14歳以下の人数も15〜64歳までの人数も減少している。64歳以下に関してなら、日本は人口減やね。もし日本人が全員65歳なったらポックリいくようになったら、日本は人口減やね。
「少子・高齢化の危機」って言う人の本音は、「年よりは迷惑だから、さっさと死んでほしい」って本音だろうね。まあ、実は私も本音では、そう思ってる部分もあるけどさ〜。
高齢者の人数が増えるのがいやなの? 寝たきり、ボケなどの要介護者が増えるのがいやなの? 動きの鈍くなったヨボヨボどもがいやなの?
高齢者でもカクシャクとしているのもいるよ。全員が全員ダメってわけではない。寿命がのびて年をとっても健康で長生きできるような社会になって幸せな世の中ですやん。
年いってダメなった要介護者、若くても身体障害者など、役立たずの穀つぶしのダメな寝たきりの要介護者がイヤなの?
本音はそうだろうね。まあ、実は私も本音では、そう思っている部分もあるけどさ〜。
社会を牛耳っているのがオヤジどもばっかりやから、女性に対しては特にそう思っているだろうな〜。若くてキレイな女の子だけ必要で、後は家事労働用にならオバンでも容認で、それが終わったらサッサと逝けよな、って。
国政をになう方々(与党政治家、高級官僚、財界のお偉方)の本音は
「匠研究室」
「とにかく玉を!」
子供ドンドン生まれて、若い子らが大勢いて。
その中から「使える」のだけなら生き延びて。
でもその中で役立たずの負け犬はサッサと死ね。
寝たきりのヨボヨボはさっさと死んでほしい。
要介護の身体障害者たちも困る。
「労働力減の危機!」
はあ? 失業率最悪なのに。
ああ月10、15万円程度で社会保障なしの仕事(世間では「無職」「プー」と呼ばれる)ならある。
いや、それさえ採用されないのが大勢いる。
ホームレスがたくさんいて、その再就職も困難なのに。毎年中高年男性の自殺何万人かいて・・・。リストラされてね・・・。
こんな世の中で「出生率上昇を!」って何言ってんだか・・・。
公には言えない本音「使えない余剰人口をどうする?」
まるでマルチ商法理論だよなあ。
余剰の役立たずどもの面倒、要介護者の寝たきり老人たちの世話をどうする。
↓
「家族が無償で面倒を見る」「そのために出生率を上げないと」って。若年世代の増加政策理論、破綻します。
昔は60ぐらいでさっさと死んだからね。だから子供をたくさん産んでもらうのでなりたった方式なのね。
でも今は60ぐらいでは死なずに高齢者が増えた。出生率を上げると、じゃあ今度はそいつらが年いってヨボヨボなっても長生きしたら、その余分なジジババどもをどうする? 老人が老人を面倒診る時代(90、100なっても寝たきりで死なないのなんてごろごろいて、その子供たちが70代とか・・・)。余剰の年寄りをどうする? その余剰を世話するために、さらに大人数の若者を産んでもらって・・・って、そんなのを繰り返していくと人口過剰で地球パンク!だよ!!
今の体制のままでたくさん産んでもらうと、「役立たずなのはさっさと死んでもらう」って体制じゃないと余剰人口過剰で破綻するし無理でしょう。
それと、昔の方々がたくさん産んだ子供らが年いって年寄りが多い(戦前は避妊なんて禁止されていて国の「産めよ増やせよ」政策で今の70代、60代の方々は5人兄弟なんてザラだよ。さらにその下の戦後の世代も子供をたくさん産んだしね)。これからは年寄りが多くて若者が少ない、そのいびつな逆ピラミッド状態で、今それが頭痛の種。その余剰の年寄りが死んでもらってせいせいするまで、その面倒をどうするかは、社会全体で負担を分担するのがいいでしょう。余剰老人のための暫定(ざんてい)政策ね。
それと今、90代の寝たきりのおばあちゃんの面倒を、その子供たち5人兄弟で分担しているのがいます。あの世代は兄弟が多いから老親のたらい回しとか金の分担もできただろうけど。
これからは老人のほとんどが子供が1人か二人ぐらいだから、一人当たりの負担はきついぞ。
私みたいな子供なしもいるでしょうし。
昔のような5人兄弟で老親の面倒を分担する方式はもう無理でしょう。
最低限、「家族が無償で面倒を見る」政策は見切りをつけ、家族の絆を超えて介護を社会が分担する政策への転換が必須でしょうね。
家族の一員が面倒を診ようが介護のプロが面倒を診ようが労働力は一緒どころか、社会全体で負担するという方式だと、介護者の手間を効率化できるし。1人の老人を1人の嫁が診るのよりは、5人の老人を5人の介護者で分担するほうが労働効率がいいってことね。1人の老人を1人の嫁が介護する方式だと、嫁の過労死は必須。ところが、5人の老人を5人の介護者で分担する方式だと、うまいこと労働を効率化できます。昼間は誰かが老人たちの面倒を診て、夜は他の誰かが眠らずにおきていて何かが起こったときのために面倒を診るとか。
又、老人に子供がいても色々な事情で直接介護が無理ってこともあるでしょうし。海外派遣とか、都会で仕事を見つけたとか。
もちろん、そうなるためにはその分の負担もあります。社会は福祉、増税へとなるしかないでしょうね。
http://www.netpro.ne.jp/~takumi-m/anex/k-2004-07.htm
不要となったものに、自己の存在証明を求めることはできない。女性と子供についても同様である。女性は不要になった子供に、自己の存在証明を求めることはできない。どんなに子育てにのめり込んでも、子供そのものが不要だとすれば、子供が女性に存在証明を与えることはない。この事実だけでも女性が、子育てを中心に自分の人生をつくることが間違いだとわかる。
家庭の働きを見直すのは良いとしても、男性を家庭に引き戻そうとする方向は誤りである。今後、社会の単位が個人化することが不可避だとすると、家庭ではなく社会が個人を支えなければならない。かつてのように家族が福祉を担うことはないのだから、社会的な制度が福祉を支える必要がある。
社会的な制度が福祉を支えるとすれば、その財源は税金ということになる。つまり今後、税金は増えることはあっても、介護保険を見ても判るように減ることはない。とすれば、税収の増加に繋がらない家庭内労働ではなく、社会的な労働へと転換する必要がある。家庭指向は税金を減らす方向であり、今後の社会情勢に適応できない。
アンペイドワークの評価といって、無報酬労働に従事させられてきたのは、女性だという主張があった。確かにそれは事実だが、アンペイドワークのままでは税収は増えない。ペイドワークに変えてこそ社会的な労働足りうる。少なくとも、家事労働を社会化する方向が指向されるべきである。(2004.07.02)少子化でも全然構わないじゃない。
福祉や税金に関する考え
福祉反対、減税反対の論理
★ 息子の嫁が面倒を診るのが本来のあるべき姿
夫婦別姓制度反対! 嫁がなまける。嫁が夫の良心の介護をしなくなる。
★ 国家権力の介入反対! 国は福祉を名目に増税し国家権力の肥大化をする。国頼りじゃなく自助努力! 国の頼りがなく年寄りが野垂れ死にしようが構わない!(ここまで言い切れたら、これはこれですごい)
★ ここまで言い切ったら、私もある意味すごいって思う論理やけど。
今まで日本では、老人介護等のために、家族におまかせしてきた。そのためには今まで専業主婦に対して、税金の徴収から分配まで優遇を行ってきた。税金等の減額や免除。年金の支払は夫や独身者で、でも年金は専業主婦ももらえる。でもそれも一切なくせ。日本の福祉反対論者、税金減らせ論者が、そこまで言い切ったら、ある意味すごいとも思う。でも、それは絶対言わんのな(苦笑)。確信犯的に、敢えてそのところは曖昧にしていますね。
福祉と増税賛成の方の論理
★ 嫁の負担軽減賛成
★ 独身キャリアウーマン
★ 夫婦別姓賛成
★ 欧米では今、女性が男と結婚せず戸籍もいれずに子供を産むのが何割もいる。夫婦別姓じたい結婚制度内だから、そんなのじたい反対!
★ 私みたいな独身、子なし。老後は肉親に診てもらうの無理。
★ 今現代の福祉は家族にお願いしその分減税する等という方式だけど、その反対の論理が伊田広行氏の主張。家族単位からシングル単位へ。家族単位ではもやは限界があり、家族の多様化に対応できず、税金の徴収方法から分配まで矛盾点を激化させているから、徴税方法を個人単位にして、福祉のために直接分配する方法が合理的。家族にお願いする方式では、家族構成や家族間の人間関係で左右され不安定だから、家族の枠を超えて、社会化すべき。
参考資料
日本の人口 統計
総務省統計局にメールで相談しましたら、「総務省統計局webmaster担当」から懇切丁寧な助言をいただきました。ありがとうございました。
「総務省 統計局 統計センター」HP→「統計年鑑」→「第2章 人口・世帯」 | 「日本統計年鑑の2000年の数値は、欄外注にもあるとおり、抽出推計結果です。 」 |
→「平成12年国勢調査結果第1次基本集計第3表」 | 「平成12年(2000年)の数値は、下記をご利用ください。」「確定値は下記表「平成12年国勢調査結果第1次基本集計第3表」のとおりです。 」 |
「厚生労働省」→「平成13年 人口動態統計の年間推移」 | |
「日本の人口数を、年齢別で、しかも男女別に分類した資料が、2000(平成13)年分しかありません。過去の日本の人口の資料で、年齢別で、しかも男女別に分類したのはどこを探せばあるのでしょうか? どうか教えてください」 「過去のデータについては、 http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2000/zuhyou/21eh02.xls に大正9年から平成7までの結果を掲示しています。年齢5歳階級区分) 先ほどのご案内しましたが、国勢調査は5年周期で実施しています。 」 |
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日本の人口 将来予測
「総務省 統計局 統計センター」HP→「統計年鑑」→→「将来推計人口」 | |
「国立社会保障・人口問題研究所」 | |
俗論に対して、データを上げて反論しているHP
「少年犯罪は急増しているか」 マスコミに流れる俗論に対して、執筆者がデータをまとめ分析しています。昔に比べて凶悪犯罪じたいは減り、警察が軽犯罪を取り締まるようになったから検挙数じたいが増えただけって。
執筆者の責任主体、メール・アドレス等がないやつは基本的にはうさんくさいのだらけだけど。でもこれは内容じたいには納得。「少年犯罪データベース」 過去の少年犯罪をデータベース化。凶悪犯罪じたいは過去もすごい。今に始まったことじゃないんですね。
年齢別や事件別での分類もあり。例の小学生の女の子が同級生をカッターナイフで殺害した事件後、「少女による殺人事件」「13歳以下の事件」を新設。
追記
当サイトで、前々から疑問だったことを【「日本人口減少の危機!」「日本人消滅の危機!」の大嘘】でまとめて掲載した。
前々から「少子化の危機!」と大騒ぎされているけど。
だけど実際は日本の総人口、増え続けてるやん! 毎年毎年、何十万人かずつ増え続けてている。
ただ出生数が減ってきたってだけで、実際は「死亡数<出生数」だから、毎年何十万人ずつ残高が積み重なっているってこでしょう。
ところが2005年末に、新聞をチラッと見ただけだけど、ついに2005年は「死亡数>出生数」で日本の人口減らしい? 新聞やマスコミはデータの歪曲とかあるから要注意でそのまま信じずにジックリと解読しないといけないけど。
厚生省のHPでデータが掲載されたら、色々と調べてみて、それから当サイトの該当の記載に追加して色々とまとめてみます。
2010年の新年に、やっとまとめました。
→ 「日本人口減少の危機!」「日本人消滅の危機!」の大嘘 続き!