ピルを解禁すると、性病が蔓延するか?

 

確かにピルを解禁すると性病が蔓延する可能性はある。それはもう反論の余地なし。コンドームを含め、あらゆる避妊具があると、性病が蔓延する可能性は否定できない。

100%絶対完璧な対策は、子供がほしい方は人工授精のみ! それ以外の性は全面禁止!

イスラム教文化圏のマレーシアでは、正式な結婚内での男女関係以外は法律違反で逮捕! 公園でデートしている男女は警察が逮捕! 同性愛全面禁止で逮捕。
イスラム教文化圏のアラブ諸国のうち、どこかの国では、男女関係を、警察が厳しく取り締まっていますよ。同性愛者は死刑。

アフリカのある国の王様が「性病蔓延防止のために」という目的で定めた法律
「セックス禁止令」
「非処女は、目立つ印をつける」
「未成年女性のセックス禁止」
とか言いながら、その王様は10代の少女と結婚したとか。

 

避妊をめぐる論点の混乱

まずは一番初めに確認しますが。
100%完璧な避妊法、性病予防法及び感染した後の完治方法があるのなら、セックスしてもいいのか?

あなたは、女性のための安全を願っているのか? それともただ単に女性のセックスを抑えつけたいだけなのか?

例え、完璧な方法が見つかったとしても、女性がセックスするのは身体に悪いとかなんとか屁理屈つけるんやないの?

 

 

完璧な安全
★ 一生セックスしない
★ 正式に結婚し、子供をつくるためだけのときにセックスするだけ。それ以外は一切の性関係禁止!
★ 人工授精だけし、セックスは一切しない

↑「そんなもん無理!」「気狂いフェミニスト!」「狂信者!」って罵倒が殺到するでしょうね。

ギリギリの妥協点として、どういう方法なら許せるか? 誰が、どう決める? 誰かが恣意的に決めた妥協点を、全国民に押し付けていいのか!

どう生きるかは、自分が決めます。

 

 

誰かが決めたある基準

ピル反対派の「コンドーム賛美、ピル批判」の異常さ

ピル反対派の典拠となっているのが、海外のプロライフ運動

中絶はおろか、避妊すら禁止!

 

rurikoさんからの情報です。感謝します。
【カソリック原理主義者は、反堕胎・反避妊・反ピルで筋が通っています。カソリック原理主義から派生したのが、プロライフ運動。プロライフ運動はカソリック原理主義者を中核に含みながら、宗派色を表に出さないことで、「心情的プロライフ派」を取り込みつつあります。中絶経験者はいくぶんかは、プロライフ的心情を持っていますから。
日本の反ピル運動もプロライフ運動の影響下にあるのは明白です。
A Consumer's Guide to the Pill and other Drugs(2nd ed.)1997という本を見てみると、日本の反ピル運動の論理が、この本の受け売りに過ぎないことがよくわかります。参照文献のスペルミスまで引き継いでますから。そしてこの本を出したのがアメリカのプロライフ団体ALLです。日本の反ピル運動は、ALLとの関係は秘密なんでしょうか?
反ピルの論理だけ切り売りしようとすると、代替避妊法については明示できないというわけで。】

John Wilks『 Consumer's Guide to the Pill and other Drugs(2nd ed.)(ピルや他の薬品に関する消費者へのガイド)』(American Life League) 1997
「American Life League 」HP「life issues」「BIRTH CONTROLL」は、これと他の本を典拠に、 Stephen Spaulding医師が避妊ピルはおろか他の避妊法の否定をしています。

「condom」では Stephen Spaulding医師がコンドームすら「避妊、性病予防が完全ではない」と徹底的に否定しています。
「condom effectiveness」 で、Joel McIlhaney医師がコンドームすら徹底的に否定。

なぜか、ペッサリー批判は書かれていない。なんで? あらゆる避妊は否定している団体なのに。私の憶測だけど、ペッサリーなんて、アメリカでは全然人気ないんで、とりあげるほどでもないんでしょうね。

ALLの反コンドーム論を、私が和訳しました。御笑覧ください。→「AMERICAN LIFE LEAGUE 批判」

又、「反コンドーム派」とまとめたのもチェックしてください。

 

  一般的な使用 理想的な使用  
ピル 5.0%    
プロゲストーゲン単独ピル(ミニピル) データなし

0.5%

日本では未認可
プロゲストーゲンとエストロゲンとの混合型ピル データなし 0.1% 1999年から日本でも低用量混合型ピルが認可された
殺精子剤のみ(発泡錠、ゼリー、クリーム) 26.0% 6.0% クリーム形式のは日本では未認可
薬剤添加IUD 0.1〜1.5% 0.1〜2.0% 日本では未認可
コンドーム 14.0% 3.0%  
ペッサリー 20.0% 6.0%  
リズム法 25.0% 1〜9.0%  
女性避妊手術 0.5% 0.5%  
男性避妊手術 0.15% 0.10%  
避妊せず(妊娠希望) 85.0% 85.0%  

 

 反避妊、反中絶の団体は、コンドームの使用すら反対!  これはこれで一貫していることは一貫している。

 コンドームは、避妊方法として、「理想的な使用」ですら、3%もの失敗率です。「一般的な使用」だと14%もの失敗率です。コンドームが破けたり、精液が漏れたりなどがあるのでしょうね。

 日本で1999年に認可されたプロゲストーゲンとエストロゲンの混合型の低用量ピルは、理想的な使用だと失敗率は0.1%です。避妊方法としてはこのほうが優れています。ただ、性病予防は全くできません。
避妊方法としては失敗率が少ないし、女性が他人まかせではなく自分で確認をしてできるので、自分で選びたい女性がいるのですね。
性病予防ができないというのなら、どうするかは、その女性が判断することです。「男にコンドームをつけてもらう」「彼が性病にかかっていないか検査をうけてもらってからにする」「浮気や風俗とか絶対していないと信じているから、ナマでいい」とかね。

 コンドームが避妊法としても失敗率がけっこう何%かあるのなら、当然、性病予防方法としても万全じゃないのでしょう。男につけてもらったら、妊娠や性病にかかるリスクが、いくらか減るというだけの話で、絶対完璧な防衛方法じゃない。

 

  反避妊、反中絶の団体は、セイフ・セックス、コンドームの使用すら反対!  だって、絶対完璧じゃないから。完璧な性病予防法など存在しないのに、いくらかリスクを減らすだけの方法を世に広めるなんて、許せることじゃない。

『NEWSWEEK』(2003年1月29日号) 
 →「始まった純潔教育バトル ブッシュ政権の「セックスレスのすすめ」が親たちの激論に火をつけた」
 →「セックスしない10代の純潔革命 あえて純潔を選ぶ若者たちがアメリカで急増中「セックスフリー」で生きる彼らの本音を聞いた」

【ブッシュ政権は、最も厳格な純潔教育プログラム「地域・全国重点特別プロジェクト(SPRANS:Special Projects of Regional and National Significance)」に巨額の援助を行っている。おかげで、SPRANSの予算は7300万ドルに倍増した。
 SPRANSの補助金を受けるグループは、「浮気をしない夫婦関係が最も適切な性交渉の形である」ことを教えるなど、8項目の厳しい基準を満たさなくてはならない。またSPRANSのなかでコンドームの使用を推奨することは、法律で禁止されている。
『NEWSWEEK』(2003年1月29日号) 
 →「始まった純潔教育バトル ブッシュ政権の「セックスレスのすすめ」が親たちの激論に火をつけた」

 


 性病まん延を防ぐために 私がすべきこと

 セーフ・セックスの方法を知ること

 こまめな定期検診

 少しでも異常があったら、すぐに病院で検診し、最近性行為を行った相手にもキチンと連絡をすること

 性病にかかったら、すぐに治療すること。完治するまで絶対他人に感染させないよう注意すること。

 

 性病蔓延を防ぐために

 政府は、国民の間で性病が広まろうがどうなろうとどうでもいいという態度でも構いません。「自己責任で生きていけ」という態度でも構いません。

 ただ、「性病まん延防止のために」ということは、政府にとって、国民の性病まん延は国の問題だと認識したということですよね。そのこと事態はいいと思います。

  私がいやなのは、「性病のまん延を防ぐために」という名目で、国民を変に規制するこなのね。
ピル禁止とか。同性間性行為の禁止。婚外性行為禁止とか。独身女性の性行為禁止とか。売春女性の管理・規制とか。

 政府のすべきこと 
 セーフ・セックス情報の方法教授
 性病検査を呼びかけ、普通の人々には性病検査の敷居が高すぎるから、その敷居を低くすること。匿名、低料金(できたら無料)、夜間とか土日祝日でも受けられるようにするとか。他の人に知られたくないとうい方々のために、隠れて受けられるようにするとか。
 治療も、受けやすいようにする。

 そうしたせいで、安心してパコパコ、セックスしまくるのが増えるかもしれない。例えそうだとしても、構いません

 

 


どういう風に生きるかは、人それぞれで、そのの方の考えを尊重すべきことです。

 

100%絶対完璧な安全な方法

★ 一生セックスしない
★ 正式に結婚し、子供をつくるためだけのときにセックスするだけ。それ以外は一切の性関係全面禁止! 違反者は警察が即逮捕!
★ 人工授精だけし、セックスは一切しない。それ以外は一切の性関係全面禁止! 違反者は警察が即逮捕!

↑「そんなもん無理!」「気狂いフェミニスト!」「狂信者!」って罵倒が殺到するでしょうね。

 そういうのを、国が法律として制定し違反者は逮捕するなんて、とんでもない話しですよ。例え100%完璧に安全な方法だとしても、法律で全国民に押し付けて、他の選択肢を奪っていいのか。恣意的なモラルを、全国民に押し付けていいのか。私がイヤなのはそれなのね。

 ギリギリの妥協点として、性行為を容認するとして、どういう方法なら許せるか? 誰が、どう決める? 誰かが恣意的に決めた妥協点を、全国民に押し付けていいのか!

 

私の友達は「昔の私は性的に潔癖でね。結婚相手は絶対童貞じゃなきゃいやよって、処女と童貞で結婚したのよ」
彼女は離婚し、その後結婚反対のゴリゴリのフェミニストになった。40過ぎた彼女は今、考えが変わったとか。

あるライターがセイファー・セックスの宣伝を徹底批判した。「同じ病気にかかってもいい」ってぐらい好きな相手としかセックスしないぐらいの心構えをもてと訴えた。「彼がエイズなら、私もそのエイズにかかってもいい。それぐらいの愛情も心構えもない相手なんかと安易にセックスなんかするのか」 

 『売る売らないは私が決める』で、ハスラー・アキラの文章が感動的。相手が例えHIV感染者でも、セイファー・セックスをした上でセックスしたらいい。この発想ってすごいですよ。そのHIV感染者の男の子、彼氏ができたって。「お互いセイファー・セックスをしよう」って。

『セーファーセックスガイド』 を書かれたゲイの砂川秀樹の主張もすごい!
HIVは検査をしなきゃ判らない。だから検査に行こう。HIV/AIDSは自分の健康の問題だ。早期発見・早期治療が肝心だ。それに万一、HIV陽性だったとしてもスケベの相手は見つかるさ。セーファーセックスを知ってるジーメン読者ならね」
「実践セーファーセックス」で、HIV感染者とセーファーセックスをし、相手「やっぱりセックスっていいなあ」って。感動的。

 ゲイってひらけた考えの方々がいらっしゃいますね。すごいわ。

 性病予防のための情報の本やパンフレットやサイトで、「不特定多数(身元不明のやつ)とのセックスはしないこと」とか主張するのがあるのよ。
 でもそいつらの論理を破壊する存在がいる。身元不明どころか、そのものズバリのHIV感染者とセイファー・セックスの方法でセックスするのがいるのね。驚き! 今も元気で生きています。

 ハスラー・アキラが「今まで数え切れないほど大勢の男とセックスしてきたよ。でもセイフ・セックスと定期検診をしてきたから、僕はこのとおり、今でも元気に生きているよ」

 「不特定多数とセックスするな」って主張する方々へ。
 次々と処女(童貞)とセックスするのだと、性病には感染しませんよね。
 特定でも、HIV感染者とパートナー・シップを築いてセイファー・セックスしながら関係をもっているのがいるとか。人が「HIV感染のリスクはあっても、この人(HIV感染者)と愛し合う」って判断だってあっていいしね。

私の考え。若くてキレイな男の子とセックスしたい。色々な方々と次々に遊んでみたい。でも、彼がHIVにかかっていても、彼と一緒のエイズにかかってもいいというほどの考えはありません。特定の方に依存すると破滅だから、大勢をキープする。自分の魅力では無理だから、金の力を借りる。セイフ・セックスと性病の定期検診とに注意をする。

 


ある同性愛団体OGCで、ある女性が発した馬鹿な発言

ある女性「避妊用低用量ピルを解禁しなかったおかげで今までエイズの蔓延は抑えられていたのよ。解禁なんかしたら、エイズが広まるわよ」

馬鹿なことを! そんな馬鹿な発言が、同性愛の人権団体でなされていいわけがありません。同性愛者の性行動をも抑圧することにつながります。

ただ、この場の雰囲気を壊してはいけないという大人の判断で、ニッコリ微笑みながら
「ゲイの方々の中にはとても開けた考えの方々がいらして、私はとても影響を受け、敬愛しているんですよ。『売る売らないは私が決める』で、ハスラー・アキラさんの文章が感動的。相手が例えHIV感染者でも、セイファー・セックスをした上でセックスしたらいい。この発想ってすごいですよ。砂川秀樹の主張もすごい!  HIV感染者とセーファーセックスをし、相手「やっぱりセックスっていいなあ」って。感動的。ゲイってひらけた考えの方々がいらっしゃいますね。すごいわ」

目のパッチリしたゲイ「まあ、心構えとして、セイフ・セックスをしようっていうのは悪くはない」

ピル解禁なんかしたらエイズが広まるから、禁止。
そんな馬鹿な発言が、同性愛の人権団体でなされていいわけがありません。
それ言うたら、『同性間性行為には、妊娠の心配は全くなし。同性愛者なんて避妊の心配ないから、コンドームなしの生でバコバコやりまくる。性病蔓延のためには同性愛全面禁止』なんていう発言と一緒ですよ。
海外の、例えばイスラム教文化圏のアラブとかマレーシアとかでは、男女関係が厳しく制限されています。同性愛全面禁止で警察が逮捕! 同性愛者は死刑なんて国もあります。だからって、『同性愛が逮捕や死刑だったおかげで今までエイズの蔓延は抑えられていたのよ。解禁なんかしたら、エイズが広まるわよ』なんて発言が許されていいわけではありません。

あえて、その場ではそこまでは言わなかった。その場が荒れ狂うから。

ニッコリほほえんで「それ言うたら、ニューハーフのお店なんて、若くてキレイな女性でしかも妊娠の心配のない肉体だから、妊娠の心配無しでナマでやりたがる男性客がいるでしょう。だからって、国家権力が性病蔓延防止のためにニューハーフ全面禁止礼なんて法律を通していいわけないでしょうしね」

先生、怒気をはらんだ声で「ニューハーフの店の経営責任者たちとも話し合いの場をもったことがありますよ。確かに金儲けのために客とコンドームなしでやる子もいるけど。僕は、エイズ騒動になったら業界のイメージダウンになるからと、厳しく注意を呼びかけましたよ」

 

 


避妊用低用量ピル
同性間性行為
売買春、性的サーヴィス提供者

危険因子として規制管理する発想は違うぞ!

 

「愛」「信頼」に依存するのが危険

今のカタギの女性の中途半端な立場

ドライにクールに割り切れない「素人のカタギのお嬢様」こそが一番危険!

 

北山翔子『神様がくれたHIV』紀伊国屋書店 (2000-05-29出版) 
紀伊国屋書店のネット書店での宣伝で、正確な引用じゃなく曖昧な記憶だけど、「避妊用低用量ピルを飲んだばっかりにエイズにかかった女性の悲劇!」みたいなことが書かれていました。今はもうその宣伝文がなくなりましたが。
読んでみると、避妊用低用量ピルを飲んだばっかりにエイズにかかった女性の悲劇!って書きようで、日本のピル解禁反対を絶叫する。自分の悲劇は、ピルのせいだと。

昔から、男性が性風俗産業で遊び、処女妻が夫経由で性病に感染させられた例はたくさんありました。昔の良家の子女は結婚まで処女を守り、永久就職として結婚しました。男はというと、結婚までは売春婦とセックスをし、処女妻と結婚し、妻だけじゃあきるので、結婚後も売春婦と遊んできました。妻は、浮気など全然で、夫から相手にされなくなったら、もう性的には何もないという状態が当然でした。

かつて女権論者、平塚らいてふ(1886〜1971)(明治19〜昭和46)って女性がいました。平塚らいてふは、カタギのお嬢様方が、セックス産業で遊びまくった夫によって性病に感染させられてきた悲劇を訴え、「花柳病者の結婚禁止」って法律を制定しようという政治運動をした。でもこれは結局は自分たちをの首を締めるような規制する馬鹿な考えだと私は思いますね。彼女の時代は、普通のカタギの女性は結婚まで処女を守るものというのが常識でしたからね。今の時代、若い独身女性が(それも結婚の資格を失ったような不幸な哀れな女じゃない)セックスしますものね。今現代、男も女から性病を感染させられる恐れを同様にいだくようになってきました。今までは売春婦だけを危険因子として扱ってきたのにね。これからは、「普通の女性」も性病に感染しているかもという恐れをいだくようになりました。そういう時代の流れに、ヒステリックになっている男性たちが、若い女性の性に異常な関心と憎悪を抱いて抑圧しようとしています。

 

★ 「純愛」に殉じるのもその人の人生

ある男性ライターがセイフ・セックスを徹底批判した。「愛する人がエイズにかかっているのなら、同じエイズにかかって一緒に死んでもいい。その程度の覚悟もない。一緒の病気にかかって死んでもいいって程には愛してもいない相手と、なぜセックスをする? セイフ・セックスは愛を阻害し、性の乱脈になる」

これはこれで、その人の考えですし。そうお考えの方は、自分なりの考えで生きたらいい。

★ 「純愛」に殉じるほどのものではない。「打算」でも結構。それはその人の考えです。

 一緒に死んでもいいって程愛せる方にはまだ巡り合っていません。でもセックスはしたい。一緒の病気にかかって死んでもいいって程には愛してもいない相手となら巡りあい、その方とセイフ・セックスをしました。こういう考えは「打算的」でしょうけど、それでもいいと思っています。

★ 「結婚相手は童貞じゃないとイヤ」と要求した方が、私の友達で、実在します。

これはこれで、その人の考えですし。そうお考えの方は、自分なりの考えで生きたらいい。
そして彼女は今、離婚した。「昔の自分は本当に性的に潔癖だったわね」と笑った。昔に比べて少しは性的には大らかになったみたい。彼女は、結婚制度反対のゴリゴリのフェミニストだけど。

私は、相手が魅力的かどうかが一番重要。相手が童貞でも構わないし、相手が過去に女性経験あっても構わないし。

★ 結婚を契約と割きる。それはその方の考えです。ただ、なぜ、相手に「性病検査を受けて潔白証明をとって」と言えないか?

 結婚相談所、お見合いは、結婚のための条件を、学歴や肩書きや年収等で条件づけています。それを悪いとは全く批判いたしません。ただ、なぜ、「性病検査を受けて潔白証明」も要求できない?
 昔なら、カタギの女性は結婚まで処女を守るのが当然で、結婚の資格を失った哀れな女たちは自殺するか、性風俗産業に落ちるか。男性は、結婚の資格を失った哀れな特殊な女たちで性欲処理し、処女妻をもらった。だから、カタギのお嬢様で夫経由で性病に感染させられる被害があった。男性は結婚にあたって、妻候補者に対しての不安などなく。でもカタギの処女は、夫候補に性病にかかっているかどうか不安を抱きながらも問いただせず。
 でも、今は女性でも、結婚前にセックスして、お見合いしたり結婚相談所に登録したりして。男性は、昔と違って、女性が処女かどうかを問いただせず、性病にかかっていないか性病検査を要求できず。お互い平等になったんだけど、一部パニックになっている男性がいて、未婚女性の性的活動に異常な関心と憎悪を抱いて抑圧しようとしているのがいますね。

★ 恋人に、過去の性行為暦を問い、潔白かどうかを聞く。恋人と一緒に性病検査を受けに行き、潔白が証明されるまでは一切性行為をしない。それか潔白が証明されるまではセイフ・セックスをする。晴れて潔白証明が出たら、ナマでやる。

 

カタギのお嬢様で、そこまで厳しく言えない。

「愛」「信頼」に依存するのが危険。

「恋人にそんなことを言うと、嫌われる」これも危ない。「純愛」幻想が危ない。

 

合理的に割り切れない。毅然とした態度をとれない。中途半端な素人のカタギのお嬢様。「愛があるから」「信じているから」「そんなはしたないことを自分から口にするなんて愛を汚す」「素人のカタギのお嬢様がそんなことを言うだなんて。彼から軽蔑される」

そういうのが一番危険なのです。

ゲイのハスラー・アキラ、砂川秀樹が、過去にHIV感染者相手でもセイフ・セックスをしたけど、感染もせずに今でも元気に生きているとか。

あるホストが自分のHPで、「HIV検査を定期的に受けているし、最近の潔白証明です」と公開していた。

客は、ホストとの関係を、金と性の交換と割きり、キチンとセイフ・セックスをする。身におぼえがあるから、注意して性病の定期検診をうける。

私はホストには、プライヴァシーの侵害になると思い、過去の性行為暦も聞かなかった。性病検査の証明書も要求しなかった。ただし、キチンとセイフ・セックスをした。

私もその後、保健所で無料で血液検査をした。結果は潔白。一応、彼にもメールした。彼も返事をくれた「僕も受けたよ。潔白でした」 良かった。あたし、定期的に検査をしていますよ。

 

 


 

 

 母が、母にはそぐわない雑誌を持っていた。ホームレスから購入した雑誌で、ホームレスの経済的自立支援になるとか。ああ、そういうえば、ロンドンであったなあ。

 メグ・ライアンが表紙の「BIG ISSUE」持ったオッチャンを見かけた。イヤ。「バックナンバーあります」って札がついていた。
私「バックナンバー見せて」
オッチャン「ああ、はい」って。

 男数人で「TRAVIS」 知らね・・・。こんなの、日本の普通の日本の人知ってるかあ? ロンドンだと大人気かもしれへんけど。英国の洋楽マニアの友達いたけど近頃縁遠くなっているなあ、どうなんだろ? ロンドンのを和訳して日本版にしてたら、その分コスト低くして豪華な紙面なるかもしれへんけど。無理あるなあ。
 他の特集で「若者に広がるHIV」って題が小さく載っていた。
 「HIV」に関する記事は、筆者の見識じたいは悪くはなかった。ひどいのが多いからね、「ピル解禁反対」とか、「若い女性の性の乱脈反対」、「性風俗反対」とか。筆者の主張はかなり過激で、エイズは性風俗や同性愛とか特殊な方々の遠い世界の話じゃなく、性風俗とは全く無縁の方々、ごく普通のカップルや夫婦に広まっているって。下品な扇情的ジャーナリズムなんかじゃない。ごく普通のカップルや夫婦に広まっているけど、「信頼しているから」「愛しているから」って依存するのが一番危険って。すごい! 日本でこんな過激な主張をする方が現れたなんて。検査こそが大切って主張していた。ただ、検査のための情報は大して載っていないけどね。そのための膨大な情報を載せていたらコスト割れするか。

 私は楽しく読んだ。

 


男性へ

 

 男性が結婚適齢期になって、処女と結婚したくても、結婚適齢期の妻候補にはもう既に美人の処女はいない。例え残っていてても、ブスしか残っていない。しょうがないじゃない。

昔だと、女は結婚まで処女を守るしかなかった。そして男は結婚まで、結婚の資格を失った売春婦で性欲処理。処女妻と結婚。妻だけじゃあきるから、たまに売春婦で性欲処理。

昔から、男性が性風俗産業で遊び、処女妻が夫経由で性病に感染させられた例はたくさんありました。昔の良家の子女は結婚まで処女を守り、永久就職として結婚しました。男はというと、結婚までは売春婦とセックスをし、処女妻と結婚し、妻だけじゃあきるので、結婚後も売春婦と遊んできました。

 かつて女権論者、平塚らいてふ(1886〜1971)(明治19〜昭和46)って女性がいました。平塚らいてふは、カタギのお嬢様方が、セックス産業で遊びまくった夫によって性病に感染させられてきた悲劇を訴え、「花柳病者の結婚禁止」って法律を制定しようという政治運動をした。
 でもこれは結局は自分たちをの首を締めるような規制する馬鹿な考えだと私は思いますね。彼女の時代は、普通のカタギの女性は結婚まで処女を守るものというのが常識でしたからね。今の時代、若い独身女性が(それも結婚の資格を失ったような不幸な哀れな女じゃない)セックスしますものね。今現代、男も女から性病を感染させられる恐れを同様にいだくようになってきました。今までは売春婦だけを危険因子として扱ってきたのにね。これからは、「普通の女性」も性病に感染しているかもという恐れをいだくようになりました。そういう時代の流れに、ヒステリックになっている男性たち。

今、未成年でキレイな女がセックスする。若くてキレイな女の子は金はないけど、いくらでもオジンから若い男の子まで経済的負担をおってでもセックスしたいのがいくらでもいるからセックスの相手に不自由しない。都会化で、セックスの機会は恵まれている。結婚適齢期になって、処女と結婚したくても、美人の処女はいない。ブスしか残っていない。しょうがないじゃない。世の中には、若い女の子とセックスしている男性たちがたくさんいる。でも自分は全然縁がない。哀しい。でも、しょうがないじゃない。

高学歴エリート男性(例えば京都大学卒の弁護士とか、医者とか)で、ピルの解禁に反対しているのがいる。彼らの本音は、若い女性の性の活発化への憎悪だ。彼は、若い女性に異常に関心があるけど、もてない男性で、しかも悪い意味でプライドが高いんだ。

 「アリとキリギリス」みたい。
 勉強のできる男の子が、中学、高校と猛勉強をする。見事一流大学合格し、さらに将来のために猛勉強をする。その貴重な若い時期を、若い女の子とお気楽に遊べるわきゃないわな。
 それからも、エリート・コースを進むために邁進。
 やっと地盤が固まって結婚しようとして、エリートにふさわしい女性という条件で女性を選ぶとなると、選ぶ範囲がせばまるわな。私の知り合いの京都大学卒で一流企業勤務の男性たち、本音は若いキレイな女の子がいいんだけど、お見合いで断られまくり、しょうがないから妥協して昔の知り合いの30過ぎのそんなに美人でもない女性と結婚した。高学歴エリートだからって、若くてキレイな女の子との関係には恵まれていないのだらけですよ、実際は。

 若い女性への渇望と嫉妬で、若い女性の性の規制を訴えるような捻じ曲がった人間性にならないで。

 悪い意味でのプライドを捨てて、若い女性と遊んでもらったらいいじゃない。結婚なんてすることはない。結婚相手としてふさわしい女性じゃなくってもいいじゃない。金の力を借りてもいい。その場合、悪い意味でのプライドを捨てて、「自分はもてない人間だ。でも若い女の子と遊びたい。エッチもしたい。金の力で補うしかない人間だが仕方がない。金で遊んでくれてありがとう」って。性風俗産業で遊んだらいい。全面肯定しますよ。

 逆に、高学歴エリートじゃない男性だけど(新聞配達とかタクシーの運転手とか色々転々としている)、ピルの解禁にたいして好意的で、ピルを服用する女性を「自己管理ができていて素敵じゃないですか」。彼は、間違いなく若い女性とのセックスの機会に恵まれているはず。

 ゲイのライター伏見憲明は、若い女の子なんかには、良くも悪くも、全然関心はない。だから女子高生の援助交際にもセックスの活発化なんてどうでもいい。世間が、なんで女子高生の性なんかにあんなに関心を燃やすのかが分からない。
 又、貞操や純潔幻想なんてものも全くない。素敵な男性の過去の性なんてどうでもいい。童貞の未成年を独占したいって気持ちもない。

 若い女性の性に異常な関心を抱き、なんとか抑えようという男性たち。嫉妬ですね。 若い女性への渇望と嫉妬で、若い女性の性の規制を訴えるような捻じ曲がった人間性にならないで。

 


女性たちへ

セックスの機会にめぐまれている女性と、恵まれていない女性がいる。

ピルが解禁されても、猫に小判、豚に真珠の状態の女性たち。

私、もてない女ですよ。

 

 

『クィアー・ジャパン』
 私、ゲイの伏見憲明の大ファンなのね。彼が編集長をしている雑誌で、これがムチャクチャ面白い! ゲイだけじゃなく、異性愛の女性でもすごい読み応えのある雑誌ですよ。

 『クィアー・ジャパン』 第3号 特集「魅惑のブス」
 これがもうすごく面白いの!
 編集長がゲイ。ブスをとりあげていても、パワフルなゲイの方々やから明るくユーモラス。パワーを分けてもらおう。
 丸尾音々『ブスとおばさんの彼岸 ―― ルサンチマンを乗り越える居直り人生のススメ』が傑作ですよ。
 丸尾音々は、売買春否定論者の中には、本音にはブスやオバサンのルサンチマンもあるってことをあからさまにして、自分もその気持ちはよ〜く分かるって言った上で、でもそれは結局は性の管理を後押しして、女性の窮屈な現状を維持するだけだって。で、女性も男性並に性を享受できるようにするべきだって。つまり、女性も買春できるようにするべきだって! すごい! すごい! ちなみに、彼女のHPは→コチラ

以下、彼女のパクリです。