反コンドーム

 

 


rurikoさんからの情報です。感謝します。


カソリック原理主義者は、反堕胎・反避妊・反ピルで筋が通っています。 カソリック原理主義から派生したのが、プロライフ運動。 プロライフ運動はカソリック原理主義者を中核に含みながら、宗派色を表に出さないことで、 「心情的プロライフ派」を取り込みつつあります。中絶経験者はいくぶんかは、プロライフ的心情を持っていますから。
日本の反ピル運動もプロライフ運動の影響下にあるのは明白です。
A Consumer's Guide to the Pill and other Drugs(2nd ed.)1997という本を見てみると、 日本の反ピル運動の論理が、この本の受け売りに過ぎないことがよくわかります。 参照文献のスペルミスまで引き継いでますから。 そしてこの本を出したのがアメリカのプロライフ団体ALLです。 日本の反ピル運動は、ALLとの関係は秘密なんでしょうか?
反ピルの論理だけ切り売りしようとすると、代替避妊法については明示できないというわけで。

 

「AMERICAN LIFE LEAGUE」 HP

カトリック教徒、ジュディ・ブラウン(Judie Brown)が1979年に設立。夫と3人の子供、4人の孫にめぐまれているとか。中絶はおろか、避妊も反対。ピルはおろか、コンドームすら害悪をあげて禁止を訴え、最良の方法は禁欲だって。

 

ALL人脈

John Wilks『 Consumer's Guide to the Pill and other Drugs(2nd ed.)(ピルや他の薬品に関する消費者へのガイド)』1997(ALL INC.)
オーストラリアの薬剤師
「United States Conference of Catholic Bishops」→「profile」→「Issues Addressed」→「NFP forum」→1998年冬/春「Nagasaki Archbishop Blasts Birth Control Pill」長崎のShimamoto司教のピル解禁反対運動、平田国夫医師がLloyd J. DuPlantis作成の資料、John Wilksの本を元に厚生省に訴えたとか。
「Fr. Anthony Zimmerman's library」
Anthony Zimmerman
カトリックの神父
アメリカのプロライフの団体「AMERICAN LIFE LEAGUE」HP の幹部
名古屋の南山大学 神学教授 
『フネマ・ヴィテ』研究会ホーム・ページ 
主催 鹿児島教区カトリック司祭 成相明人
成相明人『フネマ・ヴィテ』研究会HP →「目次」 →講演記録「避妊ピルの上陸を阻止しよう」1997年ロイド・J・デュプランティス博士が来日し、日本でのピル解禁反対の講演をしたとか。
ロイド・J・デュプランティス博士
「AMERICAN LIFE LEAGUE」HPによると、Lloyd DuPlantis, Jr., PD」「ルイジアナの薬剤師、およびアメリカン・ライフ・リーグ国際重役会のための薬剤師のメンバー」らしい。
成相明人『フネマ・ヴィテ』研究会HP →「目次」 →講演記録「避妊ピルの上陸を阻止しよう」1997年ロイド・J・デュプランティス博士が来日し、日本でのピル解禁反対の講演をしたとか。
「japan-lifeissues.net」「避妊」
「AMERICAN LIFE LEAGUE」HP「life issues」「BIRTH CONTROL」「The Pill」「The pill a human time bomb」
↑発行の雑誌「Clelbrate Life」2001年5月/6月号掲載「The pill: A human time bomb」
「WONDERFUL DAYS」「BIRTH CONTROL」「Letter Of Lloyd DuPlantis, President Pharmacist for Life, Intl.
「Catholic World News」1997.10.10「Birth-control pill faces resistance in Japan」Anthony Zimmerman 記
「Fr. Anthony Zimmerman's library」「JAPAN'S BAN ON THE BIRTH CONTROL PILL IS SOUND MEDICAL POLICY」1997年12月7日、日本でAnthony Zimmerman による取材記事。1997年30日〜12月5日まで東京、名古屋、長崎、福岡で「ピル解禁反対」講演会をしたとか。平田国夫医師、Shirayanagi Shimamotoなどカトリック僧たちの招きだとか。そして日本の厚生省へピル解禁反対の訴えに行ったとか。
「United States Conference of Catholic Bishops」→「profile」→「Issues Addressed」→「NFP forum」→1998年冬/春「Nagasaki Archbishop Blasts Birth Control Pill」長崎のShimamoto司教のピル解禁反対運動、平田国夫医師がLloyd J. DuPlantis作成の資料、John Wilksの本を元に厚生省に訴えたとか。
平田国夫医師
愛知県の眼科医。カトリック教徒。
平田眼科←愛知県 「春日井市医師会ホームページ」より
「United States Conference of Catholic Bishops」→「profile」→「Issues Addressed」→「NFP forum」→1998年冬/春「Nagasaki Archbishop Blasts Birth Control Pill」長崎のShimamoto司教のピル解禁反対運動、平田国夫医師がLloyd J. DuPlantis作成の資料、John Wilksの本を元に厚生省に訴えたとか。
   
吉田由布子
「エコロジーと女性ネットワーク」事務局
HP『ピル110番』
 
近藤和子
新薬学研究者技術者集団 シグマ (HP) の一員
 
山下柚実(ゆずみ) 女ライター
HP『ユズジャーナル』
1999年5月12日の『SAPIO』←執筆者は山下柚実(HP「柚だより」
HP『ユズジャーナル』「雑誌クリッパー 過去の執筆記事から」
『サンデー毎日』2000.3.5「経口避妊薬ピル解禁問題について」「英国で46人が死んでいた  これでも「ピルは安全」か!」

 

愛知県の平田国夫医師がAMERICAN LIFE LEAGUEの幹部で名古屋の南山大学の神学教授のAnthony Zimmermanから色々ご指導いただいたのでしょうね。そして、Lloyd J. DuPlantis作成の資料、John Wilksの本『 Consumer's Guide to the Pill and other Drugs(2nd ed.)(ピルや他の薬品に関する消費者へのガイド)』1997(ALL INC.)を元に「ピル解禁反対」と厚生省に訴えたとか。

 

 とりあえず、簡略化されたものは、コピー保存し、私が和訳しましたので、御笑覧ください。「ピル反対派」→「AMERICAN LIFE LEAGUE への批判」

 又、その本を購入し和訳し批判しましたので。→John Wilks『 Consumer's Guide to the Pill and other Drugs(2nd ed.)批判

 

アメリカ生命連盟の反コンドーム論

「AMERICAN LIFE LEAGUE」 HP → 「condom」  →和訳 訳者 のら猫の手
「AMERICAN LIFE LEAGUE」 HP → 「condom effectiveness」 和訳 訳者 のら猫の手
   
「World Daily News」→「European condom ads coming to America」 →和訳

 

 

 

「コンドームが性病予防としても不完全だから禁止」と訴え、「ニュージャージー州バーリントン郡のエイズ・カウンセリング・センターでのコンドームの配布を中止させたとい成果をあげた」という例も書かれていたはずなのに、久しぶりにチェックしたら、簡略化され、その例もなくなっていた。なぜ?

とりあえず、「New Jersey Burlington County condom aids」で検索

"Best Way to Avoid AIDS: Know Your Partner" Rusty Wright  
"Safe Sex?" Rusty Wright, B.S.  

 

 

「Stephen Spaulding condom」で検索

Spermicide

「Joel McIlhaney」博士の反ピル論もなくなっていたよ。なぜ? 「Joel McIlhaney condom」で検索

AIDS Reality Checks → Condom effectiveness  
Culture of Life Foundation & Institute → Condom Effectiveness  和訳

 


ALL人脈かどうかは不明の、反ピル、反コンドーム、反セイフ・セックス

     
     
     
Rusty Wright   "Best Way to Avoid AIDS: Know Your Partner"
"Safe Sex?".
「コンドームが性病予防としても不完全だから禁止」と訴え、「ニュージャージー州バーリントン郡のエイズ・カウンセリング・センターでのコンドームの配布を中止させたとい成果をあげた」という例も書かれていた。
Joel McIlhaney 婦人科医。19992年に非営利組織the Medical Institute for Sexual Health 創始し、責任者。婚姻外の妊娠と性行為感染症を根絶するのが目標で、そのための唯一絶対の方法は婚姻外の性行為の禁止だとか。 AIDS Reality Checks → Condom effectiveness
Culture of Life Foundation & Institute → Condom Effectiveness 和訳

 

 

 


 

ALL人脈かどうかは不明の、反ピル、反コンドーム、反セイフ・セックス

ロマリンダクリニック HP
福島県郡山市にある婦人科、心療内科、アレルギー科 専門の病院
富永 国比古(院長)/ 婦人科、心療内科/アレルギー科、代替医療
富永 国比古(院長)「ピルはほんとうに解禁してよいのか」
富永 国比古(院長)「クラミジア・・・最近若い女性の間で増えています!」
富永 国比古(院長)「10代のセクシャリテイークライシス」『世界』2000年12月号掲載

10代のセックスへの関心と憎悪がすごい! その関心と憎悪のあまり、反ピル、反コンドーム、反セイフ・セックスへとなだれこんだのでは?アメリカのカルト系キリスト教団体「セヴンスデイ・アドヴェンティスト」教の傘下。その教団が作った町が「ロマリンダ」でlLOMA LINDA大学に留学し博士課程修了したのですね。lLOMA LINDA大学医学部では、避妊も中絶も反対!

とりあえず、批判しましたのでご笑覧ください。
NPO法人「10代の性行動の危機を考え行動する会」HP  アメリカの10代への純潔教育の影響下にありますね。本家本元は少年にも禁欲を説いているはず。
でもこの会はこの男女の二重基準がすごい! 組織名をNPO法人「10代の性行動の危機を考え行動する会」なんてせずに、正直に

「10代少女の性行動の危機を考え行動する会」

ってなさったらいかがですか。
紹介と批判

 

 

高橋史朗 明星大学教授。感性教育研究所所長
1950年生まれ。兵庫県瀧野市生まれ。早稲田大学大学院修了後、スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員。臨時教育審議会(政府委嘱)専門委員、国際学校研究委員会(文部省委嘱)委員、神奈川県学校不適応(登校拒否)対策研究協議会専門部会長を経て、現在、明星大学教授。玉川大学大学院講師、感性教育研究所所長、新雑誌『感性・心の教育』編集長、青少年健全育成研究会(自治省委嘱)会長。

『間違いだらけの急進的性教育―エイズ・性をどう教えるか』黎明書房 (1994/02)

この反コンドーム論、アメリカのプロライフの受け売りね。

 それにしても、コンドームでのセイフ・セックスさえ反対と明言して強烈。これはこれで首尾一貫していることはしているわね。

統一協会人脈。
「これでいいのか?性教育」

アメリカの反中絶の主な14の団体

American Life League (ALL) 反避妊
Americans United for Life (AUL)  
Christian Coalition  
Concerned Women for America (CWA) 避妊を医療保険での適用には反対
Eagle Forum  
Family Research Council (FRC) 反避妊
Feminists for Life of America (FFL)  
Focus on the Family  
Human Life International (HLI) 反避妊
Life Dynamics Incorporated (LDI)  
Missionaries to the Preborn 反避妊
National Right to Life Committee (NRLC)  
Operation Save America (formerly known as Operation Rescue)  
Pro-Life Action League (PLAL) 反/避妊ピル、 Norplant Depo-Provera 、事後避妊薬

 

 

アメリカのプロ・ライフの団体は、以下にも詳しく載っているので。いつか余裕ができたら、以下のをまとめて載せたいですけど。

「YAHOO AMERICA」「HEALTH」「Reproductive Health」「Abortion」「Pro-Life」「Organizations」    
Planned Parenthood Federation of America, Inc.Profiles of 14 Leading Anti-Choice Organizations 和訳  

 

 

 

 

 


避妊、中絶容認派

Fact Sheet: The Truth About Condoms History of the Condom 家族計画連盟が、反コンドームの言説に反論しています。→和訳
SIECUS→  Opponents of Comprehensive Sexuality Education SIECUSの敵対組織をあげています
Pro Choice Voice → EXPANDING CHOICES: THE NEED FOR CONTRACEPTIVE AND STD PREVENTION RESEARCH AND DEVELOPMENT 避妊や中絶の権利団体が、反避妊・中絶団体についてふれています
Morning-after pills  
the birth control pill and the morning-after pill  
   
   
   
   

 

 



それと性教育ですが。
アメリカの例。
『論座』2007年3月号より、町山智浩「性教育の名のもとに推進される“文化の転換”」「アメリカ絶対禁欲教育は未成年の妊娠・出産率を押し下げてはいない」
これはご一読をお薦めします。

「絶対禁欲教育」でのイヴェント「シルヴァーリング・シング」
10代の少年少女に婚前交渉を拒否するよう教える。参加した若者達は純潔の誓いの印として銀の指輪をはめる。結婚式まで配偶者と指輪の交換をするまで決して外さない。アメリカのすごいところは、少女だけじゃなく、少年まで!
「SILVER RING THING」HP
調査によると、誓いを破る若者の率が88%以上と高いこと。誓いを破る期間は、平均18ヶ月とか。誓約者が誓いを破ってセックスをした場合、非誓約者よりもコンドームを使わない率が3割も高いこと。絶対禁欲教育で「コンドームは役立たずだ」と教えられたからだとか。

保守的な田舎町の少女が、公教育では絶対禁欲教育がされているけど、仲間の少女達が避妊の知識もないままセックスをして妊娠し中絶もできないから人生を棒に振る例を知り、公教育で絶対禁欲じゃなく、避妊の知識も教えるように政府に訴えた。最終的には、避妊教育は得られなかったけど、彼女は将来政治家を目指すって。ドキュメンタリーとしてとりあげられた。
「THE EDUCATION OF SHELBY KNOX(シェルビー・ノックスの教育)