私が避妊用低用量ピルに興味をもつようになった、そもそもの動機 (工事中)

 

カレル・ヴァン・ウオルフレン『人間を幸福にしない日本というシステム』(毎日新聞社) 1994年11月発行  これで低用量ピルに興味をもったのね。
田 麗玉(チョン・ヨオク)『続・悲しい日本人』(たま出版) 1995年発行
【 あらゆるものが備えられている日本、世界中の美味しい物なら、アフリカの果実でも取り揃えているところが日本である。今日の日本には、ひとことで言ってないものはない。しかし、この日本にないのはたった一つある。それは、女性たちがが飲む避妊薬である。初めてこの事実を知ったとき、私はほんとうに驚き、意外な感じがした。しかし、日本独特な性格と隠微な構造を考えれば、さもありなんという結論を下した。
もちろん、韓国でもやはり薬局に行けばたやすく買えるばかりでなく、スーパーでも容易に手に入ることができる
 日本って、欧米より女性差別社会なんやろうなあ、でも他のアジアの国々よりはマシでしょうって思ってたのね。
 そしたら韓国人女性が、韓国より日本のほうが女性への官僚規制が強いっていうのには驚いた!
 他にも、題名忘れたけど、韓国人男性が、日本は女性差別がひどすぎるって! ああ、あと、中国人も、日本は女性差別がキツイって!
ドキュメンタリー映画『ルッキング・フォー・フミコ』 監督:栗原奈名子 1994年  深夜TVで女性監督のドキュメンタリー映画特集があって、その一作。すごい面白かった(他にも、アメリカでは女優ジョディ・フォスターがレズビアンたちから絶大な人気があることをとりあげたのとかね)。
 70年代リブってすごいわ。彼女たち、なんであんだけウオーって燃えられたの? 今の私らは、どうせ、なにをやっても無駄でしょって、あきらめの境地やもんなあ。栗原奈名子監督の狙いもそこ。今時の脱力した女性達の映像に、突如70年代に燃えたリブの女性達の映像をガツーンってぶつけるように編集している。今、絶対あんなの出現しない。中ピ連の榎美沙子(えのき みさこ)は今? 彼女に直接会ってお話聞きたい、取材したいです。で、このHPに載せたいです。
 録画したのをずっと後でまとめて観るので、パンフレットのプレゼントのお知らせ、締切とっくに過ぎていたけど、ダメモトで応募したけど無視されたよ〜。ほしかったよ〜。誰かコピーしたのでいいからおくれ。お礼は相談のうえで。
 70年代に燃え、80年代以降のフェミニストはカスばかりやったと思うよ。
 で、90年代になって、ゲイのフェミニスト、異性愛男性フェミニストの最高のが出現。 

 そうそう。松沢呉一『売る売らないはワタシが決める 売春肯定宣言』は、80年代以降の腐れフェミニストに鉄槌をくだした、70年代リブの再生だと思う。
 実際、松沢さんがHPで、「70年代リブの深江誠子(まさこ)から手紙をもらい、本も買ってもらった」って、すごいうれしそうに書いていたっけ。私も、うれしい。
 2002年、私は前言撤回します。深江誠子(まさこ)ってダメですね・・・。避妊ピルに関してだけど、実際手紙のやりとりもしたけど。現代リブどころか、70年代リブもカスだらけ・・・・なんで?詳しくは、「深江誠子批判」

 

 

 

 


参考文献

思想

高柳美智子『からだと性器はだれもの? 統一協会系のボディコントロールを衝く』(かもがわ出版)1994.8.10 「純潔教育」って名目で、性の管理を狙う連中の名前を実名であげています。
  • 高橋史朗(明星大教授)
  • 松岡弘(大阪教育大教授)
  • 井坂弘毅(日本写真新聞社取締役、『学校保健ニュース』編集主幹)

彼女は、“人間と性”教育研究協議会HP ←の中心人物

カレル・ヴァン・ウオルフレン『人間を幸福にしない日本というシステム』(毎日新聞社)1994.11 日本の官僚規制をあばきたて、徹底批判した本。すごい。
副島孝彦
『現代アメリカ政治思想の大研究―「世界覇権国」を動かす政治家と知識人たち 』(1995.9)→改訂版→『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』(1999.3)
山口宏弁護士との共著『法律学の正体』『裁判の秘密』『裁判のカラクリ』その他著作多数。
彼の本、面白いです。アメリカの政治思想リバータリアンを紹介。小さな政府で、権力は国民への規制をなくしていこうって考え。ただ、彼の最大のネックは、女性憎悪と恐怖。仕事ではサバイバルできた自信からかリストラ肯定。ところが男女関係や結婚になると、離婚しやすくなって妻が簡単に逃げられるようになるのが怖いみたい。それと小さな政府、福祉反対なんだけど、今話題の老人介護の問題なると、どうかと思うなあ。中途半端なのね。ズバッと言えないのね。モゴモゴモゴ・・・なるのね。
笠井潔『国家民営化論 「完全自由社会」をめざすアナルコ・キャピタリズム』(1995.11)光文社→(2000.12) 国家権力は、国民に干渉してはいけない。犯罪など、他人に迷惑をかけたときだけしか拘束力はないって。自殺も安楽死も肯定。売買春もお互いの合意の上なら、警察は干渉してはいけないって。
ただ、彼はどうやら中絶反対らしい。彼の中絶に関する物言いは、いやらしい。
田 麗玉(チョン・ヨオク)『続・悲しい日本人』(たま出版)1995.12 韓国より、日本のほうが官僚による女性への規制がきついって。
鶴見済(つるみ わたる)『人格改造マニュアル』(太田出版)1996年発行  生きて行くのがつらい人間が生き延びていくのにどうしたらよいか。麻薬でも人格改造セミナーでもなんでも利用したらいいって! 麻薬解禁を主張。彼の懇切丁寧な取材で、私も、麻薬やりたい人はやればって根底から考えを改めた。前まではこの世の絶対悪やと思い込んでいたのにね。彼は実際、麻薬を買ったところを現行犯で逮捕され、1ヶ月ほど留置場にぶちこまれ、その体験を『檻の中のダンス』に書いた。
 でも次第に、現実にまけてしまったような・・・小林よしのりの「戦争に行きますか? それとも日本人やめますか?」って主張に、「小林さん、先行って。僕、後から行くから」やて。「僕は行かない」なんて言えないの〜? かなしい。
 で、又、反原発運動でがんばるらしい。ハラハラさせる人や。
諌山陽太郎(いさやま ようたろう)『<別姓>から問う<家族>』(勁草(けいそう)書房)1997.2.20 彼とパートナーは「結婚改姓を考える会」の同士で、選択性夫婦別姓法案を通す運動をしています。ただ別姓運動の方々の中には変な方向にいってファシズム化しそうなのがいるから、その点に関しては厳しく注意しています。
 彼の文章は、抽象的な物言いで、薄い本に主張を圧縮したというかコンパクトにまとめているので、分かる人には分かるのでしょうけど、私みたいな学のないのには読みにくいです。
 ただ、選択性すら別姓を許さない方々の論理構成を必死で解読していこうって考えが偉い! ピル解禁賛成派の私も、ピル反対派の物言いには吐き気がして「こいつら死んでまえ!」って思ったけど、でも目を背けず、ドンドン読んで聞いていこうっと。 ピル解禁賛成派の私も、必死でピル解禁反対派の論理構成を理解していくつもりです(ピル解禁反対派になるわけではない)。
浅見定雄【監修】・“人間と性”教育研究協議会代表幹事会【編】『統一協会ボディ・コントロールの恐怖 ―「新純潔教育」の正体』(かもがわ出版)1997.8.20 「純潔教育」って名目で、性の管理を狙う連中を批判した高柳美智子『からだと性器はだれもの? 統一協会系のボディコントロールを衝く』(かもがわ出版)1994年8月10日発行をさらに発展させた内容。
“人間と性”教育研究協議会HP のメンバーたちが中心なって製作。
伊田広行『シングル単位の恋愛・家族論』『シングル単位の社会論』(1998.4)世界思想社 北欧の福祉社会に大変な影響を受けています。大きな政府でいい。家族間の助け合いじゃなく、税金で相互助け合い。最高のフェミニスト。女性の立場からしたら、福祉充実社会が一番生きていきやすいのね。
日本の男性にしてはめずらしく女性が分かる方で、女性への説得力は、この方が一番。
池田清彦『正しく生きるとはどういうことか』(新潮社)(1998.5)→(2001.8) 『正しく生きるとはどういうことか』は、元々は笠井潔『国家民営化論』にほとんど同意しながらも、少し意見の違うところもあるからというのが、この本を書いた動機らしい。

 国家のパターナリズム(国民一人一人の自己決定権を侵害する管理、余計なお世話な保護)への反抗。麻薬解禁、売春防止法の撤廃を主張。医者の免許がなくても医療行為ができるようにすること、治療をする者は依頼者に全て情報公開し、依頼者が誰に依頼するか判断ができるようにすること。弁護士資格がなくても弁護士業務ができるようにすること。官僚の許認可権、規制への反対。国家権力が、国民をあまりにも不当に管理・規制したり、警察権力が不当に国民を規制してはいけないって主張。売買春もお互いの合意の上なら、警察は干渉してはいけないって。

 中絶も、法律上容認。国家権力が介入してはいけない。

 池田清彦が、官僚による国民への規制撤廃を主張する政治思想「リバータリアニズム」に近いけど、でも経済活動に関しては「リバータリアニズム」まで完全自由化にはできないだろうって。経済活動に関してはある程度規制も必要って『正しく生きるとはどういうことか』で代替案を述べてはる。私も池田説のほうに共感。

  ただ、彼は安楽死や自殺には反対。私は、いざとなったら安楽死させてほしいし、自殺するかも。「いざとなったら自殺したらいい」「自殺方法は首吊りにします」「こう考えたら、生きていくのが楽になった」って鶴見済『自殺マニュアル』『人格改造マニュアル』に共感したもの。

UNIDOS(Uphold Now! Immediate De-criminalization Of Sexwork! セックスワークの非犯罪化を要求するグループ ウニードス)

『1998年京大11月祭企画『セックス+ワーク』報告集 ―パネルディスカッション記録と最新情報―』1999.12.15

 HP

 2000年1月に発行された『売春全面肯定宣言! 売る売らないはワタシが決める』(ポット出版)でも、UNIDOSのメンバーたちが執筆。中でも、佐藤悟志がいい。彼のファンになった。
松沢呉一(くれいち)

スタジオ・ポットHP

『売る売らないはワタシが決める』(ポット出版) 2000.1

松沢呉一が、あちこちの雑誌やミニコミ、インターネットに書いた文章で、本として出版されていない、面白いのがたくさんあります。月刊誌『創(つくる)』での連載とか、スタジオ・ポットHPとか。売春防止法撤廃を訴えています。
 「私は売買春を全面肯定する」 それこそが男性支配の家父長制をくつがえし、女性を解放する、家族制度に寄りかかった大量の男たちをも私の売買春肯定はいずれ敵にすることになるだるし、その覚悟はとっくにできているって。彼の影響を受けた私も、1999年度、売買春全面否定から肯定へと劇的な変化をとげた。
 逆に、『創』の投稿欄で、男性のほうが松沢呉一の意見を批判し、女性のためを思ってという理由で売春防止法維持のままでいようと主張していましたが、スタジオ・ポットのホウムペイジで、松沢が徹底論破していました【『創』に投稿していた男のように、「女のため」であるかのように装ってセックスワークの非犯罪化に反対する輩がいるのが気持ち悪くてしょうがない。実は売春の全面肯定をすると都合が悪いのは既存の男社会にしがみつく男たちであって、この時に「オレの都合が悪い」と言えばいいものを、体裁を取ろうとするのがいやらしい。まさに偽善者であります。
 ピル解禁反対論の男たちも、女性のためを装っているけど、実は家父長制維持のためちゃう?
 そして2000年1月に仲間達と『売春全面肯定宣言! 売る売らないはワタシが決める』(ポット出版)を発行。
池田清彦『臓器移植、我、せずされず』(2000.4)  臓器移植反対の本。

 ただし、中絶容認の論理を書いていています。

 ただ、彼は安楽死や自殺には反対。私は、いざとなったら安楽死させてほしいし、自殺するかも。「いざとなったら自殺したらいい」「自殺方法は首吊りにします」「こう考えたら、生きていくのが楽になった」って鶴見済『自殺マニュアル』『人格改造マニュアル』に共感したもの。

 

海外の思想

デイヴィッド・ボウツ(David Boaz)『リバータリアニズム入門 (Libertarianism : a primer)』(1998.11)洋泉社  副島隆彦の紹介・翻訳。国家権力の肥大化に反対し、官僚規制など、特定の権力 が国民を規制・管理するにの反対。中絶も、売買春も合意の上なら、国家権力(警察)が犯罪として取り締まるのに反対。福祉反対。国家権力は、福祉という名目で税金を徴収し、国家権力の肥大化をまねくからだって。反税金って。

 ただ、これは弱肉強食の世界だなあ。女性には生きていきにくい社会だなあ。池田清彦が、官僚による国民への規制撤廃を主張する政治思想「リバータリアニズム」に近いけど、でも経済活動に関しては「リバータリアニズム」まで完全自由化にはできないだろうって。経済活動に関してはある程度規制も必要って『正しく生きるとはどういうことか』で代替案を述べてはる。私も池田説のほうに共感。

   
   
   

 

 

海外の性をめぐる状況

 マリアンヌ・メイシー『彼女のお仕事(Working Sex)』(原書房) 1997年12月12日発行。原本は1996年発行。 同じくアメリカのフェミニスト。彼女も、アンドレア・ドーキンスやキャサリン・A・マッキノンみたいなフェミニストたちを批判しています。主流メディアを牛耳るのが性的保守派で、そのためにかなり偏向しているって。ポルノ解禁反対派、検閲制度支持のフェミニストばっかりとりあげてて、例えポルノでも表現の自由、検閲制度反対のフェミニストは取り上げられないって。これは、フェミニスト対反フェミニストの戦いじゃないのね。ドーキンスやマッキノンはただ単に性的保守派だからポルノ反対運動をしているだけで、一見過激で、その実はすごい保守反動であることが分かる。
 ただ、『彼女のお仕事』って題名は違う。原題は「セックスをお仕事にしている」方々のルポルタージュで、男のセックスワーカーも、男から女への性転換者のセックス・ワーカーも同様に大きく取り上げられています。
パット・カリフィア(Pat Califia)『パブリック・セックス(PUBLIC SEX:The Culture of Radical Sex)』

日本語の翻訳版は1998年8月7日発行

 アメリカのフェミニストで、レズビアンで、SMの女王様嗜好。すごい、すごい! ポルノの自由、売春の自由を主張。彼女によると、フェミニストたちの中には例えばアンドレア・ドーキンスやキャサリン・A・マッキノンみたいなフェミニストたちが、未成年者保護、女性保護のためにって名目でポルノ反対運動をし、そのために中絶禁止法案の運動をしている保守派と結託して、中絶禁止運動へと流れて行ったとか。
 日本の児童ポルノ禁止法案も実はその流れなのね。
 「女性のため」「児童のため」→ファシズム 注意!

 

 

 ピルや避妊に関する本

 ↑以上、『紀伊国屋書店 インターネット仮想書店』 の会員なって、「ピル」「避妊」「家族計画」「バースコントロール」で検索したのを、図書館にリクエスト。

 

 その他、参考資料