男女の値段

なぜ性風俗産業における女の値段が高いか?

男の値段が安いか?


 これも市場の原理である程度分析できる。

 

★ ジジイから若いのまで、若くてキレイな女に一極集中するから。



 若くてキレイな女は値段が高くても客が殺到する。
 ブスやババーは需要がないから値段が高くては客がつかないから値下げとなる。
 若さと美貌に正比例して値段が高くなる。 

 さらに女子高生、女子大生、お嬢様、その他色々な商品価値もあるでしょうね。
 女性的魅力をそこなわない範囲内での学歴、肩書きとか。東大とかエリートまでいくと困る男もいるしね。ブランドものの女子高、女子大まで。職業も女性的魅力をそこなわない範囲までの文化的でブランドものの花形職業ね。
 憧れの現役女子高生で美少女って、女の性の市場では圧勝! 15〜17歳は若さで商品価値高いけど、中卒、高校中退とかだと現役女子高生よりは商品価値低いって、そういう商品価値ランキングもあるわね。
 現役女子高生でも、それも偏差値のいい将来ブランド大学進学確実というブランド女子大生予備軍のお嬢様高校の美少女が圧勝! 「女子高生」と聞いて胸ときかめかせた男性客が、その子が実は「商業高校」と知ってガッカリとか、工業高校や農業高校とか「もっとガッカリ」とかランキングがつくのなトホホ。普通高校の女子高生でも、偏差値とか、公立かトホホいやでも偏差値が高く将来一流大学入学できるならセーフとか、名門私立のお嬢様高校で将来は必ず上に上がれるかとか細かいランキングもあるわね。

 さらに出自ね。お嬢様がいい。出身地も、どこそこだと落ちるけど、ブランドものの地域だといいとか。いやなとこつくけど。

 性というものを、市場の原理で冷酷に分析する。これを読んで気分を害する方大勢いらっしゃるでしょうね。

 私の友人K、ゴリゴリのフェミニストとの会話
K「セックスワーカーたちはお仕事が過酷すぎるわ。大金もらいすぎやわ」「彼女たちの稼ぎを減らすようにすべきやわ」
私、彼女の言い分には全く納得がいかなかったから反論したけど、噛み合わず。
K「私は別にセックスワーカーの方々を差別しているんじゃないわよ」「実際にセックスワーカーで権利運動家の桃河桃子さんともお話の場をもって、セックスワーカーたちが今どれだけ心身ボロボロになるほど酷使されているのかその悲惨で無残な話を聞いたんだから」「それに彼女たち、いくらなんでもボロ儲けしすぎであの稼ぎは異常やわ」
私はそれは違う。でも、しょうがないから、他の話題にしてお茶とケーキでみんななかよくってことで。

 黒木瞳、昔、銀座のスカウトマンから「席に座っているだけで時給何万円払いますって言われました」やて。
 若さと美貌のある女だと、選択肢がたくさんあるし、どうするかは彼女自身のご判断にまかせたらいいことです。
「とにかく稼ぎたい。目標月500万円! きついサーヴィス、長時間労働でもいいから」
「そこそこのサーヴィスで短時間労働がいいから、稼ぎもそこそこなるけど、まあいいか。週一回横座って会話だけで月50万円も稼げればいいわ」って。

 
 女の性の値段はなぜ高いか?
 もちろん、「女の価値は若さと美貌」
 これはどうあがいても変えようがない。
 男性は、若くてきれいな女に一極集中。女の性の値段は、若さと美貌に正比例して高くなる。
 それプラスその他色々な商品価値もあるでしょう。ブランドものの女子高、女子大とかお嬢様とか。
 
 それでいて年とればとるほど、容姿が落ちれば落ちるほど、客がつかないから、きついサーヴィスしないと。ブス、ババー、ソープランドの面接行っても採用されず。コンドームなしセックスってきついサーヴィスの店でも客つかずかトホホ・・・お値段安くてやっと客がつくか、客全然つかず。仕事きつくて、値段が安い、客も少ない、儲けられないという地獄絵図が繰り広げられます。
 それはそれでしょうがないわな・・・。あきらめるべきことは、あきらめるないといけないのです。



★ 女の性が抑えられているから。それでいて、男の性は女ほど抑えられていないから。その二重基準の格差があればあるほど、女の性の値段は高くなる。その他、世の中には色々な差別などがある。性の市場における、女の性の流通と循環が阻害されるから。女の性の解放がすすみ、差別が解消か減少化されれば、性の市場における流通と循環がよくなり価格破壊がすすむ。

 昔、フェミニストの上野千鶴子、藤本ゆかりなどが「女の性の値段が高いのはスティグマのせいだ」「人間としての尊厳を売り渡しているからだ」というような発言をしていた。
 完璧に間違っていますね。
 男たちが、女の価値は若さと美貌のある美少女たちに一極集中するから。若さ、美貌、その他商品価値があればあるほど、高い値段がつく。スティグマだの人間の尊厳など、客からしたらクソでしかない。
 私みたいなブスでババーじゃあ高い値段つかないなあ。もちろん彼女たちも「てめえらブスでババーだから高い値段つかねえよ!」って罵倒嘲笑されるだけだから、そんな発言しないようには気をつけましょうや。 

 売買春肯定派の松沢呉一が「彼女たちは容姿がいいし男にもてる。それに比べて、なんだあいつら容姿が悪いし男にもてないし。人々は、お前らなんかよりは、そら風俗嬢のほうを支持するなあ。世の中は容姿と性的魅力、男にもてるので支持される。容姿が劣ってもてない女はなにをどうあがこうと何を主張しようが誰からも支持されないな」「それに比べて南智子ちゃんは容姿がいいし男にモテモテ」で締めくくっていた。この人は、よう分っているのですね。女は容姿が良くって男にモテルので決まる。ブスババーはブスババーでしかないって。
 それは確かに世の中の真実だし、そのことは全く完璧に正しいし反論の余地はなし。だけど本当のことをあからさまに言うことじたいに腹がたつっていうのなら、私も味方するけど。こんなこと書いている私も心が本当に痛いんですよ。

 日比野真が「風俗嬢の人権を守りましょう」「風俗嬢たちを、ブスやババーどものねたみそねみから守ってあげないと」って。

 上野千鶴子、藤本ゆかりの主張も、松沢呉一の主張も、日比野真のの主張も、同じコインの表と裏でしかないし。

 松沢呉一、日比野真の売買春肯定の機動力は、まさに若くてきれいでもてる女への愛情と、もてないブスへの嫌悪。

 上野さん、藤本さん。本当は知っているんでしょ。でも心の傷がうづいて、あからさまの真実を直視したくないだけなんでしょ。



 若さ、美貌、その他商品価値に比例して値段が高い。

 さらにその他商品価値もね。女子高生、女子大生、お嬢様、その他色々な商品価値もあるでしょうね。
 女性的魅力をそこなわない範囲内での学歴、肩書きとか。東大とかエリートまでいくと困る男もいるしね。ブランドものの女子高、女子大まで。職業も女性的魅力をそこなわない範囲までの文化的でブランドものの花形職業ね。
 憧れの現役女子高生で美少女って、女の性の市場では圧勝! 15〜17歳は若さで商品価値高いけど、中卒、高校中退とかだと現役女子高生よりは商品価値低いって、そういう商品価値ランキングもあるわね。
 現役女子高生でも、それも偏差値のいい将来ブランド大学進学確実というブランド女子大生予備軍のお嬢様高校の美少女が圧勝! 「女子高生」と聞いて胸ときかめかせた男性客が、その子が実は「商業高校」と知ってガッカリとか、工業高校や農業高校とか「もっとガッカリ」とかランキングがつくのなトホホ。普通高校の女子高生でも、偏差値とか、公立かトホホいやでも偏差値が高く将来一流大学入学できるならセーフとか、名門私立のお嬢様高校で将来は必ず上に上がれるかとか細かいランキングもあるわね。

 さらに出自ね。お嬢様がいい。出身地も、どこそこだと落ちるけど、ブランドものの地域だといいとか。いやなとこつくけど。
 ずっと前、ある女性が高級な女性ばかりなのを売りにした「愛人クラブ」という組織を作り、マスコミで話題になり、そして警察に逮捕された。
 マスコミの報道で、「その女性代表は表向きの経歴が、父親が高学歴エリートで、高級住宅地○○育ちで、○○女子大卒とかなっていたけど。そんなの大嘘で、実は親の職業はXXで、出身地はXXで、学歴はXXで」 
 ・・・・
 読者の気分を害するだろうけど。女は若さと美貌が最重要だけど。さらにブランドものの女子大生だとかその他の商品価値が重視され、それでさらにランキングが決まる。

 前に雑誌で「女子アナ ランキング」って。お嬢様で高学歴で美貌の女子アナ宮崎緑が超話題になり大人気となった。ところが雑誌の「女子アナ ランキング」で、「彼女の高校は公立高校! なんじゃそりゃーっ! まともな親なら公立高校なんてものには入れずに名門私立に入れるものを。これではお嬢様失格だ! これは痛い格が落ちた!」
 そうか公立高校ってそんなに過去の汚点となるのですね、初めて知りました。

 皇太子浩宮の結婚報道。雅子の家計図がすごい。
 それにしても色々なコメントがあったけど、差別発言が強烈やねえ。
「ダイアナなんて離婚した家の娘だから、結婚がうまくいかなかったのです。雅子様は両親揃っているから人間性に欠陥はないでしょう」
「雅子様の先祖は士族だから、人間性に欠陥はないでしょう」(先祖が被差別部落だと人間性に問題があるんかい!)
お嬢様幻想を抱いて「お嬢様って素敵」ってポ〜となることじたいは否定はしませんが。お嬢様じゃない人間は、人間の屑と全人間性を否定されるのはなあ・・・。

 女の性の値段が高い理由は、男たちが「女の価値は若さ、美貌」さらにその他色々な商品価値で一極集中が最大の原因だけど。

 こういうことをあからさまにするのには、ブス、ババー、もてない女、ブランドものの学歴や経歴や出自などない低階層の商品価値の低い女たちの心の傷を逆なでするけど。直視したくはないけど。でも、しょうがないじゃない。




 それと、他にも理由があります。
 その一つが、女の性ばかりが抑圧されていたから性の市場における女の性の循環と流通がよくなかったからでしょう。
 昔に比べて今や未婚の若い女性たちの性の解放が進み大勢がセックスするようになりました。「女の花の操は女の命」なんていう古い考えを、今時の女の子たちの大勢がポンッと蹴飛ばしていますよ。そういう風潮を私は全面肯定しますよ。間違いなく昔に比べて、性の市場における女の参加増大で、性風俗産業の客になるのが減り女の性の価格破壊が進んでいるはずですよ。

 それに比べて、昔、フェミニストの上野千鶴子、藤本ゆかりなどが「女の性の値段が高いのはスティグマのせいだ」「人間としての尊厳を売り渡しているからだ」というような発言をしていたのは、「女の操は生命より大切」って時代の過去の遺物でしかない。フェミニストとしての発言なら完璧に間違っている。「女の操は女の命」「女性の純潔教育」の先生とかじゃあるまいし。

男の性体験なんて、傷じゃない

女の性体験は、傷か? 今時もう傷じゃないか?

若い男の子「この前ニュースで、男の教師が男子生徒たちに次々とエッチなことをしてきたんやて。全部で何十人になるって。男の生徒だったら笑い話やなあ。まあ、ええかって。これが女子高生相手やったら、なんてひどいことを!ってなるけどなあ」やて。

私「そうやねえ〜。男の子らには気の毒やけど」

私「そういや、ずっと前、男の人らが出張ホストの登録料詐欺にあったって大ニュースなったでしょ。私、騙された男たちにヤーイヤーイ、バーカ、バーカって笑ってたけど。今は、少し可哀想かなあって思うようなってきたけど」

男の子「ええ〜っ? 僕笑うよ。騙された方がアホって。そんなん甘いわって」

  

18歳ホストで大学生に、私「お酒飲みすぎるとお腹がブヨブヨ出るから気をつけてね」

18歳ホスト「大丈夫だよ、見てお腹引き締まっているでしょう。中学の頃からホストクラブで酒大量に飲んでいるけど、全然大丈夫だよ。もう5年選手かなあ」

私「エーッ? そういや、今マスコミで女子高生や中学生の女の子の援助交際が大騒ぎになっているけど」

18歳ホスト「中学生や高校生の援助交際ぐらい、別に構わないと思うけど。なんで、あんな大騒ぎするんだろ?」

私の直感だけど、彼は女性の貞操もたいしたことと思ってはいないのでは? 例えば、彼が素敵な女性と知り合い、処女じゃなくっても気にしないんじゃないかなあ? 過去の女子高時代に援助交際してようが、ホステスやってようが全然気にしないんじゃないかなあ? これはこれですごいと思う。

 昔の異性愛男は処女願望を持っているの多い。今は昔ほどこだわらない男性が増えたみたいですけどね。でもやっぱり処女願望はまだまだあるでしょうね。
 でもゲイたちには、それほど童貞願望は少ないみたいね。
 ゲイのライター伏見憲明は、若い女の子なんかには、良くも悪くも、全然関心はない。だから女子高生の援助交際にもセックスの活発化なんてどうでもいい。世間が、なんで女子高生の性なんかにあんなに関心を燃やすのかが分からない。女子高生の援助交際ぐらいたいした事件でもない。
 彼は「だって男の子がセックスしたからって傷にはならないし。男がセックス売った経験なんて過去の笑い話にしかならないよ」
 さらに貞操や純潔幻想なんてものも全くない。素敵な男性の過去の性なんてどうでもいい。童貞の未成年を独占したいって気持ちもない。


 NPO法人「10代の性行動の危機を考え行動する会」HP
理事長は富永国比古。
彼の主張も【男子では性非行は1つの通過儀礼エピソードの意味しか持たず、その行為自体が人格形成上、重大な障害になることは少ない。】

 伏見憲明も富永国比古も、10代の少年のセックスなんて傷にはならないって点では一致している。
 ただし、大きな違いは今時の10代の少女の性にに対する考え。
 富永国比古は少女のセックス経験は傷になるから少女たちのためを思って禁欲教育をすべきだと。おためごかしをぬかすなよ! 正直に嫉妬だと言ってくれるなら、ある部分味方せんでもないけど。
 伏見憲明は、ゲイだから良くも悪くも少女の性なんて全く関心がない。これが富永国比古との最大の違いだ。富永国比古は間違いなく少女の性に異常な関心を抱き渇望している。でも手が届かないから逆に憎悪を抱いてしまったのね、哀しい・・・。
 それに少女に全然関心がない伏見憲明でさえ、今時の少女の変化を察知していて、今時の少女のセックス経験も援助交際も、男の子なみにたいした傷になんかならないって思っている。私もそう。

 正直に言えばいいんだよ。異性愛男性たち! ゲイとは違って、少女の性への渇望と異常な関心、でも手が届かないことへの心の傷で憎悪を抱いているんだって。10代少女が、かっこいい男にメロメロなってとセックスするのが増えてきて。18歳未満は非合法で自分にはムリで。18、19になってやっと合法化され。処女願望で、自分の手の届きそうなのは他の男どものお古だなんて苦痛だって。だから規制したいって。

性の解放は、性的貧困者たちへの心の傷への配慮がないと同意を得られない。それならそれで、私もある部分味方せんでもないけど。






 それと、他の理由が、本当は性風俗産業は非合法だから値段が高いのでしょう。一応性風俗産業は全て犯罪で、警察は容認していてどれを逮捕摘発するのも警察権力の思惑次第という形にしていて、権力支配の王道だからですね。完全合法化されたら、警察権力も暴力団も利権をなくすし、警察と癒着してる性風俗産業の特権体制が崩壊し殿様商売ができなくなり、警察と癒着していない風俗店もまっとうに競争ができて競争原理が働き、性の市場の流通と循環が良くなるから値段が下がる。よっぽどいい女たちが、有能な店長のもとがんばっている店でそこそこの値段がつくって程度で。

 上野千鶴子、藤本ゆかりも、女の性の値段が高いのを、なにも「スティグマのせいだ」だの「人間の尊厳を売り渡している」なんてことを言わんでも。
@ 男の性に比べて、女の性ばかりが抑えられている不平等と二重基準
A 警察ファシズムの恣意的な逮捕摘発
B 差別(女の性の解放、性、性風俗産業)
上記等の理由により、性の市場における女の性の循環と流通が阻害されている。女への性的抑圧が減り、性の市場における女の性の流通と循環がよくなったら女の性の値段が下がるようになる。そう分析したらいいじゃない。

 現にそうでしょう。昔に比べて、女の性の解放が進み、芸能でも女がヌードなることへの差別の低下、性風俗産業への蔑視と敷居の低下等で、性の市場における女の性の流通と循環が良くなって、間違いなく女の性の価格破壊が進んでいるはずですよ。

 私みたいに、
@女の性の解放、
A性風俗産業の完全合法化、警察ファシズム解体
B性の市場における男と女、大人と未成年への二重基準の撤廃、
以上を主張するのが、女の性の値段の価格破壊させている。警察や暴力団の利権をなくし、風俗嬢や性風俗店や従業員の競争を激化させ価格破壊させる。私は彼ら、彼女たちと敵対しますね。
 「女の操は女の命」「性風俗産業に対する警察による徹底的な逮捕摘発を」って主張しているのこそが、女の性の値段を上げているのですね。

 女の性の値段が高いことを、フェミニストたちが「差別のせいだから」「スティグマのせいだから」だの「人間の尊厳を売り渡しているから」なんてことを言わんでも、女性への性的抑圧、男女の不公平な二重基準、性風俗への差別等のせいで女の性の流通と循環が阻害されているからといえばいいんじゃないですか。
 ある種の女性差別(性的魅力のなさで全人格の否定、女性の性的抑圧、性における男女の二重基準)のおかげで逆に大儲けできる女性たちもいる。同じ女性でも、立場によって利害関係が真っ向から違うのですね。
 それに昔は性風俗産業への蔑視でいい人材の進出が阻害されていたけど、性風俗産業への蔑視と敷居が低くなればなるほど、いい人材の進出が進み競争が激化して価格破壊が進行しますね。

 それと「差別」の言葉が何を意味するかで、全然意味が違ってしまいます。
★「差別のせいで、値段が安い」
★「差別のせいで、値段が高い」
両方言えます。

 イヤ〜なことを直球で言って、読者の気分を害しますが。
 「差別のせいで、値段が安い」 これは誰もが疑いようのない100%客観的な真理です。
 ブス、ババー、低階層は商品価値が低く、値段が安い。しょうがないじゃない。
 若さ、美貌、ブランドものの女子大生とか女子高生とかその他商品価値があればあるほど、値段が高くなります。
 ずっと前、ある女性が高級な女性ばかりを売りにした「愛人クラブ」という組織を作り、マスコミで話題になり、そして警察に逮捕された。マスコミの報道で「その女性代表は表向きの経歴が、父親が高学歴エリートで、高級住宅地○○育ちで、○○女子大卒とかなっていたけど。そんなの大嘘で、実は親の職業はXXで、出身地はXXで、学歴はXXで」だった。こういうブランドは重要でこれで価値が上下するのですね。女は若さと美貌が最重要だけど。さらにブランドものの女子大生だとかその他の商品価値が重視され、それでさらにランキングが決まるとういうのは誰もが疑いようのない事実なのですね。。

 同じ事をしても、商品価値の低いのは、商品価値の高いのより低い値段しかもらえない。いやそれどころか、商品価値の高いのは席座っているだけで高額な金をもらえ、商品価値の低いのがさらにきついサーヴィスをしても低い金額しかもらえない。
 商品価値が低い者は低い者でしかなく、どうあがいても商品価値が高いのには敵わない。差別のせいで値段が安いって言えますね。世の中は決して平等ではない。しょうがないじゃない。

 逆に、「差別のせいで、値段が高い」とも言えます。
 性における男女の不平等な二重基準のせいで、女の性ばかりが抑えられているから、性の市場における女の性の流通と循環がうまくいかない。
 性の市場において、警察ファシズムによる恣意的な摘発と逮捕で、警察の利権になっている構造で、いい人材の進出や労働が阻害されてしまう。
 性風俗産業への蔑視と敷居の高さで、いい人材が働くのが阻害されてしまう。

 「差別」のせいで性の市場における値段の影響があるのは間違いないけど。
 ある種の差別が性の値段を下げたり、又別のある種の差別が性の値段を上げてしまったり。その差別の種類とその影響を客観的に分析しないと混乱しますよ。


 漫画家夫婦「ねこぢるうどん」がインド放浪記で、インドでは正式な結婚をした男女じゃないとセックスしてはいけないという倫理観があるのには驚いたって描かれていた。インド人男性が「日本人女性とセックスしたのに、さっさと日本に帰ってしまった。私が花の操を捧げたのに」って怒っていたので、漫画家夫婦「ねこぢるうどん」の夫のほうが「女とタダでやれて良かったと思わないの?」って困っていた。私も驚いた。インドって男性も純潔守るの? 
 今、アメリカのブッシュ政権では純潔教育に莫大な政府予算が投下されているとか。男性も結婚まで童貞を守るらしい? 
 男も女並に性が規制されていたら、男女平等で女の性ばかりが異常に値段が高くなるってことも少なくなるかもしれないけど。

 日本では昔から男女の二重基準がひどく、男の性の放縦は男の甲斐性って風潮だから。この二重基準の格差があればあるほど、女の性の値段は上がるのですね。


 お年をめした男性作家の文章を読むと(野坂アキユキとか)、昔の男性たちは酷使された無残な娼婦に高い金を出して客になっていたのね。
 今だと、若い男性たちは「なんで?」思うでしょうね。今だとお気軽に女をナンパできるし。今時の女たちは風俗産業に続々と進出しているのでしょうし、若い女の子ばっかり。
 でも昔に比べて、若い女性の性の解放&都会化&個人の出会いの即時性の発展&匿名性の確保(電話、Q2、テレクラ、出会いサイトとか。都会化での人口の密集と交通の便の発展、携帯電話の個人所持とか)で、男の需要が分散され、女の性の値段は安くなっているはずですよ。
 それに性風俗産業への敷居も低くなり蔑視も軽くなり、いい女の進出も増え、競争が激化して価格破壊が進んでいるはず。昔に比べて、女の性の値段が高くなっているわけないわな。間違いなく安くなってますって。
 昔だったら絶対ありえないようないい女が、性の解放進んで性の流通革命で性の市場に進出し、男「きみみたいないい女がなんでこんなとこに?」っていうのだったら、高い値段で客なるのもいるでしょうけどね。そうなったら、昔だったら高い値段で売れていた女が押し出され、高い値段では売れなくなる。

 そして近未来予想図だけど、女の性の解放と性風俗産業への進出が進むかもね。今の時代の性は、未来の男性たちから、「なんでそんな高い金と手間暇かけて、たいしたことない女にセックスしてもらってたの?」なんて不思議がられるかもね。よっぽどの美少女女子高生しか高い値段がつかないようになるとか。

 昔は女の性が抑えられていた。
 だから昔の男はお気楽に女をナンパして、結婚を前提とせずにセックスをするなんて、なかなかできなかった。
 女の性の解放が進めば進むほど、男が簡単に女をナンパできるようになり、出会いサイトで気軽に援助交際するもの増える。その結果、男の性の需要が分散され、性風俗産業での客になる男が減り、女の性の供給過剰で、価格破壊が進む。

 昔は、女の性が抑えられていて、女は結婚まで処女を守り妻となり子を産んだ。
 ごく一部の金と地位のある男が処女妻をめとり(さらに自由があるのは「妻と畳は新しいほどよい」と何度も何度も若い妻を交換できるわ)、しかも性風俗産業で商品価値の高い若さと美貌のある女と遊べるわ(10代の処女を水揚げして今後の超お得意様になるとか。銀座のホステスのお得意様になるとか)。
 ほとんどの男は性的には悲惨。気軽に女をナンパできないし。例え若くてかっこいい男でも、性風俗店で高い金だして酷使されたとんでもないブスなババーで性欲処理するしかなかった。
 それと昔の貧乏な男たちにとって、妻は労働力で両親の老後のための介護要員だから、親から「嫁をもらえ」で結婚の条件が大事で恋愛で選べず。

 

 「今、女の性が乱れてきた」

 ダメフェミニストたちの主張、「男性対女性」では、解釈はあまりにも粗雑すぎる。
 

 ある状況で、得をするのもいれば、損をするのもいる。得をする男性もいれば、損をする男性もいる。女性でも、損をするのもいれば、得をするのもいる。

 「女性のために」というのは結構ですけど、同じ女性でも立場によって利害関係が全是違います。どういう政策をとるか、これも女性によって全然違います。。

 全然別の女性が、それぞれ政策が違うのはしょうがないけど。
 でも一人のフェミニストが、政策を提言するなら、統一した世界観を構築し首尾一貫した理論を構築しなくては。
 男性による女性差別社会へのヒステリーで手当たり次第、あれもこれも「女性差別」、あれもこれも「自分勝手な男性を利するだけ」とわめいているけど、統一した世界観、論理がないから矛盾点が出ています。

 例えば、独身女性のセックスを全面肯定する。
 → 当然、男は女とセックスしたかて結婚の義務はなく、やるだけやって結婚なんてしないヤリ逃げの男性も続出。それぐらい当然わきまえなくては。

 バカフェミが手当たり次第なんでもなかんでも「男性を利するだけだ!」っていう批判をなさるのは結構ですけど、それを主張したら他の主張と矛盾点がボロボロでてきますよ。
 女性かて重たい義務を背負わずに性を享受できるんだし。性と結婚が分離した時代状況のおかげで、救済されている女性がどれほどいることか。その分、損をする女性もいるでしょうけど。私は性と結婚が分離した時代のほうが良く、その分他のリスクがあるのぐらい当然わきまえなくてはいけないと思っています。

 ★結婚制度内での妻の座の権利と女性保護 永田えりこ(『道徳派フェミニスト宣言』)、山下悦子
 ★結婚制度外で女性が生きやすくする。シングル単位こそが最小単位で、家族単位が基準だと個人の抑圧。
 全然違いますし、利害が真っ向から対立しますね。

永田えり子が売買春否定の主張をした。要約すれば、「もし女性が妊娠出産ししても、男が全く責任をとらなくてもいいという無責任なシステムだから、反対」だと。

『売る売らないは私が決める』で佐藤悟志が永田えり子の例の主張を徹底批判。産みの母とその男に子育ての責任をまかせるのには限界があり、社会が子育てに責任をもつべきことだと。「無責任なバカ男が勝手放題してその後始末を他のみんながが尻拭いするだなんていやだ! 無責任男をつけあがらせるだけだ!」って腹がたつのもいるだろうけど。

 私は、藤悟志の主張には基本的には反対ではない。間違ったことを言っていません。

 ただ、私が永田えり子に違和感を感じた根本は何かと言えば、独身女性のセックスが全面肯定されている現代の状況では違和感があるってこと。婚姻と性が分離した時代状況で救済されている女性が大勢いるのよ。
もっとハッキリ言えば、今や女が性的好奇心を持ち自分からセックスを求める。しかも日常生活とはかけ離れた場で匿名で出会いサイトで男をひっかけセックスを享受する女性が出始め、遠い南の海のほうまで遊びに行って男とセックスしたがる女性が出始めてきているのよ。それどころか、女のほうこそが、結婚を前提としないセックスを楽みたがっているのが増えてきているのに。結婚の条件も男性的魅力も兼ね備えた素敵な男性と性愛一致した幸福な結婚ができるのはほんとうに恵まれた女性で、ほとんどの女性が「結婚の条件が良くって、かっこよくない男性」か、「結婚はできないけど、かっこいい男性」かしか選択肢がなく。そういう選択肢で、婚姻外で性だけ享受する女性も増えてきました。
30過ぎの独身女性たちと飲み会をして、私が「昔の女は田舎のブサイクと結婚してジジババ同居で下の世話をしてお小遣いも無しで楽しいことなんもなく年取るだけだったけど、そんなのなんかよりは独身のほうがマシだよね〜」って。他の女性たち「まあね(苦笑)」
美人じゃない40女性が「私、10いくつも年下の男性といいことあったの。彼、金城武みたいないい男よ。うれしい。10いくつも年が違うし結婚は無理だけど、いいの。楽しいことがあるだけで」
 それに今時女性だって、結婚での重たい義務なんか背負わされるのを嫌がり、性の快楽だけを享受したいっていうのが増えてきたのね。
 女が男に金払って客になるのまで出現しているのよ。
 そういう時代状況では、永田えり子の主張は違和感がありますね。

 永田えり子の主張は、昔ならありえたかもしれません。避妊も罪悪で禁止だった時代。結婚まで処女を守らなければいけなかった時代。女は正式に結婚してから夫とセックスをして生涯夫しか知らなかった時代。女の性は婚姻内だけだったのですね。
 でも今は時代が変った。

 平塚雷蝶(らいてふ)(1886〜1971)(明治19〜昭和46)は、その当時過激な女権団体だと保守派から嫌悪されていました。ところがその彼女でさえ、避妊への嫌悪がありました。
 同時代の仲間の山田わかは、避妊も中絶も罪悪だと主張。
 後年、平塚雷蝶(らいてふ)は自叙伝『原始、女性は太陽だった』を出版し、時代が変わって避妊への嫌悪とか、山田わかの「避妊は罪悪」という主張は新しい時代の方々にはもはや受入れられないだろうなという世間知はつけられ、必死に彼女のことを弁護していましたが。

 1963年産まれの私は、昔は女は結婚まで処女を守るものだという考えがありました。時代の流れの速さに驚いていますが。昔人間の私でさえ、時代の変革に影響され意識が変りました。

 今はもう独身の未婚の若い女性が結婚を前提などせずにセックスをするようになってきました。
 男たちも本音はできることなら処女がいいだろうけど「しょうがないなあ」ってあきらめて容認するしかなくなってきたのが大勢です。

 それに売買春反対の言説のいくつかは、独身女性のセックス全面肯定するなら、もう矛盾になってしまいますしね。
「性病の蔓延」
「望まない妊娠の恐れ」
「婚外子の責任問題」
「男の責任問題」
 売買春批判のうちの上記のものに関しては、独身女性がセックスするようになってきた時代にはもはやムリがあるでしょう。独身でセックスする女と売春婦は一緒ですね。
 処女と童貞を守り婚姻内だけで子作りのためだけにセックスするのなら、売買春批判は首尾一貫していますけどね。
 「男性も結婚まで童貞を守り、子作りのためだけにセックスしなさい」とまで主張できるのかなあ? そこのところが重要な点ですね。

 結婚制度内での女性保護しかない永田えり子(『道徳派フェミニスト宣言』)なんかを読んでるバカフェミ男性が実在して大喧嘩なったことあったなあ。直感的に分るけど、彼は性的清貧だな、それじたいはバカにはしないけど、性的にパサパサにひからびたのが最大の欠点で、そのせいでトンチンカンになってしまったのは哀しいなあ。
 永田えり子が「売買春は、女が妊娠しても男が何の責任も負わなくってもよくヤリ逃げできるシステムだ。無責任男を利するだけだ」と書いてましたって、彼が主張。私は反論。彼「そんなの無責任じゃないですか!」と絶叫して怒り狂った。
 昔だったら、女は結婚まで処女を守り、正式に結婚をしてから初めて夫とセックスをし、生涯婚姻内で夫しか知らずに生涯を終えた。まさに性は婚姻内だけだったのですね。
 私は、独身女性のセックスを全面肯定し、ナンパしてその場限りのセックスも肯定したら、当然そういうリスクもあるけど、でもしょうがないじゃない。そのことは当然わきまえることだという考えです。独身女性も、妊娠のリスクとかをわきまえて、男とセックスする。売春女性も、避妊等をわきまえた上で仕事をする。


ピルが1960年ごろアメリカで開発され認可され一般に販売されました。
日本では、ピルだけが女性の月経不順等の治療薬として利用され、薬局の店頭販売されていたけど、それが避妊薬としても利用できるという情報が出回ると、厚生省は薬局の店頭から回収までし、産婦人科医による処方箋なしでは購入できないようになりました。
欧米では副作用軽減のためにホルモンの低容量化が研究開発され販売されるようになりましたが、日本では低用量ピルは認可されず、高用量ピルを産婦人科医に病気治療限定で処方箋つきでということでしか利用できませんでした。
1990年代頃から「避妊用低用量ピルが認可されるか?」で長いことゴチャゴチャしていて。
1999年に、低用量ピルは避妊薬利用として、日本の厚生省がやっとのことで認可しました。

 低用量ピル解禁に猛反対した女性たち。解禁賛成の女性たち。同じ女性でも、立場によって全く利害関係が違います。
 低用量ピル解禁に猛反対した男性たち。解禁賛成の男性たち。同じ男性でも、立場によって全く利害関係が違います。

 「ピル解禁で、か弱い女たちが男から無理やりにピルを服用させられるから反対!」
おためごかしをぬかすなよ!
 「自分は今全くセックスがえられないからピル解禁で全くメリットなし。それどころか、他の若くてきれいな女性たちと男性たちとの間の性の享受で、私は傷つく」
 そう主張するなら、もてない性的極貧階級の私もある部分分るけど。

 低用量ピル解禁に猛反対した男性たち。若い女性の性への異常な関心と憎悪。自分が得られないものだから規制しようという考えになってしまったのですね。
 「最低限、未成年女性へのピルは禁止してください」って。
 高学歴エリートのすごい方々が大勢いらしたな。医者。京大卒の弁護士で大阪の大手法人組織の社員でってすごい勝ち組み中の勝ち組みじゃないか。地方議員。彼らは結婚の条件は良く、それでいて若い女の子に異常なほど燃えたぎるような関心をもっていて、それでいて手に入らないか。それか10代の美少女といいことなどありえず、他のかっこいい男どもがやった後になってその残りカスになってから性の市場に合法として解禁されるか。結婚の条件で選ぶと25歳ぐらいの女性なるか。

 昔の女性のほとんど、処女で永久就職で結婚の条件でしか男性を選べずに結婚をし、性はただただ生活のためでしかなく妊娠出産は身体を張った超ド級の肉体労働で。自分は全くぜいたくをできず。それでいて、若さと美貌と性的魅力のある男性受けのいい女性が頂点で、ただただ男性たちから頂点と比較対照されブスババーとおとしめられ人間の屑と全人間性を完全否定されるだけで。楽しみの性など遠い遠い夢の世界自分は得られないくせに、傷つけられるだけなら、喜びの性なんてなくなってしまえ! そう思うのは、その気持ちじたいは分るけど。

 ブスだっておばさんだって、金でホストの客になれるようにすべきだよ。最低限、それだけでも考えが変るようになるから。

 若い女性の性の活発化に憎悪を抱く男性たち。
 悪い意味でのプライドを捨て、結婚なんてせず、自分も金で若い女の子たちと遊べるようになればいいじゃない。


 逆にバカオヤジも統一した理論を構築できないから、女性への批判が混乱を極めています。
 タレントの北野誠がなり混乱した主張をしていたなあ。
「昔のヌード写真なんて、哀れな女が恨めしそうな顔で裸なってて。俺らそんな写真でオナニーしていたんやで。気持ちが暗くなったなあ。それが今やいい女たちが脱ぐようになってきてビックリ。今時の男の子は、いい女の写真でオナニーできるんや」
 それでいて今時の女の性の乱れを嘆いていた。
 それでいて、男性の性の乱れは不問という二重基準。
 かなり混乱していますね。

 バカオヤジの女性批判の混乱ぶりと、バカフェミのあれもこれもなんでもかんでも「男性中心社会を利するだけ」ってな批判の混乱ぶりも同じコインの表と裏です。


 「性の解放」は、性的貧困者への配慮がないと賛同を得られない。

 「性の解放」「福祉の充実した社会」で、性的貧困者たちも救済される未来像を提示しなくては。


「今、女の性が乱れてきた」 得をする男。

 昔の女は結婚まで処女を守り、セックスはただ夫一人。若い女性が将来の結婚を信じてセックスしたけど破局して結婚まで至らなかったらもう未来がないから自殺したり。離婚したらもう将来はないと自殺する妻たち。男はお気軽に女をナンパしてセックスなんてできなかった。だから、いくら若くてかっこよくっても、金も地位もないのは、高い金払って酷使された無残な娼婦で性欲処理をした。昔の男性の文章を読むと(野坂アキユキとか)、そういう暗い話がたくさんありました。今時の若い男の子たちからしたら「なんで?」思うでしょうね。

 結婚の条件は良くてもナンパは難しい男性たち。結婚制度重視の社会で、女性は結婚まで処女を守り、女性は専業主婦になる社会制度下では、結婚の条件のいい男性だと処女妻を得やすいし、女性は永久就職のためには男性には結婚の条件の良し悪しが重要で容姿や性的魅力は二の次。結婚の条件のいい男性一人づつに処女妻一人づつ分配されやすい。妻だけじゃあきるので、へんぴな隔離地帯の売春店に結婚の条件を喪失した特殊な女で性欲処理。そういうシステムがいいと思う男性たちがいる。
 でも逆に、そういうシステムでは損な男性たちもいる。
 同じ男性でも、立場によって全く利害関係が違うのですね。

 社会的弱者の男性たちにとって得する未来象。社会的強者による女性の性の寡占状況が脱構築化され、社会的弱者の男性にも女性の性の分散化が進行。性の享受に関しては、社会的弱者の男性にはいい時代です。

 今時は、若い男の子は、貧乏でも社会的地位がなくっても、カッコイイのなら、お気楽に女をナンパして、結婚を前提とせずにセックスできる。セックスするお相手は、ブスやおばさん、よっぽど魅力があれば若い女の子とも。男で年いっていても、かっこよかったら、お気楽に女をナンパして、結婚を前提とせずにセックスできる。ブスやおばさんから、よっぽど魅力があれば若くてキレイな女の子まで。
 それも昔と違って、これが重要な点だけど、女のほうが自分から喜んでセックスする。それもドライにクールに割り切って。今は女の自己決定。
 昔だと女のセックスは男性に頼まれてイヤイヤでしかなく被害者でしかなかった。「男が結婚をエサに騙して女の操を食い物にしてひどいじゃないか」「結婚せずに無責任じゃないか」だったけど。
 今はもう時代が急激に進み、女は自分から積極的に性を求めるようになった。まさに性と婚姻との分離が容認される社会で生きやすいと思うのが増えてきた。
 そういう時代の流れを分ってない鈍感で女性の性を被害者としてしか解釈できないクソフェミニストたち。ただただ「か弱い女の子たちが、男から無理やりセックスを求められ断れないのが可哀想だから保護するために」とか主張して、性的なものを規制しようとしているのがいます。
 それとも実は確信犯で、今時の女の性が積極的に性を求めているのを分っていながら、若い女の性を抑え付けたいだけなのか。もてない異性愛男性。妻の座の権利だけしか考えていない女たち。夫の浮気におびえ、それでいて自分はいい男と浮気できるだなんて発想が全くない妻たち。若くないきれいでない女性で性的な清貧者で、若くてきれいな女性の性と比較対照されただただおとしめられて傷つけられる方たち。
 それか、男性中心社会への恨みつらみで、混乱してしまい「あれも男性を利するだけ」「これも男性を利するだけでしかない」と手当たり次第否定し矛盾だらけになっています。セックスじたいが男性を利するだけとしか考えられないトンチンカンになってしまい、性的なことは全て否定してしまうしかなくなった禁欲的フェミニスト。

 でも性的自由を求める魅力ある女性たち、そういう女性をナンパしてセックスできるような魅力ある男性たちにとっては今の時代の流れは歓迎すべきことですね。
 性の解放は、社会的弱者や性的貧困者たちにも恩恵があるようにできないと彼らの同意は決して得られない。

 都会化
 情報の発達
 大人数の密集、
 匿名での出会い、
 出会いの簡便化と即時性の発達(ダイヤルQ2、テレクラ、出会いサイト)。
 個人所持の携帯電話。PC。

 社会的弱者でも、性の解放という時代の流れで、性を得られる機会が格段に増えてきました。

 さらに、もてないのや貧乏なのや社会的地位のないのでも「自分はもてないけど、金出せば選択肢がある。相手してくれる女性のみなさん、ありがとう」と割り切って性風俗産業の客になる方々に得となります。エロ雑誌から、ストリップ、ポルノ映画、AV、ソープ嬢のレヴェルは上がっているわ、選択肢が増えているわ、価格破壊が進んでいるわ、利用しやすくなっているわ。おまけに一般社会での性の解放が進んで、今時の女の子らも性の仕事をドライにクールに割り切ってこなしている子も増えているでしょう。昔の哀れで悲惨な売春婦の話などギャグになってきていますしね。もし仮にそんな哀れな女がいるとしても、そんな女じゃ男性客がひいて売れないと思いますね。


「今、女の性が乱れてきた」 損をする男。

 高学歴エリート男性でいきりたって「ピル解禁反対!」とわめいていたのがいた。色々と屁理屈をこねまわしていたけど。医者、京大卒の弁護士で大手の弁護士法人組織所属の社員。地方議員。
 彼らの本音は、若い女性のセックスを抑えつけたいっていうのが動機でしょうね。私の憶測ですけど、容姿を見なくても、文章読んだだけで、こいつ、もてへんって分かる(特にコギャルやポップでチャーミングなのからは絶対もてへん。逆にこいつは、コギャルやポップな女子高生への燃え滾るような関心と憎悪がすごい)。ものすごい高学歴エリートなのにね。

 逆に、エリートでない男性がピル解禁に好意的な意見を述べていた。彼は、間違いなく、若い女性が喜んでセックスしている男だ。

 昔なら、カタギの女性は結婚まで処女を守るのが当然で、結婚の資格を失った哀れな女たちは自殺するか、性風俗産業に落ちるか。男性は、結婚の資格を失った哀れな特殊な女たちで性欲処理し、処女妻をもらった。女性が結婚まで処女を守り、結婚適齢期になると結婚して専業主婦になる社会だと、結婚の条件のいい男性には一人ずつに処女妻が分配されやすいのですね。
 でも、今は女性でも、結婚前にセックスして、お見合いしたり結婚相談所に登録したりして。男性は、昔と違って、女性が処女かどうかを問いただせず。お互い平等になったんだけど、一部パニックになっている男性がいて、未婚女性の性的活動に異常な関心と憎悪を抱いて抑圧しようとしているのがいますね。

 男性が結婚適齢期になって、処女と結婚したくても、結婚適齢期の妻候補にはもう既に美人の処女はいない。例え処女が残っていてても、ブスしか残っていない。しょうがないじゃない。「チキショーッ他の男のお古かよ」異性愛男の発想。

 そこが私とは違う点。私は、男性に求めるのは素敵な男性かどうかだけしかなく、別に男性の過去の性体験なんてあっても苦痛じゃないし。
 ゲイの伏見憲明の発想には目が見開かれました。彼は、素敵な男性かどうかだけしかなく、純潔幻想も童貞願望も全くなし。好きになった男性に過去に性体験があっても過去の笑い話でしかなく。

昔だと、女は結婚まで処女を守るしかなかった。そして男は結婚まで、結婚の資格を失った売春婦で性欲処理。処女妻と結婚。妻だけじゃあきるから、たまに売春婦で性欲処理。かなり自由な男性だと、妻を何度も何度も交換できる。それができない男性は、「妻の座の保護」と建前を言いながら、実は社会的強者でもてる男性が何度も何度も妻を交換することで、もてない男性への分配が減るのをいやがり、社会的強者のもてる男への重りをつけようとしているだけ。

 高学歴エリート男性で、ピルの解禁に反対しているのがいる。彼らの本音は、若い女性の性の活発化への憎悪だ。彼らは、若い女性に異常に関心がある。けど、もてない男性。で、しかも悪い意味でプライドが高いんだ。
 彼らは肩書きとしては世間一般では勝ち組みですね。京都大学卒の弁護士で、しかも弁護士法人で超大手の大人数のとこ所属って弁護士の中でもさらに勝ち組みじゃないですか。他にも医者とか。地方議員とか。
 ただ、高学歴エリートだからって、若い女性との性でいい思いをしているわけではないのですね。私はもてない淋しい女で、もてない方々には同情と共感をよせている。もてないからって人間の屑って全否定されるのには痛みを感じていますよ。それでも、特に例のエリートたちの主張には、なにもそこまで根性がねじけんでもってイヤなものを感じた。若い女性を得られない、遠い遠い世界で自分とは全く関わりのないところで女子高生が性を解放しているのには自分はつらいし苦しめられている。そう正直に主張するなら理解もするし、ある部分味方ををせんでもないけど。そう正直に主張せんと、とんでもない屁理屈をこねまわしてピル解禁反対を絶叫するその根性がイヤだ。悪い意味でプライドが高いのがイヤだ。
 「アリとキリギリス」みたい。
 勉強のできる男の子が、中学、高校と猛勉強をする。見事一流大学合格し、さらに将来のために猛勉強をする。その貴重な若い時期を、若い女の子とお気楽に遊べるわきゃないわな。若い時分から女と遊んでいるような男は、いい大学入れない。
 それからも、エリート・コースを進むために邁進。若い女の子とお気楽に遊べるわきゃないわな。
 やっと地盤が固まって結婚しようとして、エリートにふさわしい女性という条件で女性を選ぶとなると、選ぶ範囲がせばまるわな。一流大学卒で一流企業勤務の男性たち、本音は若いキレイな女の子がいいんだけど、お見合いで断られまくり、しょうがないから妥協して昔の知り合いの30過ぎのそんなに美人でもない女性と結婚した。高学歴エリートだからって、若くてキレイな女の子との関係には恵まれていないのだらけですよ、実際は。重い世間体があって、守るべきものを持っている方々はね。
 若い女性への渇望と嫉妬で、若い女性の性の規制を訴えるような捻じ曲がった人間性にならないで。

 芸能人の北野誠の痛みと悲しみ。
 彼はハンサムでセクシーで対人コミュニケーション能力にもすぐれているし話もすごい面白い。
 彼は、バカオヤジ的な保守的な女性観で、女性に関する見識はかなり混乱している。その裏がバカフェミの被害妄想的な禁欲的性意識ね。同じコインの表と裏だわ。
 それと、彼は女性を容姿が良くないのや若くないので全人間性を否定し、その罵倒嘲笑がすごい。「野外ロケしてたら、おばさん(20代後半)なんかに声かけられたわ。ああ気持ち悪」って罵倒(彼は確か30すぎてるくせにねえ)。彼は若さと美貌のある女性がいい。
 でも彼はある部分保守的で、結婚の条件で妻となる女性を選んだのでしょうね。妻の年齢「●歳(若くない)」っ言ったけど、その声にはものすごい苦痛と悲しみがあった。
 ハンサムでセクシーで面白い年収何千万円の芸能人でも、ある部分、若い女性との性に恵まれていないのもあるのね、ややこしいけど。

 結婚の条件もいいわ、もてるわ。そういう男性なら、どういう社会状況になろうが構わない。

 いや、どういう思想を持つかで違うか。
 貧乏で社会的地位のない男性。性的魅力のない男性。
 彼らもどういう思想を持つかで、違うか。

 女の性の解放や経済力獲得で、社会的弱者の男性にも、考え方次第では、いい未来像があることを提示できないと。
  女の性の解放や経済力獲得で、もてない男性にも、考え方次第では、いい未来像があることを提示できないと。

 男性たちよ、悪い意味でのプライドを捨てましょうよ。
 若い女性と遊んでもらったらいいじゃない。結婚なんてすることはない。 結婚相手としてふさわしい女性じゃなくってもいいじゃない。10代の女の子を必死で口説いて結婚してもらってもいい。ヤンキーは10代の中卒や高校中退や高卒で結婚するんだし。前に日本の50代60代の男性が、16歳のフィリピン少女とお見合いをして結婚したってニュースになったなあ。お見合い斡旋があるんだから、10代の金髪青い目のロシア女性とも結婚できます。
 金の力を借りてもいい。その場合、悪い意味でのプライドを捨てて、「自分はもてない人間だ。でも若い女の子と遊びたい。エッチもしたい。金の力で補うしかない人間だが仕方がない。金で遊んでくれてありがとう」って。性風俗産業で遊んだらいい。18歳、19歳ゴロゴロいますよ。全面肯定しますよ。
 女子高生と援助交際したらいい。女子中学生や小学生もいるって。まずは、女子高生の援助交際の客が厳しく処罰されるようになった。これで、もてない男性たちが金の力で女子高生と遊ぶルートが絶たれた。それでも自由と勇気のあるのがやっていますけどね。でも体面を重んじる守るべきものがある階層はできない。でも自由恋愛できるぐらい魅力的な男性たちが、女子高生や中学生や小学生とセックスしている。これが、やりたくってもできない階層の男性たちの嫉妬心をあおり、「淫行禁止法案」を後ろ盾したのでしょうね。
 それと、年をとったら魅力の衰える女性たちが、自分は若い男性と遊ぶだなんて思いもよらず、ただただ若い女性と比較対照をされて罵倒嘲笑されて傷つき、夫が若い女の子と浮気するのに怯えているから、18歳未満とのセックス禁止の法律を支持した。
 逆に、高学歴エリートじゃない男性だけど(新聞配達とかタクシーの運転手とか色々転々としている)、ピルの解禁にたいして好意的で、ピルを服用する女性を「自己管理ができていて素敵じゃないですか」。彼は、間違いなく若い女性とのセックスの機会に恵まれているはず。悪い意味でのプライドや重い世間体にも縛られていないのでしょうね。
 ゲイのライター伏見憲明は、若い女の子なんかには、良くも悪くも、全然関心はない。だから女子高生の援助交際にもセックスの活発化なんてどうでもいい。世間が、なんで女子高生の性なんかにあんなに関心を燃やすのかが分からない。
 彼は、さらに貞操や純潔幻想なんてものも全くない。素敵な男性の過去の性なんてどうでもいい。童貞の未成年を独占したいって気持ちもない。

 私もそう。私は相手の男性が素敵かどうかが最重要で、童貞じゃなきゃいやなんて気はない。相手の過去にセックス体験がたくさんあっても全然なんとも思わない。

 私の友人で「昔の私は潔癖だったの。相手は童貞じゃなきゃいやって処女と童貞で結婚したのよ。もう離婚したけど」って。彼女の場合は潔癖なだけで、男性たちが処女願望や幻想と憧れをいだいているのとは少し違うかもしれないけど。

 男性たちの中には、処女とのセックスに燃えたぎるような夢と憧れがあるのでしょうね今でも。
 それに男同士の競争と見栄もあるのでしょうね。「他の男のお古なんて、男の沽券にかかわる!」「ちきしょう!世の中には処女とやれるのがいるのに、なんで俺はお古しかセックスできないんだ!」
 昔に比べて、男性たちの意識も、そこまで処女へのこだわりを持つのは減ってきたみたいだけど。
 でもゲイの伏見憲明には、処女や童貞へのこだわりなんて意識全然ない。私にも童貞願望も蔑視も全然ない。

 それと私は相手が童貞でも全然気にしない。30代でも40代でも童貞でも構わないじゃない。私もそうだよ。
 世の中には童貞男性をバカにするところがあるけど。性的体験が少ない女性は「清貧」ってなる部分もあるけど。男だとバカにされる。こんな男性差別があっていいのか? 
 今はまだ性的体験が少ない女性は「清貧」ってなる部分もあるけど。
 世の中が変化して、性的体験が少ない女性は、性的体験が少ない男性がバカにされるのと同じように、バカにされるようになるか?
 そういうのがイヤだから、他者の性の解放を抑圧するようになるのかなあ? 性の解放に関することは、性的貧困者への配慮がないと同意を得られない。

 もてない、性的体験がないとか少ないからってバカにする気持ちはもうとうない。
 それどころか、もてない方々を罵倒嘲笑するやつに対しては共闘してもいいよ。
 でもなあ、根性がねじけてしまったのはいややなあ。
 若い女性の性に異常な関心を抱き、なんとか抑えようという男性たち。嫉妬ですね。若い女性への渇望と嫉妬で、若い女性の性の規制を訴えるような捻じ曲がった人間性にならないで。
 悪い意味でプライドが高いのが異性愛男に多い。正直に自分の苦悩と嫉妬をあかし、もてない人間を罵倒嘲笑する連中への怒りななら、味方せんでもないけど。そう言わずに、ねじけた屁理屈をのべるのがイヤヤなあ。
 それに、処女妻が得られなくってもいいじゃない。女性が10代とか20代に過去にたくさん男性経験があってもいいじゃない。
 まだまだ、そこまで思えないか・・・。
 私は、もてない女。
 もてない方々には共感と同情をよせています。バカにする気はもうとうありません。もてない方々を罵倒嘲笑し全人間性を否定する連中に対しては、共闘してもいいと思っていますよ。

 でも、もてない異性愛男性の主張で、でもなぜか違和感を感じた。10代の少女への異常な関心と渇望、それと処女願望を感じた。

 私は10代の少年たちに対して、そこまでの異常な渇望と関心はない。それと童貞願望もないし。童貞はダメって考えもない。30代、40代で童貞でも構わない。生涯童貞もいらっしゃいますし。私もそう。「童貞か/非童貞か」って線引きじたいどうでもいい。「かっこいいか/かっこよくないか」だけでしかないし。私はブスでババーでもてない女で、かっこいいのからは絶対相手にはされませんけどね。

 彼らへの違和感。
 20代30代の女性と知り合って、その方が過去10代や20代に他の男性と性体験があるのが、そんなにつらいか?
 10代少女にそんなに渇望、関心があるのか?
 異性愛男性の処女願望。10代への異常な渇望と関心。10代との性を得られず、それでいて他の男が10代少女との性を得られるのが、そんなに苦痛か。女子高生、女子中学生、女子小学生が美少年とセックスしていた。自分はそのお古かって悔しいか?
 これこそが、大きな違いで、鍵だなあ。


バカフェミ理論。

 ピル解禁反対「無責任な男を利するだけだ」って。
 逆にピル解禁にいきりたって反対する男もいて、その本音は若い女性の性への異常な関心と憎悪、それが手に入らないから規制したいってこと。ピル解禁で、得をする男と損をする男の両方がいて、立場によって利害関係が全然違うのですね。
 女の性の解放も「無責任な男を利するだけだ」って。そら、なんでもかんでも「男を利するだけ」っていちゃもんをつけようと思えばなんでもつけられます。
 女の性を、被害者意識でしかみれない。

 もてない女の私の苦痛。
 男にとって10代美少女こそが最高ランキングで、光り輝く頂点と比較対照され、全人格を否定され罵倒嘲笑されること。これこそが一番の苦痛です。だから異常な関心を寄せ、憎悪をいだき、おちるのを期待する。

 10代の少女の性に異常な関心を寄せる女性たち。その気持ちは分るけど。
 でもなあ〜。 「ピル解禁反対!」とかそっち方面にはいかないでほしいよなあ。これが彼女たちと、私との違いだ。

 

「今時の若い女の性の活発化」で、損をする女
・ 処女で結婚をし、夫の浮気にストレスをため、でも自分は浮気なんてできるとは全く思っていない女性。男性たちの、若い女性への渇望と尊重に、自分がおとしめられストレスをためている。女ばかりが加齢や容姿をとやかく嘲笑され、男は性的自由が容認されているのに女の性は抑圧されるわの二重基準やわ。
 逆に男性たちは、自分が若い女性とリフレッシュしながら、自分の妻が若い男とリフレッシュできるだなんて思いもよらず、男女の性の格差にあぐらをかいている。
・ 性風俗産業で働いている女性(大爆笑!)
 昔だったら女の性が抑圧されていたから、男が気楽に女をナンパして結婚を前提とせずにセックスするなんてなかなかできず、性風俗産業に落ちてきた女性で例え高額でも金を払って性欲処理をした。性風俗産業の女はすごい儲かったのね。
 女の性の解放が進めば進むほど、逆に性風俗産業の客になる男性が減り、性風俗産業の儲けは減る。

 女性の過去の性体験にこだわらない男性が増えてきた。カタギの女性が喜んで自分から男とセックスするのが増える。間違いなく、性風俗産業で客なる男が減る。女の値段の価格破壊が進む。
 女性の過去の性体験にこだわらない男性

・ 男「一番大切なのは、その女性自身のハートです」
ええ話やねえ泣かせる話やねえ〜

・ 女にムチャクチャもてるし、エッチも大好き。
 まあ、中には女とやりまくって、でも「結婚するなら処女ね」かもしれないけど。

・ 男「道徳的なおばさんって世の中の癌やね。性に偏狭なの。昔の女のほとんどが処女で結婚して全然浮気もできない、知ってる男は夫だけで、しかも年いってからは夫から全然セックスしてもらえない、それでいて自分が他にかっこええ男とセックスできるだなんて全く思っていないって。でも今はセックス大好きで肯定的で性に関しておおらかな女が増えてきてくれていいね。女の性の乱れぐらい、どうってことないよ。こういう世の中の方がよっぽど生きやすいよ」。
 「やりまん」の過去があってもOKな男性と知り合い幸せになる女性たち。それを見た後輩の女性たちは「ああ、大丈夫なんだ」と知り、安心してセックスするのが増える。ますます性の解放がすすむ。

 昔は雑誌とかで「処女じゃなくなった女性の悲惨」って話がたくさん載っていたし。
 女性向雑誌の後ろのほうに美容整形外科の宣伝がたくさんのっていて、昔は「処女膜再生手術」っていうのがたくさん載っていた。でも今はあまり見かけないや。時代の流れとともに廃れてきているのでしょうね。せいぜい、出産のせいでゆるんだ女性性器の締りを手術で締りをよくするっていうのが宣伝されているぐらいで。
阿刀田高の短編小説『鳩の血』
昔は女は結婚まで処女を守るのが当然で、処女じゃないことが露見したら・・・
昔の私は最後にゾッとした。
でも今時の若い女の子らからしたらもう全然でしょうね。
阿刀田高の小説って他にも、処女じゃなくなったのを隠す女性、処女膜再生手術を受けてお嫁に行く女性、婚期を逃した女性の恐怖の話が多かったような。

1963年産まれの私。
「結婚まで処女を守るべき」→今
時代の流れの速さに驚く。

 ピル解禁反対って主張をなさる方々を調べてみたら、その根本は少女の性への異常な関心と憎悪で、少女の性を抑えるのが第一義なのですね。
 異性愛男性は、若い女性への渇望があるけど清貧で、若い女性への嫉妬。
 女は、性的に清貧で、男が殺到し賛美する若い女性への嫉妬ですね。
 こういう人々が、女の性の値段を上げているのですね。

 →「ピル解禁反対派(簡略版)」、「ピル解禁反対派
 →「反コンドーム派

 その中でも、その本音を露骨に出しすぎていらっしゃるのがこの方。福島県のロマリンダクリニック院長。NPO法人「10代の性行動の危機を考え行動する会」HP 理事長は富永国比古。
10代の少女たちのセックスへの関心と憎悪がすごい! その関心と憎悪のあまり、反ピル、反コンドーム、反セイフ・セックスへとなだれこんだのでは? アメリカのカルト系キリスト教団体「セヴンスデイ・アドヴェンティスト」教の傘下。その教団が作った町が「ロマリンダ」でlLOMA LINDA大学に留学し博士課程修了したのですね。lLOMA LINDA大学医学部では、避妊も中絶も反対!
 アメリカの10代への純潔教育の影響下にありますね。本家本元では、男性にも純潔を要求しているはず。ただ彼の場合、男女の性の二重基準が強烈!

NPO法人「10代の性行動の危機を考え行動する会」HP「講演会開催・予定」

女子の非行の特徴

1. 男子では性非行は1つの通過儀礼エピソードの意味しか持たず、その行為自体が人格形成上、重大な障害になることは少ない。これに対し女子の性非行では、それ自体が「PTSD(心的外傷経験)」となって、人格形成上、後々まで悪影響が及んで、心身の健全な発達を根底から狂わすことがある。

 この男女の二重基準がすごい!
 それを主張するなら、組織名をNPO法人「10代の性行動の危機を考え行動する会」なんてせずに、正直に「10代少女の性行動の危機を考え行動する会」ってしろよなっ!

 それと「性非行」の言葉の定義を厳密に教えてください。
★ ただ単に10代がセックスすることだけを「性非行」って言うのか? 
★ 相手の合意を得ない強姦、セックスして客を恐喝して金を要求など。こういうのを「性非行」って言う。これなら私も分るけど。
★ 「売春」は法律上「犯罪」扱いだけど。「売買春を犯罪として規定しているこの法律自体が不合理で、警察の逮捕摘発自体をなくすべきだ」と主張する方々がいます。私も考えが変り同じ考えになりました。「売春」「買春」をすることを「性非行」か?
★ 成人なら「売春」「買春」するのを容認するけど、未成年者の「売春」「買春」はダメって考えはあります。未成年者のセックスは容認だけど、売買春は「性非行」か?

 正直に言えよな。組織名も「10代少女にセックスを禁止させる会」「10代少女にセックスの禁欲をさせて結婚まで処女をまもらせる会」「女に結婚まで処女を守らせ、婚姻内セックスのみで我慢させる会」って。


今時、婚前セックスに反対!

なぜ日本では少女売春が許容されるのか。

1. (略)

2. 婚前の性交渉に対する若年者の罪悪感の欠如

3. (略)

4. (略)

5. (略)


 今時なあ〜・・・。

 それと重大な疑問。男女の二重基準の、女性だけへの抑圧と規制じゃないのか?
 男の子にも、結婚まで童貞を守らせるのか? 日本では男性にも色々いて、結婚の早い男性もいれば、結婚するための条件が揃うまで色々あって30代で結婚なんいうのもいるけど。30代40代でも童貞を守るって考えもありますけどね。私は別に30代40代で童貞でも全然バカにしませんよ。60代童貞の方もいらっしゃいますし、死ぬまで生涯童貞って方もいらっしゃいます。私もそうやし。バカになんかしませんよ。
 この会は、そこのところをハッキリさせてほしいですね。
 本家本元のアメリカの純潔教育は、男にも結婚までの禁欲をさせるらしい。あまりハッキリした情報はないけど。まあアメリカでは結婚が早いのが多いらしいけど。ハイスクールで恋人できて高卒と同時に結婚とか。

 どうせ「男は独身でもセックスしても構わない。ただし女の子は結婚まで処女を守らないとダメだ!」ってとこじゃないかなあ。

 今時婚前の性交渉に反対する考えは、ほとんどの若い層には流行らないって意味で批判はしましたが。

「なぜ日本では少女売春が許容されるのか」「2. 婚前の性交渉に対する若年者の罪悪感の欠如」

 この会の主張自体は完全に正しいですよ。私も全くその通りだと思います。

 この会と私との大きな違い。
 この会は女性の婚前の性交渉を全面否定している。
 私は今はもう独身女性の婚前の性交渉を全面肯定している。

 平塚雷蝶(らいてふ)(1886〜1971)(明治19〜昭和46)は、その当時過激な女権団体だと保守派から嫌悪されていました。ところがその彼女でさえ、避妊への嫌悪がありました。
 同時代の仲間の山田わかは、避妊も中絶も罪悪だと主張。
 後年、平塚雷蝶(らいてふ)は自叙伝『原始、女性は太陽だった』を出版し、時代が変わって昔の避妊への嫌悪とか、山田わかの「避妊は罪悪」という主張は新しい時代の方々にはもはや受入れられないだろうなという世間知はつけられ、必死に彼女のことを弁護していましたが。

 1963年産まれの私は、昔は女は結婚まで処女を守るものだという考えがありました。時代の流れの速さに驚いていますが。昔人間の私でさえ、時代の変革に影響され意識が変りました。

 でも今の時代になっても、昔の「純潔」の意識を保持したままの方々がいらっしゃいます。彼らにしてみれば、今の時代の若い女性たちの意識は汚れまくっているとしか思えないのでしょう。

 今はもう独身の未婚の若い女性が結婚を前提などせずにセックスをするようになってきました。
 男たちも本音はできることなら処女がいいだろうけど「しょうがないなあ」ってあきらめて容認するしかなくなってきたのが大勢です。

 それと売買春につて。
 この会と私との大きな違い。
 この会は女性の婚前の性交渉を全面否定している。
 私は今はもう独身女性の婚前の性交渉を全面肯定している。それと私は、昔は売買春全面否定だったけど、今はもう考えが変り男女とも売春も買春も全面肯定している。

 売買春反対の言説のいくつかは、独身女性のセックス全面肯定するなら、もうムリになってしまいますしね。
「性病の蔓延」
「望まない妊娠のリスク」
「婚外子の責任問題」
「男の責任問題」
 売買春批判のうちの上記のものに関しては、独身女性がセックスするようになってきた時代にはもはやムリがあるでしょう。

『ひらがなタイムズ』って雑誌があり、外国人と日本人が両方読めるようにと、記事を英語と日本語の両方で記載されています。ずっと前に「結婚まで処女を守るべきかどうか」で世界中の人々にアンケートをとった結果、日本が「そうは思わない」という結果が出て、ところが外国でも特にアラブとか日本以外のアジア地域では「結婚まで処女を守るべき」と主張するのが多かったとか。保守的な男性だけじゃなく、女性たちもでした。「性病」「望まない妊娠」「処女こそが、結婚する男性への最高のプレゼント」「他の男のお古だなんて、男の人の面子を潰します」とか。
 1963年産まれの私は昔は「結婚まで処女を守るべき」という考えでしたけど、時代の流れとともに考えが変りました。外国の方々に違和感を感じたし、昔のまま残っているのに驚きもしました。
 私の友人には「私は昔は潔癖で相手は絶対童貞じゃないとイヤって処女と童貞で結婚したのよ」って。でも彼女も今は考えを改めて、結婚制度反対のゴリゴリのフェミニストで、婚姻外の性を容認どころか、独身のままの性愛関係をこそ肯定し、女性が結婚せずに妊娠出産することこそ肯定している。選択性夫婦別姓制度なんて、結婚制度外の差別を生き延びさせるから反対で、苗字を変えたくないのなら結婚せず、子供も出産したらいいって。
 でも今の日本でも、昔のままの考えを保持している方々はいらっしゃるでしょうね。あまり目立たない声なき勢力として。特に男性ね。

 独身でセックスする女と売春婦は一緒ですね。

 処女と童貞を守り婚姻内だけで子作りのためだけにセックスするのなら、売買春批判は首尾一貫していますけどね。
 この会は、「男性も結婚まで童貞を守り、子作りのためだけにセックスしなさい」とまで主張できるのかなあ? そこのところが重要な点ですね。


コンドームを利用したセイフ・セックスにも反対!
「アブスティネンス性教育」

これは「セックスの禁欲教育」「婚姻外セックス禁止教育」「セックスを婚姻内で子作りに限定させる教育」と訳すのが適切ですね。富永国比古の紹介「欲望をコントロールする教育」だなんて、曖昧な紹介方法ですが、妙な世間知はおありですね。そら「セックスの禁欲教育」だなんて直球で書いたら、日本の世間のほとんどからは支持されないってことはお分かりなのですね。

富永国比古が紹介したその教育、私からしたらとんでもないわ。

富永国比古「10代のセクシャリテイークライシス」 『世界』2000年12月号掲載←批判

富永国比古は【前述のGary Thomas氏は、米国テネシー州リアー郡における、 Cathi Woods氏のabstinence(欲望をコントロールする)性教育プログラム(以下、A.E.と略称)が非常に有効であることに驚き、詳細な報告をしている。】と紹介なさっています。

とにかくネット上を検索しまくって、見つけましたわ。
「Where True Love Waits How one woman dramatically changed the teen pregnancy rate in Rhea County, Tennessee.」
つたないながらも必死で和訳しましたのでご笑覧ください。(和訳)

これを読むと、とんでもない内容や思うわ。
ゴリゴリのキリスト教の教えについては、あえて触れない。
★ セックスへのとんでもない禁欲
★ 婚姻内セックスしかダメ

キャシ・ウッズの生徒たちへのプログラム
★ 性病を利用しての脅迫としか思えないプログラム
★ 妊娠して捨てられた女性の例を出しての脅迫としか思えないプログラム
★ 処女性の賛美
★ なんだかんだ言っても、男性の本音は処女がいいんだということを、少女につきつける

 30代のシングル・マザーのキャシ・ウッズが、なぜ、こういう考えを持つように至ったのかは分からない。私には、それが不思議で仕方がありません。

★ 処女の賛美

「もし神が私に近づき『キャシ、私があなたの望みを一つかなえてあげましょう。何がお望みですか?』とおっしゃられたとします。私の望みはただ一つ、処女に戻れますように。結婚の初夜の処女ほど素晴らしいものは、この世にないと私は思います」
30代シングル・マザーの女性キャシ・ウッズが、女学生たちにした「性の禁欲教育」の講義です。

 私には不思議でしょうがありません。初夜の処女であることが、そこまで夢見るようなものなのでしょうか? 全く分からない。
 私は1963年産まれで昔は確かに女は結婚まで処女を守り結婚適齢期までには結婚するのが女のあるべき姿だと私はおもっていました。ダメで落ちこぼれてしまいましたが。それでも時代の変化がすごく私でさえ影響を受け、昔人間の私でさえ今はもう考えがスッカリ変ってしまいました。

 もし私だったら、若い頃に戻り、美しく頭がよく人気者になりたいとか。スターになりたいとか。素敵な男性から愛されたいとか。もてたいとか。私は何か、英語他外国語に堪能になって専門職として海外を股にかけて優雅に活躍できたらとか、芸術分野の人脈豊富でとか、海外のセレブリティみたいなのなりたいとか、色々あるけどなあ〜・・・。

 日米の文化の違いを考慮しても、分らない。今時のアメリカの若い女の子たちからしても、そんなの夢見るほどか?
 海外のセレブリティなんて、次々と素敵なボーイ・フレンドできて、他にも素敵な男の友人たちとの交流があって色々なパーティ催して豪勢な生活しているし、今時のアメリカの女の子のほとんどがそっちのほうがいいんじゃないか? 元大統領ケネディの息子は検事でセレブリティで華やかで豪勢な生活をしていて、次々と女優やモデルの恋人ができて(彼女たちに過去に恋人がいたってどうってことないんだし)、ついに結婚して選ばれた女性はどんなのかって大ニュースなってたけど、彼女はそんなに若くはなく過去に男性モデルの恋人がいたって別にそれが問題なるなんてことないんだし。結婚後もセレブリティとしての豪勢な生活が報道されていたなあ。セックス初体験なんてその時だけじゃないか。結婚後も豪勢な生活が続くってことのほうが憧れでしょうね。最後、自家用飛行機の事故で夫婦死亡したけど。


★ 人の欲望にはキリがないけど、そこをつくのも、どうかと思う

 確かに、男には、そらやっぱり本音では「処女がいい」という燃えるような思いがあるでしょう。昔から今でも、男性全てには処女願望、処女崇拝、処女幻想があるのは分るよ、そら。「本当に重要なのは、その人自身の魅力が一番です」なんてきれいごとは言わない。「どうせ選べるなら処女がいい、だけどしょうがないか」ってとこでしょう。

 若い。きれい。処女。お嬢様。素晴らしい親・親戚がいるか、そうでなかったら余計なややこしい親類縁者のいない天涯孤独の少女がいい。ブランドものの女子大生(幼稚園からずっとブランドものの学校で)。英語フランス語できて。欧米留学も。お茶、お花、着物の着付けも免状もってて。ピアノも弾けて。お嬢様の美容の範囲内のバレエなんかもいいわね。日本のものから西洋のものまで女性的魅力にプラスになるもので。お嬢様雑誌に読者モデルとして招待されて、プロでも通用するぐらいで。その他色々。他人から羨ましがられるようなの。

 それぐらい分かっているよ。だけど、そういう本音をつきつけて、どうするのよ! なんだかな〜・・・。

 私も素敵な男性がいたら、その方が貧乏で低学歴で非エリートでも、仕方がないか(高学歴で花形職業でお金持ちならそらいいけど)。そんな、何もかもそろった方なんていないし、もしいらっしゃっても、他の素敵な女性を蹴って私なんかを選んでくれるなんて少女漫画の世界でしかありえませんって!

 素敵な方にめぐり合えただけでも、贅沢で幸せものです。自分を魅力的にプロデュースする能力(あんまりダサイのもイヤだけど、努力したらできるレヴェル、まあまあレヴェルにはなってね。ファッション・モデルまで望んではいないから。私のまわりの男の人たち、すごいダサイのよ)、対人コミュニケーション能力。
私、ダサイわ、人との接する感が鈍いし、アカンやん(涙)

 同様に、女性も、男性に対しては、本音としては色々な要望があるでしょ、そら。言い出したらキリがない。高学歴、金、社会的地位、出自、親・親戚など・・・・。

 一つ付け加えますけど、ゲイの方の発想には驚かされ目を見開かれました。
 ゲイのライター伏見憲明は男性に対して純潔幻想なんてもってないし、ほんとうにどうでもいい。素敵な男性であることが最重要で、彼に過去にセックス体験があろうが売春体験があろうが客体験があろうが笑い話でしかない。
 又あるゲイは、男性に対して学歴エリート幻想なんて全くもっていない。それぐらいだったら、「土方とかのほうがいい」って。
 驚き!
 ゲイたちには、若さや容姿や身体を重視し過ぎるのが大勢いて、それはそれで問題らしいけど。
 異性愛男性で性的魅力はイマイチだけど結婚の条件はいい男なら、学歴肩書き金家柄等で底上げされていい世の中だろうけど。逆に性的魅力はあるけど、貧乏とかいう男性はまだまだ苦しいかな? 同じ異性愛男性でも立場によって利害関係が全然違いますね。

 男性には、神様に願いをかなえてもらうなら「結婚初夜の童貞に戻りたい」なんてお願いするのがいるか? いないと思うよ! 

 アメリカ内部でも、批判が殺到しているって。そら、そうでしょう。

 この文章だけではハッキリしたことが分らないけど。
 冒頭は、男子学生がセックスしたくなったら、禁欲のカウンセラーに電話して一緒にお祈りを唱えることでセックスの欲望をどうにか我慢できたって。ここではハッキリと男子学生も禁欲するんだってことに驚きました。
 ただ、次第にこの文章を読むと、女子学生に処女性の賛美を高らかに称え、結婚の初夜まで禁欲することが強烈に印象付けられるようになります。やっぱり、男女平等に規制を訴えても処女性賛美のほうにどうしても傾くような気がしますね。



セーフ・セックス反対! コンドーム反対! 

感染を防ぐただ1つの方法はお互いに本当に信頼できる 1対1の関係が持てるまで、性的接触を避けることである。

 ピル解禁反対派たちを収集し分析しました。その反対論の一つが「ピルを解禁したら性病が蔓延する」でした。
 私は全く考えが違いますが。
 ピル解禁反対派の中では、彼は首尾一貫していることはしていますけどねえ。彼はあらゆる避妊じたい反対なんだし。AIDSの広がりを防止しようという趣旨のフォーラムで、「コンドームやセイファー・セックスは完璧じゃない。全面禁止。性病が蔓延防止対策で完璧なのは禁欲あるのみ」って団体が出席したら、まあ筋が通っていることは通っているけど。でもまずは日本の世間一般では受け入れられないでしょうね〜(笑)。

 これは、未婚の独身女性に対してだけ主張なさってらっしゃるんじゃないですよね? 当然、男性に対しても「結婚まで童貞を守り処女と童貞で結婚してからセックスするのなら、性病感染予防としては完璧な方法です」って主張なさるんですよね?

 私の友人でゴリゴリのフェミニストが「昔の私は本当に潔癖だったの。相手は童貞じゃないと絶対イヤって、処女と童貞で結婚しのよ。もう離婚したけど」って。こういう方が現に実在します。相手にここまでハッキリと要求できる女性はある意味すごい思ってますよ。全然バカになんかしていません。

 こういう風に自分自身が努力すべきことです。彼女みたいに自分で努力しハッキリ相手に要求したらいいものなのに、バカどもはそれができないからって全国民にに法律で規制しようとするから間違いなのね。
 異性愛男性で若い女性の性を抑えようとする。
 バカな異性愛女性が、アフリカ大陸に渡ってボーイフレンドができて、そこでは既にピルが解禁されていたので(その当時日本では未だ避妊用低用量ピルの解禁がなされていなくて、1999年に解禁)自分がピル飲んでコンドームつけずに生でセックスしたら、実はその相手がHIV感染者で自分も感染したからって、「日本でのピル解禁反対」って絶叫する。セイフ・セックスするとか相手に性病検査結果を要求してそれから生でセックスをするとかすればいいものなのに。
 
 日本では男女不平等の二重基準があって、それに大勢の女性たちが苦しめられていました。昔の日本では良家のお嬢様は結婚まで処女を守るのが当然でした。でも男性は結婚まで売春婦相手に性欲処理をし、性病に感染したまま結婚をし、そのせいで大勢のお嬢様たちがつらい思いをさせられてきました。
 だから当時の女権論者、平塚らいてふ(1886〜1971)(明治19〜昭和46)は花柳病感染者の結婚禁止を法律化させようと運動していました。それまで男性中心の女性差別の発想で売春婦だけを危険因子として扱ってきた。それか平塚らいてふみたいな「過激派」の女権論者が、良家の子女の保護のために、売春婦だけじゃなく、その男性客も危険因子として扱おう、って主張しました。まあ、売春婦だけじゃなく男性客も危険って扱いをするのは男女平等ではありましたけどね。花嫁候補の良家のお嬢様ばかりが処女性を求められ、その結婚相手の勝手な二重基準に苦しめられていたのはひどいけど。
 でも、あの当時の女権論者の限界でしたね。これは結局は自分たちをの首を締めてしまう規制する馬鹿な考えだと私は思いますね。彼女の時代は、普通のカタギの女性は結婚まで処女を守るものというのが常識でしたからね。だから結婚の条件のいい男性ばかりが処女妻をもらいお気楽に構えられていたのね。もちろん、男性たちの中でも階層間格差があり、結婚の条件のよくない男性たちは処女妻をもらえず哀しい思いをしたのもいたのでしょう。ただただ売春婦で性欲処理をするしかなかったのでしょうね。

 今の時代、若い独身女性が(それも結婚の資格を失ったような不幸な哀れな女じゃない)セックスしますものね。
 今現代、男も、例え「良家のカタギの女」でさえも処女だとは安心はできず、性病を感染させられる恐れを同様にいだくようになってきました。
 これからは、花嫁候補の「普通の女性」も性病に感染しているかもという恐れを男性たちも同様にいだくようになりました。そういう時代の流れに、ヒステリックになっている男性たちが、若い女性の性に異常な関心と憎悪を抱いて抑圧しようとしています。


 ピル解禁反対派は「ピルを解禁すると、コンドームを利用しなくなり、性病が蔓延する!」って主張!
 「ピルを利用する方は、性病予防に気をつけましょうよ」でいいものを。それを「ピルを利用しないように」ってすりかえたのが間違い。
 彼らのコンドーム神話こそが危険。「コンドームこそが避妊法としても性病予防としても完全完璧最高の唯一絶対の方法で、それ以外の避妊法は欠陥だ!」って意識をお持ちなら、それは間違い。コンドームは、STD感染リスクをいくらかは低下させる補助的手段だと、私は思いますよ。
 コンドームは性病予防としても避妊法としても完璧じゃない。それは確かにそう。それをよ〜く分った上で、100%完璧な方法がないというのを分った上で、リスクがあるのを分った上で性を楽しむ。

 その方法論とひらけた考えは、ゲイのほうが進んでいますね。
 HIV感染者相手に、ゲイたちがセイフ・セックスの方法を用いた上でセックスししてあげた話を読みました。HIV感染者たちがとても感謝したって。感動的。そしてそのゲイたちが「僕は今まで大勢の男たちとセックスしてきたよ。それでも今もこうして元気に生きているよ」って。

 今現代で、性病の蔓延を防止しようとするのなら。
 性病の定期検診。
 お互いに検査証明の提出。これが未だなかなかできないのが難点。
 セイフ・セックスの方法。
 

私は反論を書くために、以下の資料を参照させていただきました。

『Ruriko's the best』ピルとのつきあい方』『ピルには消極論もあるけれど・・・』
                          →『ピルを飲んでいれば避妊は完璧?』
「厚生労働省」HP「経口避妊薬(OC)の有効性についてのとりまとめ」
「東府中病院」HP「各種避妊法の避妊効果の比較」

ちなみに、3つとも、同じ資料を参照していましたよ。

出典 【Trussel J.Contraceptive efficasy. In Hatcher RAらContraceptiveTechnology: Seventeenth Revised Edition.pp779-844
New York NY:Irvington Publishers,1998】による「各種避妊法使用開始1年間の失敗率(妊娠率)」

 この文献では、妊娠率を一般的な使用Typical Useと理想的な使用Perfect Useに分けて、記述しています。
たとえば、殺精子剤の一般的な使用では26%、理想的な使用では6%となっています。
この26%というのは何を意味しているかというと、殺精子剤だけを使って避妊した場合、1年以内に26%の女性が妊娠するということです。
 妊娠率と避妊失敗率は厳密にいえば異なりますが、ほぼ同義語と考えてよいでしょう。
 妊娠率26%はいうまでもなく、100人中26人は1年以内に妊娠するということです。

(注)避妊失敗率を表す指標は、Pearl Index(パールインデックス,PI)といわれます。
Pearl Indexは使用状況によって2段階表示となっています。Pearl Index 9-25は、理想的な使用法で1年間に9%が妊娠し、一般的な使用で25%の妊娠率となることを示します。Pearl Indexは一般名詞であり(R. Pearl は故人)、調査者により異なります。下記表中には上記Trussell Jの著著を用い、適宜他文献のPearl Indexを※で示すこととします。

  一般的な使用 理想的な使用
無避妊 85% 85%

避妊しないでセックスしたら、1年以内で85%の方が妊娠するという意味ね。

 

  一般的な使用 理想的な使用  
ピル 5.0%    
 プロゲストーゲン単独ピル(ミニピル) データなし

0.5%

日本では未認可
 プロゲストーゲンとエストロゲンとの混合型ピル データなし 0.1% 1999年から日本でも低用量混合型ピルが認可された
殺精子剤のみ(発泡錠、ゼリー、クリーム) 26.0% 6.0% クリーム形式のは日本では未認可
薬剤添加IUD 0.1〜1.5% 0.1〜2.0% 日本では未認可
コンドーム 14.0% 3.0%  
ペッサリー 20.0% 6.0%  
リズム法 25.0% 1〜9.0%  
女性避妊手術 0.5% 0.5%  
男性避妊手術 0.15% 0.10%  
避妊せず(妊娠希望) 85.0% 85.0%  

 1960年にアメリカでピルが避妊薬として認可されました。60年代の終りごろから血栓症のリスクを減らすため、1錠あたりのエストロゲン量を50マイクログラム未満にすることが重要であると分かり、50以上を高用量、50未満を低用量と分類しました。
ところが日本ではずっと50マイクログラムちょうどまでのピルしか利用できず「中用量ピル」と呼ばれてきた。日本では、1960年代から月経困難症の治療目的のためにならピルを利用されてきました。避妊目的でピルを利用したい方々は、婦人科医に頼んで、医者の判断で処方してもらっていました。

 日本で1999年から認可された避妊用低用量ピル(ホルモンが50マイクログラム未満のもの)は、プロゲストーゲン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)混合型ピルだけです。

 ミニピル(Mini-pil)は、プロゲストーゲン単独経口避妊薬です。混合型に比べてホルモン濃度が1/3 程度と低いことから、ミニピルと呼ばれます。エストロゲンが入っていないため、35歳以上の喫煙者や授乳中の女性など、エストロゲンを摂取できない女性も使うことができます。欧米では、ピル使用者の内、数%程度がミニピルの使用者と推定されています。混合型ピルよりは、避妊率は低い。
 日本では未だ認可されていません。

 ピルの避妊失敗率が5%というのは、避妊効果の低いミニピルも含めたデータだからです。そのミニピルは日本では未だ認可されていません。
 避妊失敗率のデータには、「一般的な使用(選んだ避妊法を使用しているにもかかわらず妊娠してしまった場合)」と「理想的な使用(選んだ避妊法を正しく続けて使用しているにもかかわらず妊娠してしまった場合)」との2つのデータがあります。

 ピルの場合、「一般的な使用」での失敗(選んだ避妊法を使用しているにもかかわらず妊娠してしまった場合)では、飲み忘れ等の失敗があります。
「理想的な使用」でも失敗するのは(選んだ避妊法を正しく続けて使用しているにもかかわらず妊娠してしまった場合)、しょっちゅう下痢したり嘔吐したりして体内に吸収される前に排出された例とかもあるでしょう。

失敗はあることはあるけど、それにも関わらず、避妊法としては、他の避妊法と比べても効果が高いほうですよ。コンドームよりも避妊効果はすごい高いです。




 それと愛に依存するのこそが危険。
 ある医者が、ごく普通のご夫婦やカップルに静かにHIV感染が広まっているって。
 逆に性風俗業界の人やゲイたちのほうが性病の定期検査をするものだから、早期発見ができてこれ以上の感染が広まらないって。
 ある女性が「私は潔癖だから相手は童貞じゃないとイヤ」で処女と童貞で結婚した例が実在します。ここまでハッキリ要求できたらある意味すごい。
 恋人ができたら、それとかお見合いや結婚相談所で、相手に性病検査の潔白証明書を提出してもらい、自分も提出する。それぐらいの根性があるか? これからはそういう時代だ。ごく普通の素人の女性たちは今でも、性病の検査なんて受けたことがないのがほとんどでしょうね。「まさか自分がそんなものに感染するわけがない」って思うでしょう。
 それとドライにクールに割り切れない「素人のカタギのお嬢様」こそが一番危険! なぜ相手に性病の検査の潔白証明の提示を要求できないのでしょう。
 自分自身が努力すべきことです。国民全員までまきこんで法律で全員規制しようというのが、私はイヤなのね。法律で「ピル解禁反対」とか「性病感染者の結婚禁止」とか「婚姻外セックス禁止。結婚まで処女と童貞を守りましょう」とか「同性間性行為禁止」とか。日本人全員にまで禁止をさせるなよな。

 北山翔子『神様がくれたHIV』紀伊国屋書店 (2000-05-29出版)
 とある看護婦がアフリカで恋人ができて、ピルの飲んで生でセックスしたら、実は彼がHIV感染者だったことが後で判明、彼女も感染。避妊用低用量ピルを飲んだばっかりにエイズにかかった女性の悲劇!って書きようで、日本のピル解禁反対を絶叫する。自分の悲劇は、ピルのせいだと。
 それは違うのではと違和感を抱いた。

 それと、これを読んで私が確信したのは、エイズは売春者と客、同性間性行為の問題じゃなく、普通の恋人同士でのほうが感染の危険が高いのではと思った。性病の蔓延防止には、定期的な性病検査、セイフ・セックウスこそ肝心。



 昔は処女じゃなくなった女性は悲惨でした。確かに。
 でも今は時代の流れで変ってきましたよ。

 昔の異性愛男は処女願望を持っているの多い。
★処女幻想とブランドへの希求
★他の男のお古だなんて男の沽券にかかわる 
 今は昔ほどこだわらない男性が増えたみたいですけどね。でもやっぱり処女願望はまだまだあるでしょうね。

 でもゲイたちには、それほど童貞願望は少ないみたいね。
 ゲイのライター伏見憲明は、若い女の子なんかには、良くも悪くも、全然関心はない。だから女子高生の援助交際にもセックスの活発化なんてどうでもいい。世間が、なんで女子高生の性なんかにあんなに関心を燃やすのかが分からない。女子高生の援助交際ぐらいたいした事件でもない。
 彼は「だって男の子がセックスしたからって傷にはならないし。男がセックス売った経験なんて過去の笑い話にしかならないよ」「僕だって客だし」
 さらに貞操や純潔幻想なんてものも全くない。素敵な男性の過去の性なんてどうでもいい。童貞の未成年を独占したいって気持ちもない。

 NPO法人「10代の性行動の危機を考え行動する会」HP 理事長は富永国比古。
この組織の見解は【男子では性非行は1つの通過儀礼エピソードの意味しか持たず、その行為自体が人格形成上、重大な障害になることは少ない。】

 伏見憲明も富永国比古も、10代の少年のセックスなんて傷にはならないって点では一致している。
 ただし、大きな違いは今時の10代の少女の性にに対する考え。
 富永国比古は少女のセックス経験は傷になるから少女たちのためを思って禁欲教育をすべきだと。おためごかしをぬかすなよ! 正直に嫉妬だと言ってくれるなら、ある部分味方せんでもないけど。
 伏見憲明は、今時少女のセックス経験も援助交際も、男の子なみにたいした傷になんかならないって思っている。私もそう。

 今や、中学生たち、小学生たちもセックスしているらしい。ジャニーズ事務所の芸能人候補の卵の少年たちは小学生の頃から活躍をし大勢の女の子たちから注目を浴びている。一般人の女の子や、同じ芸能界の美少女アイドルたちからも注目され、セックスをしているとか。男の子らを「性の被害者」「傷つく」なんて言うのは、誰がどう考えてもムチャでしょ。それどころか大勢の男の人たち、同世代の男の子からおじさんやジジイまで羨ましい悔しい嫉妬するでしょ。

 女の子たちに対しても、「性の被害者」「傷つく」なんて言うのも、もうそろそろムリだということを皆さんご存知のはずですよ。


 昔は「女子供」は保護される分、権利はなかった。
 女が性的自由を求めた。
 次は子供たちも性的自由と自己決定権を求めるようになるのは必然。生理、精通があればもう身体はセックスできる。小学生からもう性欲、性的好奇心がある。彼ら彼女らも当然セックスを求めるようになる。現に小学生でセックスしている女の子も男の子もいるらしい。モーニング娘。の●●●も小学生でもうセックスしていて、中学ぐらいで芸能界入ってジャニクソタレントともセックスしていたらしいって。彼女たちを「哀れな性の被害者」なんて主張するのは無理でしょう。小学生も中学生の女の子たちも自分から喜んでジャニクソタレントとセックスしてますって。私は彼ら彼女らの性への希求を全面肯定しますよ。上からの禁止こそが有害でしかない。

 子供のセックス反対する方々は、論理が破綻している。
 本音を言えばいいんだよ「悔しいから」「自分のミジメさが露呈するから」って。それならそれでブスでババーでもてない哀しい私もある部分は共感し味方なりますよ。

 ジュディス・レヴァイン『青少年にに有害! 子どもの「性」に怯える社会』(河出書房新社)2004年
 アメリカの純潔教育を紹介し徹底批判! 
 巻末の解説が日本のフェミニストの江原由美子なのがピント外れ・・・。彼女も、女の子のセックスは傷になるから保護してあげないといけないから性の現場に未だ関わってはいけませんって。違うだろ! 日本のフェミニストのほとんどってどうしてこうもダメなんだ〜。もはや、性的保守反動でしかなく、性に関しては時代の先端を走ろうとする女の子たちの足を引っ張る存在でしかない。


 特に男女の性の不平等な二重基準を設ける方が女の子の性の値段を上げているのですね。
NPO法人「10代の性行動の危機を考え行動する会」HP(理事長は富永国比古)「男子では性非行は1つの通過儀礼エピソードの意味しか持たず、その行為自体が人格形成上、重大な障害になることは少ない。これに対し女子の性非行では、それ自体が「PTSD(心的外傷経験)」となって、人格形成上、後々まで悪影響が及んで、心身の健全な発達を根底から狂わすことがある」から保護のため禁止なんて主張する方こそ、女の性の値段を上げています。
 日本のクソフェミニストどもも性的には男女の性の不平等な二重基準でしかなく、「性の現場では女性は被害者ではなく、過酷な現実から女性保護のために」とかで「性の現場から女性を遠ざけ、性の規制要求」なんてぬかすのも、バカオヤジの裏でしかありません。

 逆に私なんかが、風俗嬢、風俗嬢のおかげでボロ儲けしているみなさんの敵ですね。私、風俗産業とは一切何の利権もないし。風俗嬢の値段が下がったってなんでもないし。私の主張で、風俗嬢の値段を下げてしまうんだから。

 


 

 ★ 性風俗産業が警察権力に異常に規制管理されているから。

 本来は犯罪扱いなんだけど、どれを逮捕するかしないかは警察権力の思惑次第。極少数の警察に容認されている性風俗産業が高い値段でもやっていけている。一般から隔離された辺鄙な地域で性風俗産業のおかげでしかその地域が潤わないような所でなら性風俗産業は警察は容認し、都会の一等地でだとどれを容認するか摘発するかは警察権力の思惑次第。警察と癒着していない性風俗産業は警察に摘発される。だから競争原理が働かない。

 合法化されて、新規に簡単に商売できるようになれば、供給過剰となり、競争が激化し、値段が安くなる。

 又、へんぴな地域でも客が高い交通費と時間をかけてでも来てくれて儲けられていたのが、完全合法化され都会の一等地でも逮捕されないということになると、いい女たちがそこで働き(へんぴな地域でだと本業との掛け持ちがやりにくい女子大生やOLや主婦など普通の女性たちも、都会の一等地で余暇で売春をやれる。特殊な女と一般の女との境界が曖昧になる。まさにそれこそ大勢の男性権力者たちにとっての脅威でしょう)いい店もでき性風俗産業は発展し、へんぴな地域の性風俗産業は倒産する店や失業する売春婦だらけとなることでしょう。

 並程度の女でも高額稼げたのや、落ちこぼれの能無しの店長の殿様商売でもやっていけたのが、もう無理でしょう。よっぽどいい女でそこそこの値段、並以下じゃあもう全然。有能な店長の指揮する一流店のもと、いい女だらけの店でなんとやっていける。

 ★ 女性が性風俗産業で働くと差別されるから。

 差別が減れば、性風俗産業へのハードルが低くなり、いい女たちが簡単に性風俗産業で働くのが増える。競争が激化し、客が分散されて、値段が安くなる。例えいい女でも、客が分散されて、消費速度が速くなり高い値段で売れる時期が短くなり稼げる額が減る。

 現にそうでしょう。そういうのが進行しているはずですよ。

 昔はキレイなのは脱がなかった。脱ぐのはブスかババー。
 時代が進んで美人女優が「でも芸術ならいいわ」って脱いだのが出て来て。
 そして次第に美人女優で脱ぐのがたくさんでてきて。それも「芸術のためなら」ってことではなく、ごく普通のプログラム・ピクチャー、青春映画とかで。
 そしてエロのみのヌード写真でも若くてキレイな女の子たちが続々参加してきて。
 性への差別が減り、性風俗産業への敷居が低くなればなるほど、女の性の価格破壊は進行していますね。

 タレントの北野誠は混乱した主張をしていたなあ。
「昔のヌード写真なんて、哀れな女が恨めしそうな顔で裸なってて。俺らそんな写真でオナニーしていたんやで。それが今やいい女たちが脱ぐようになってきてビックリ」
 それでいて今時の女の性の乱れを嘆いていた。それでいて、男性の性の乱れは不問という二重基準。かなり混乱していますね。

 それと話とぶけど。ある清純な女性歌手で大ヒットを連発していた方がいらして。
 私の男の友人も彼女の熱狂的な大ファン。彼からの又聞きだけど。
 彼女のお父さんが、彼女の莫大な稼ぎをラブホテルに投資したけど、大失敗してパー・・・。野球選手と結婚して娘が一人できたけど、離婚。今又再起をかけているとか。
 彼「お金もやけど・・・ラブホテルってのが痛かったね・・・」
 ある老人で、地方の実業家。色々多角経営をしていて。土建屋から、田舎の小さな温泉旅館も経営。規模は小さいけど、電車での宣伝の一環にも載っているぐらいのものだから、それなりの地位はあるのでしょうね。
「昔、ラブホテルを経営しようかと迷ったこともあるけど。色々苦労したけど。でも今こうやってそれなりの地位もあるし。これでよかったんだ」って。
 その老人実業家の昔だったら、ラブホテル経営は世間の目の差別はひどく、だから競争は激しくなかったので儲けられたでしょうけど。
 でも、今はもう巨大資本をバックに、激しい競争を生き抜くだけの実業の能力が必要でしょうね。
 私の今時の感覚でも、ラブホの経営だったら悪くないじゃない。本気でそう思ってますよ。
 昔読んだ小説で、「女社長のつどいって言うけど、その一人は逆さクラゲじゃんかケッ!」って。当時は、温泉マークがクラゲをさかさまにしたような形だから隠語ね。今時はもうこんな隠語は若い子知らんな。
 でも、私には起業も経営もムリだから、今時のラブホの経営はよっぽど能力ないと無理だろうし、やっていける方をすごいって尊敬しますよ。今や、時代の意識が変わり、ラブホの経営で成功した女社長ってそれなりにすごいって思う方々も増えてきているんじゃないですか?
 性への差別と偏見が減れば、それだけ競争が激化するって。 

 

 

 なんで男の値段はこんなに安いんだーっ?

 
 なぜ性風俗産業における女の値段が高く、男の値段が安いか


★ 男性の性に比べて、女性の性が異常に抑圧されている。この差別と二重基準こそが、女の性の値段を上げている。

★ ある状況で、得する男性もいれば、損な男性もいる。バカフェミニストの「男性中心社会対女性」では粗雑過ぎる。

★ 世の中の大勢が、若い女の性に異常な関心と憎悪。でもほとんどの人々は、男の性の乱れには、あまり関心がないから。未成年男子の性の乱れなんてどうでもええ、思ってるのだらけでしょうね。
 ★ 男性の性に比べて、女性の性が異常に抑圧されている。この差別と二重基準こそが、女の性の値段を上げている。

 恋愛や結婚を前提にしないセックスは罪悪だと。

 だから、男の性の商品化の客になりにくい。

 だから女性客向けの男の性の商品化は、砂漠かツンドラ地帯か、逆に異常に高くなるか。まあまあの値段で薄利多売方式がなりたたない。
昔、ある中高年の女流作家のエッセイで(佐藤愛子だったと思うけど)、若くない女性の性の枯渇と、その痛々しさとが書かれていた。性の枯渇で狂っていく老婆。とある不動産屋が、土地の権利を持っている女性と交渉し、その女性はかなり年をいっているけど「死ぬ前にもう一度男とセックスしたい」と言い、その不動産屋の従業員たちの間で恐怖のクジビキがなされ、その担当者が決死の覚悟でおばあさんのお相手をしたとか。オジサンやジジイなら、金で若くてキレイな女の子といくらでもセックスできるのに。
 当時、若かった私はゾッとした。
 土地の権利を持っている老婆が、たかが不動産屋の従業員に一発で、土地の権利を提供って・・・。いくらなんでも、高額すぎます。
 話はとぶけど。
 なんとも不思議なホストサイトがあるのね。→
 ホストの募集とか全然なし。
 そのホストサイトが、実は、不動産屋の女社長が資産家婦人への営業接待のために知り合いのツテでいい男を集め、それからネットホストに発展したとか。
 私それを聞いて、ああ昔そんなの読んだことあるって!
 男だと、選択肢が充実していますしね。性風俗産業で、超高額から、ソコソコから、激安まで。
 ホストと女性客が発展すれば、色々な選択肢が充実し、超高額から、そこそこの値段から、激安まで利用できるようになるのかもね。
 もちろん、客もホストからしたら格づけされ、
   金持ちで、若くてキレイな女の子
 > 金持ちで、まだ若さをどうにか維持しているキレイなおばさん
 > そこそこ
 > 貧乏で低階層でブスでババーがコツコツ貯めた金で遊ぶ。
そういうランキングはあるだろうけど。
 男も、超高額 > ソコソコ > 激安 ってランキングが分かれるようになるのでしょうね。

 

男の売春、なんてものが想像もつかなかった時代
 ライター島崎今日子が女学者に取材した本を読んだ。
 日本の古典の学者、佐伯順子が「江戸時代、娼婦はあがめられていた」という説を主張した。
 島崎今日子は徹底的に批判「そんな楽しいものやったら、男の人たちだって性を売っているはずやわ。性を売るだなんて悲惨なんやから。だから男はお気楽に客になるだけで、よう売らないんやわ」

 佐伯順子の主張もどうかとは思うけど。
 でも島崎今日子もなあ。あの当時は、男性の性の商品化なんてものは全く想像もできなかった時代だから未だ同情の余地ありやけど。でももう今時そんな主張はピント外れでしょう。

 村上龍、彼の小説は割と好きやったけど。でも彼の主張は、特に男女論なると、あまりのオヤジ臭さに吐きそうよ! 
 AV女優黒木香との対談で、村上龍「男女が舞台でセックスを見せるショーなんだけど、女のほうが出演料が高く、男のほうが安い。女性たちは男性中心社会における女性差別を主張するけど、同じ事をして男のほうが値段が安いなんてこんなのひどい男性差別じゃないか」
 黒木香「それって、お客様が女優さんのほうを目当てにするから看板料じゃないですか」

 村上龍の説も時代の流れとともにピント外れとなってきました。
 異性愛男性客向けのAVは当然女優が看板。その女優も若さと美貌に正比例して値段が高くなる。当然同じ事をしても、若くてキレイな女は値段が高く、ブスやババーは値段が安い。露骨にあからさまなことを書いて気分を害するでしょうけど。
 ゲイ客向けのAVだと、かっこいい男優さんが看板なんだから男優に対して高い出演料を払いますね。かっこよさに正比例して値段が高くなる。野球選手とかが過去のゲイAV出演暦がばれて大ニュースなったことがあったなあ。
 異性愛向け男性客向けのAVでも、AV女優が看板で、男優は添え物でしかなかったけど。でも加藤鷹、チョコボール向井とかが大看板になり出演料も上がってきたでしょう。彼らの場合は、男性客が憧れる「絶倫、テクニシャンの男性」という投影でしょうね。異性愛女の私からしたら別に興味はなし。
 私が加藤鷹を知ったのは、AVを題材に取り上げた漫画、井浦秀夫『職業・AV監督』『AV列伝』で、そこでの彼は本当に魅力的に描かれていた。キワモノAVで有名なV&Rで、素人のそんなに美人でない女性が出演して、大勢の男優たちがさんざんいびり、最後は加藤鷹が優しくセックスしてあげるってAV。作者は加藤鷹を素敵に描いてあげて、作者の人柄の良さがしのばれる。作者は異性愛男性だけど、男のひがみなどなく女性から魅力的な男性を素敵に描く。ペットの猫の雑誌で加藤鷹の写真見て、あまりのブサイクさにビックリしたことあったなあ。井浦秀夫って本当にいい人なのね。

 「2ちゃんねる」で「同性愛」って板でのゲイたちのセンスあるかけあいが絶妙でついチェックしてしまうんだけど。彼らは男女のAVのAV男優たちをチェックしていて、「加藤鷹、チョコボール向井なんて興味なし。でも女性監督が撮った南ヨシヤは、やっぱり女性が自分の好みで選んだからいいわねえ」って。「義母(かあ)さん、僕もう我慢できない」って、中高年女性とからむやつで有名とか。
 女性客向けの美男男優AVが発展したら(それにさらにゲイ客もついてくれて客が増えてくれたら)、巨大マーケットになり、性的魅力に比例して男優の出演料も高くなりますよ。

 AV男優の値段が安かったのも、市場の原理で分析できますし、社会状況が変れば値段も上がりもすれば下がりもしますよ。
 AV男優の値段がAV女優よりも安かったってその要因には色々な理由はあるけど。
 その一つが、女性の性、ゲイの性が、異性愛男性に較べて抑圧がきつかったから、なかなか客にはなれない、客が少ないからAV男優の値段はAV女優よりも安かったってことでしょうし。
 低予算のレディースコミックなら表現者もどうにか発表できるし、女性読者もついてどうにか採算がとれるって事情もあるでしょうし。それでいて、AVだと予算がかかって大変、それでいて女性客からは売れにくいから採算がとれないって女性客向けAVは商業ベースにのりにくいって事情もあるでしょう。
 女もゲイももっともっと客になれば、男の性の値段も上がりますね。当然、女性客好みやゲイ客好みのAV男優たちの需要に比例して値段が上がる。異性愛男性が容認しているAV男優とは好みがずれるでしょうし、女受けやゲイ受けはするけど異性愛男性たちからしたら嫌いなタイプのAV男優がチヤホヤされるようにもなるでしょうし不愉快でしょうね。今まで異性愛男性たち好みの女ばっかりがチヤホヤされ、異性愛女たからしたら気分が悪かったようにね。で異性愛男たちが「ブスやババーどものひがみやね。ブスやババーどもから、かわいい女の子を守ってあげないと」ってイヤなのになってね。。
 もちろん、バカオヤジなんかじゃなく分っている男性たちは「女受けする男って俺からしたらいややね。なんじゃありゃ? でもまあ、女たちかて今まで男好みの女ばかりがチヤホヤされるのに気分を悪くしてきたんだし。『ブスやババーのねたみそねみいじめから、かわいこちゃんを守ってあげないと』って罵倒嘲笑されてね。これからは女好みの男がチヤホヤされる。男からしたら『なんであんな男がチヤホヤされる?』って気分悪いけど、お互い様なんだ」って。




 2004年に、今時の男子高校生と色々喋った。
 いくらなんでも、昔の文化人みたいなズレたことは言わないけど。やっぱり私とは意見が違う。

彼「道で待ってたら、ホモからナンパされたよ〜」「ホモのカップルいる」「男客待ってる立ちんぼって間違われたのかなあ?」「男同士からむなんて気持ち悪いよ〜」

私「ゲイ大好きなの私」「私、昔、美少年同士のエッチを書いた小説や漫画に溺れたことあったなあ。有名漫画の登場人物を、女の子らが同人誌でパロディとかね。ヤオイパロディ言うのよ」「美少年同士からんでいるAV観たいけどないなあ」

彼「『ボーイズ・ラブ』ね」

私「よう知ってるね、そんな業界用語!」

彼「日本橋の本屋に行ってて結構チェックしているの。隅にあるよ。女性たちが同人誌で書いたのね。それに美少年ホモAVあるよ」

私「え〜そんなのあるの」「私、昔は美少年もののそういうの小説とか漫画とか同人誌とか買ってたよ。でも今はもう全然だよ」「私今もう直接男に貢ぐほうに使っちゃってるから。そんな店教えてもらっても金ないから買えないや。いいや、もう」

彼「野球選手、ホモAVに出て大騒ぎなったね。金いいのかな?」

私「そういや昔、村上龍がAV女優に『男女がセックス見せるショーで女の方がギャラが高くって男のギャラが少ないって。フェミニストどもが女性差別女性差別ってわめくけど、こんなの男性差別じゃいか!』って」

彼「そら、男が裸なったら女はギャーッじゃない。でも女の裸、男うれしいじゃない。そら値段全然違うのはしょうがないよ。女の子が更衣室で脱いでドア開いたらオッパイ見れたら得しただけど。女が更衣室開けて男の下半身スッポンポンだと困るじゃない。男の裸があってもギャーじゃない」

私「いやあ、お客さんが女優さん目当てだから看板料でしょう。ゲイAVだと男優さん目当てで看板なるから男の値段高くなるんじゃない?」

彼「いやあ、やっぱり男の裸にキャーキャーならないしね。男の値段なんて安いのしょうがないよ。差別うんぬんじゃなく」

 どうなんでしょう。
 男の性の値段が安い。
 それについて、男性はどう思うでしょう?
 男性によって色々意見があるし、それぞれ違うかもしれませんね。



「男が客で、女が性的サーヴィス提供者」しか考えられなかった時代

「女が客で、男が性的サーヴィス提供者」なんてものは想像もつかなかった時代


避妊も中絶も婚姻外セックスも反対のゴリゴリのカトリックの神父、成相明人による「フネマ・ヴィテ」HP→「セックスと身体障害者

以下、そこからの孫引きです。
「朝日新聞」2000.2.17
身障者向け風俗店 福岡に
 
福祉関係者  ― 介助の一環と見るべき ― 

賛否の声  

障害者団体悩みにつけ込んだ商売

 
 
 手や足に障害のある人を対象に、女性コンパニオンが性的サービスを提供する ― こんな新手の風俗店が福岡市と東京で開業した。客層を身体障害者に限った店は例がなく、店側は「タプー視されてきたニーズにこたえた」としている。「身障者の自由を広げる試み」と評価する福祉関係者がいる一方、身障者団体は「障害者を食い物にした商売」と反発する。風俗業自体が女性を踏み台にしている点にも疑問の声がある。

 福岡市中央区の「ビワン」(津野喜樹代表)と、東京都渋谷区の「エンジェル」 (結城薫代表)。とあに改正風営法に基づく無店舗型性風俗業として警察に届け出て、ビアンは昨年十二月一日、エンジェルは一月十七日に開業した。

 本人か家族の依頼で、自宅などをコンパニオンが訪間する。エンジェルには十人の女性がおり、週に十−十五件の依頼があるという。料金は同種店の約二倍。ビアンは三百人の会員を確保してから派遣を始める予定で、現在は宣伝だけをしている。

 客を身障者に限ることについて、ビアンの津野代表(五四)は「性に悩む身障者の話を聞き、役に立ぢたいと思った。性の権利を保障する一種の福祉だ」と話し、インターネットのホームページにも「本物の福祉サービス」をうたう。
エンジェルの共同経営者、住友晶氏(三六)は「これまで同種の店はなく、専門にした方が身障者も安心して利用できるはず」と説く。料金の高さは、「こちらもビジネス。高くてもニーズはある」と話す。

 津野氏は九州にある民放局の元制作部長、住友氏は元商社マンで、ともに約二年前に退職した。福祉の現場で働いた経験はない。小児まひ後遺症で四肢に障害のある九州の男性(三五)は「手も足も不自由な私にも性欲はある。だが、人の手を借りないと、どうにもならない。選択肢が増えるのはよいと思う」と話す。

 埼玉県に事務局を置き、インターネットで障害者の性の悩み相談をしているボランティア「こだまプロジェクト」の梅津ひかり代表(三八)は「画期的なことだ。性に悩む身障者のためにも、各地に広がってほしい」と歓迎する。

 「一度でいいから異性に触れたい」 「頭に体がこたえてくれない」。電子メールで寄せられる相談は切実という。

 「だれにとっても性は」切な問題。障害者を性から遠ざけるのではなく、性的サービスを介助の一環として真剣に考えるべきだ」

 これに対し、日本身体障害者団体連合会の松尾栄会長は「性の悩みを持つ身障者の弱みにつけこんだ商売だ。障害者への誤解と差別を助長しかねない」と批判する。

 
 田嶋陽子・法政大学教授(女性学)は、フェミニズムの立場から。一健常者と同じサービスが受けられるのだから喜ばしいことかもかれない。しかし、障害者が男というだけで女性障害者が享受できないことを享受できるということ、また、女性差別の結果生まれたサービスを利用するということ、この点から、一概に喜んでもいられない」と指摘している。

 
身障者グループ代表
 
 「利用は各自の選択
 
 障害者に対し、ボランティアが性的サービスをし、自治体が費用を補助する。海外にはそんな国もある。

 
 福井県三方町に住む「障害者の生と性の研究会」代表、河原正実さん(五一)によると、オランダには「SAR」という障害者ボランティア団体があり、男女スタッフが有償で性交の相手や自慰の手伝いなどのサービスをしている。一部自治体は福祉サービスと認め、料金を公費で助成。同様の団体は北欧にもあるという。

売春が合法港という事情もあるが、河原代表は「性を楽しむ権利はすべての人にある、という考え方が土台にあるようだ。日本も見習うべき点がある」という。

 自身も車いす生活を送る河原代表は「性道徳や女性差別の観点から、批判は出るだろう。だが、利用するかどうかは各自の選択だ。『食い物』の批判はあたらない。利用者にとって生活の質の向上につながれば認めてもよいのではないか」と話す。

まずは、田嶋陽子の意見が完璧にズレていて違和感を感じました。

カトリック神父の成相明人も田嶋陽子の意見に違和感を感じました。そらそうでしょうね。

 ただ私と彼とでは、思想は180度真っ向から違いますが。カトリック神父の成相明人の田嶋陽子批判を以下引用。
婉曲語法もいいところ! 風俗店とは売春宿。女性コンパニオンとは売春婦。性的サービスとはずばりそのものセックス。ビアンはフランス語のbienのことであろうか? であればbienなどでなくmalがふさわしい。同じくエンジェルは天使のことであろうが悪魔の方がふさわしいのでは? 料金も…が意味するのはセックスは商品。「役に立ちたいと思った」は儲けたいと思った。性の権利を保障する一種の福祉が意味するのは身障者=人間の弱みにつけ込む商売。

回勅『フマネ・ヴィテ』が教えるのは自然法である。それはキリスト信者であってもなくても、従えば幸福になり、従わないと不幸になる人間の法則、自然の掟つまり自然法を教えている。セックスが結婚の枠の中でのみ許されるとこの回勅が教えているのであれば、身障者が結婚していなければ、セックスの権利などどこにも存在しないことになる。金を払ってセックスの快楽を得るのであれば、それは自分を汚すだけでなく、相手も汚す。この種のサービスはサービスの名に値しない。

電子メールで性の悩みが切実であると訴えるとあるが、だからその人たちの性欲が満たされなければならないと考えるのは短絡。ヘドニズムもいいところ! ヘドニズムのローマは跡形もなく滅びて現代どこにも存在しない。フェミニストの法政大学教授田嶋陽子の不満点は、男性だけがこの種のサービスを受けられる、だからそれは女性に対する差別であるという点にあるようだ。噴飯物! ようそんなお粗末な理論で大学教授が勤まるものだ。

海外では、自治体がこの種の費用を負担する国も…果たして本当であろうか? 本当であっても真似する必要などさらさらない。障害者の河原という男性は、まともな道徳観を持つ国民の税金でこの種の不道徳の尻拭いをするよう要求しているのであろうか? この男性は「性を楽しむ権利はすべての人にある」と思っているようであるが、実はその点で間違っている。結婚した人たちにだけそのような権利がある。なぜかと言えば結婚した人々だけが次の世代を生み、育てる用意があるからである。子供を生み、育てることに伴う危険、苦労に打ち勝つためにも性の快楽が必要。もし快楽がなければ、だれが次の世代を生んだり、育てたりしたいと思うだろうか? 神は無限の知恵で人間にとって必要なことを人間が進んで、そして喜んでするように、そういうことには快楽を付属させることを望まれた。これは聖トマスも説いている。こういう「サービスを利用するかどうかは各自の判断」と川原代表は言っているが、実は地獄はそれぞれの人間が選択することを知らないようだ。性欲を満たすことは生活の質の向上などではない。

日本人にどれほどキリスト教の倫理が必要であることか! それにしても回勅『フマネ・ヴィテ』はもっと多くの人々に読まれなければならない。


 丸尾音々の主張「女だってホストの客になっていいんだ。金払ってセックスしてもらってもいいんだ」に、私は目が見開かれ考えが変りました。

 女だって、ホストの客になっていいんだ! 私はそんなこと想像もつきませんでした。でも考えが変りました。

 ホストのほとんどが、女性客を容姿や年齢や体重で制限して拒否します。

 でもこれからは、「身体障害者の女性客もお受けします」ってホストが出てくるかもしれないんだし。身体障害者の女性だってホストの客になっていいんだよ。

 遥洋子が東大の上野千鶴子に教授してもらった体験談を書いた本で、遥洋子が「身体障害者が性風俗の客になるのぐらいは容認します」って主張したら、上野千鶴子が「男性しか客になれないからだめだ。女性の身体障害者はどうしたらいいんだ! 道路で素っ裸で股開いてセックス求めるしかないのか!」って怒ったって。それないんじゃない? これからは身体障害者の女性だってお受けしてくれるホストがボチボチと出始めてくるでしょうし。

 田嶋陽子だって、男が客で女が売る者でしかないのしか想像できなかったから「女性差別だから」って反対したけど。
 例のカトリック神父も、その点を読み取って、批判をした。

 じゃあ、女が客で男が売る者になったら、どうでしょう? 

 私は全面肯定しますが。
 例のカトリック神父は反対ね。私とは根底から考えは違うけど、彼の考えは首尾一貫していることはしている。これはこれですごい。
 そこが私と彼との違い。

 田嶋陽子は前言を撤回し思想転換するか? 身体障害者の女性が客になるのも反対するか? どうなんやろ?

 女性の身体障害者も客になるようになったら、いくらなんでも性風俗産業を「しかし、障害者が男というだけで女性障害者が享受できないことを享受できるということ、(中略)この点から、一概に喜んでもいられない」って批判はできませんね。

 それと批判2点のうち、残りの1点「女性差別の結果生まれたサービスを利用するということ」ってありますけど。これも完璧にずれています。

 女性が生きていく上での選択肢が充実していない→選択肢の中から一番マシなのが性的サーヴィス業しかなく、仕方ないからそれで生活の糧を得る。そういう女性が多いのは、それは確かにそうでしょう。

 でもいくら男性中心社会でも、男だって階層格差があり、一部の強者と大勢の弱者に分離しています。男性でも、立場によって利害関係が全然違います。
 昔は一部特権階級男性による、女性の性の寡占状況的な部分もあったけど。
 女性の性の解放が進み、それも男性の立場によって全然利害関係が違います。
 そのおかげで結婚の条件が良くない男性でも性的魅力で女のナンパの相手でセックスの機会が増えた。少なくとも、社会的弱者の男性たちにも、女の性を得られる機会が、昔に比べて分散されるようになってきた。
 でも結婚の条件が良くって、性的魅力の少ない男性は他の女性たちの性の活発化にいきりたって反対していた。
 男だって色々な方がいます。生きていく上での一番ましな選択肢に性の商品化をと思っている男がたくさんいらっしゃるでしょう。ただ単に、女性たちが諸事情で客になりにくいからマーケットが発展していないから性の商品化をしにくいってことだけで。ゲイ客向けのほうが性の市場が発展していて、だから男もゲイ相手なら性の商品化をするという選択肢が、女性客向けに比べたら充実しているだけで。

 ある女性が「私、家族とうまくいかない。登校拒否。家出して社会に出てみたら、世の中こんな男女不平等な世の中でいいのかって驚いた」って大笑いした。「女だと男の人に拾ってもらって養ってもらったり。水商売でも風俗でも飛び込んで大金稼いで自信持てるし。でも男の子ってそういう選択肢ないから悲惨よ」って。

 今後、女性が客になるのも発展するかもしれない。そうしたら、男だって昔に比べて女性客向けホストを選択肢として選べるのも増え、ホストが増えるかもしれないんだし。

 ある男性A(19) 家出して貧乏で。彼に惚れているゲイの男性に養ってもらっているけど、実は異性愛者。ホストで稼ぎたい。

 ある男性B(23) 月10万円の奨学金をもらいながら夜間の専門学校に通って、昼間は働いて。卒業したら奨学金がもらえず、昼の仕事だけでは生活が苦しいから副業でホストで稼ぎたい。出会い系サイトの常連で女の子ナンパしまくり。
 男性Bなんて、今の時代で恩恵を受けている男性ですね。出会い系サイトの常連で女の子ナンパしまくり。昔だったら、貧乏で社会的地位の低いなんて結婚の条件も良くない、客としてしょぼいような男性は、性的に悲惨やったけど、今は若くてルックスが良ければナンパはできる。女の性の解放のおかげで、社会的弱者の男性にも分散されてきた。

 さらに女性が経済力を身につけ、ホストの客になることでも、同じ男性でも立場によって全く利害関係が違います。
 貧乏で社会的地位も低い男性でホストで稼ぎたい男性なら、いいことなんやし。
 女のホスト遊びに傷つく男性にとっては許せないことやろうけど。


 例のカトリック神父のHPに、身体障害者の男性から批判のメールが送信されたのを掲載し、それに対しても徹底的に批判していた。これはこれですごい。

卓上の議論は卓上でしてください。身体障害者を巻き込んでほしくない。
私も身体障害者だ。健常者であるあなた方は家に帰れば妻【セックスを拒否されているかもしれないけど】も居れば。夫【家族内離婚の状態かもしれない】も居るけど障害者でね。肉体的には健常者と差異のない【女】も【男】も居るんたぜ。食欲も有れば性欲もあるんだぜ。分るかい。きれい事じゃ無いんだぜ。
                               <kazecozo@mail2.netwave.or.jp>


上のようなコメントがありました。住所、本名、電話番号等が無いところを見ると、自分の言っていること、やっていることはどうも良くない、恥ずかしいこと…と気づいているのでしょう。人間のセックス、性欲は食欲と異なり、もっと深い意味があります。セックスは新しい人間の創造につながるだけでなく、両性を人格的に結びます。だから、結婚の枠内のセックスは神から祝福されても、それ以外のセックスは人間を不幸にし、最終的には人間を滅ぼしてしまいます。  成相明人


 ゲイのセックスワーカー、かわいひでとしが、ゲイの身体障害者の客のために自慰を手助けしてあげた体験談をHPに書いていた。

 ゲイの身体障害者がハンドル・ネームが確か「変態障害者」とかで、ネット上に掲示板を立ち上げ、性のお相手募集って。
 私はこの根性と努力、すごいと驚嘆する。ただ、これに対して身体障害者や介護者たちの間でも意見が分かれていて、批判をするのも結構いた。私は最低限、これは許してやってよ思った。これさえ許さないのは性的に偏狭すぎやしないか?思いますね。

 ゲイには、入場料払って入店したら中には風呂とセックスする場所があって中で適当な相手を見つけてセックスできる店があるとか。すごい。
 ある身体障害者のゲイが、そういう店に入店し誰かいい人に選んでもらえないかと期待しながら寝転んで待っていたら誰かに選ばれてセックスをしたとか。

 遥洋子が「身体障害者が性風俗の客になるのぐらいは容認します」って主張したら、上野千鶴子が「男性しか客になれないからだめだ。女性の身体障害者はどうしたらいいんだ! 道路で素っ裸で股開いてセックス求めるしかないのか!」って怒ったって。それないんじゃない? 
 ほとんどのホストが、女性客は若い女の子ばっかり(しかもブランドものでバッチリ決めて月収何百万円のお金持ち)っていうのに夢と憧れを抱き趣味と実益を兼ねた素敵な金儲け。で、ブスやババーやデブなんてお断りのんだらけだけど。ましてや当然、身体障害者なんて「生理的に気持ち悪いから」「みっともないから」って断るのだらけでしょうけど。私は、ホストがブス、ババー、デブ、身体障害者を「生理的に気持ち悪いから」「みっともないから」って断るのを、胸にグサリとはくるけど、全面肯定しますよ。
 でもひょっとしたら、これからは身体障害者の女性だってお受けしてくれるホストがボチボチと出始めてくるかもしれないんだし。
 それに将来、ゲイには入場料払って適当な相手見つけてセックスできる場所があるように、男女でもそういう店ができるようになるかもしれない。ゲイの身体障害者が店で寝転んでいい人を待っていたら選んでもらえたってことを書いていた。ひょっとしたら身体障害者の女性も同様のことができるようになるかもしれないし。最低限、「道路で素っ裸で股開いてセックス求めるしかないのか!」なんて状況からは脱することができるかもしれないんだし。



 なんで男の値段はこんなに安いんだーっ?

「ワタシが決めた」(ポット出版)、とあるゲイのセックスワーカーの叫び。
彼のHPのメール・アドレスにメールを出し、メールのやりとりをさせてもらった。
彼の返事「まあ、ある程度理由は分かっているけどね」

★ 女の性的抑圧と、ゲイの性的抑圧との比較対照
ゲイの性に関する実行力のすごさには、女はまだまだかなわない

★ 一般社会ではゲイの性的抑圧がひどい。だけど、ゲイ・コミュニティ内部では性の解放が進んでいるから。ややこしいけど。
「性の解放」で値段が高くなる 「性の解放」で値段が安くなる
「性の抑圧」で値段が高くなる 「性の抑圧」で値段が安くなる
両方ともいえる
★ 一般社会ではゲイの性的抑圧がひどい。だけど、ゲイ・コミュニティ内部では性の解放が進んでいるから。ややこしいけど。

「性の解放」で値段が高くなる 「性の解放」で値段が安くなる
「性の抑圧」で値段が高くなる 「性の解放」で値段が安くなる
両方ともいえる

★ 世の中の大勢が、若い女の性に異常な関心と憎悪。でもほとんどの人々は、男の性の乱れには、あまり関心がないから。未成年男子の性の乱れなんてどうでもええ、思ってるのだらけでしょうね。
 
 男の性の商品化で、客になるのは女は少なく、圧倒的にゲイのほうが客になる。ゲイの性風俗産業のほうが客も多くマーケットも巨大でものすごく進んでいます。
 でも、なぜゲイ客向けで男の性も値段が安いか? 
★ 一般社会ではゲイの性的抑圧がひどい。だけど、ゲイ・コミュニティ内部では性の解放が進んでいるから。ややこしいけど。
「性の解放」で値段が高くなる 「性の解放」で値段が安くなる
「性の抑圧」で値段が高くなる 「性の解放」で値段が安くなる
両方ともいえる
 ゲイは、ゲイ同士簡単に性欲処理ができる
 → だから、性風俗産業の客になるのが少なくなる。
 → だから男の値段が安くなる。

 ゲイ雑誌の宣伝で、入場料何千円かの店があって、入店したら他の男をナンパしてお風呂とセックスする部屋もあるから後はご自由にって店があるとか。
 昔の異性愛男は処女願望を持っているの多い。今は昔ほどこだわらない男性が増えたみたいですけどね。でもやっぱり処女願望はまだまだあるでしょうね。
 でもゲイたちには、それほど童貞願望は少ないみたいね。
 ゲイのライター伏見憲明は、若い女の子なんかには、良くも悪くも、全然関心はない。だから女子高生の援助交際にもセックスの活発化なんてどうでもいい。世間が、なんで女子高生の性なんかにあんなに関心を燃やすのかが分からない。女子高生の援助交際ぐらいたいした事件でもない。
 彼は「だって男の子がセックスしたからって傷にはならないし。男がセックス売った経験なんて過去の笑い話にしかならないよ」
 さらに貞操や純潔幻想なんてものも全くない。素敵な男性の過去の性なんてどうでもいい。童貞の未成年を独占したいって気持ちもない。

 NPO法人「10代の性行動の危機を考え行動する会」HP
理事長は富永国比古。
彼の主張も【男子では性非行は1つの通過儀礼エピソードの意味しか持たず、その行為自体が人格形成上、重大な障害になることは少ない。】

 伏見憲明も富永国比古も、10代の少年のセックスなんて傷にはならないって見解では一致している。
 ただし、大きな違いは今時の10代の少女の性にに対する考え。

 富永国比古は少女のセックス経験は傷になるから少女たちのためを思って禁欲教育をすべきだと。
 おためごかしをぬかすなよ! 正直に嫉妬だと言ってくれるなら、ある部分味方せんでもないけど。

 伏見憲明は、ゲイだから良くも悪くも少女の性なんて全く関心がない。
 これが富永国比古との最大の違いだ。
 富永国比古は間違いなく少女の性に異常な関心を抱き渇望している。でも手が届かないから逆に憎悪を抱いてしまったのね、哀しい・・・。
 それに少女に全然関心がない伏見憲明でさえ、今時の少女の変化を察知していて、今時の少女のセックス経験も援助交際も、男の子なみにたいした傷になんかならないって思っている。私もそう。

 正直に言えばいいんだよ。異性愛男性たち! ゲイとは違って、少女の性への渇望と異常な関心、でも手が届かないことへの心の傷で憎悪を抱いているんだって。10代少女が、かっこいい男にメロメロなってとセックスするのが増えてきて。18歳未満は非合法で自分にはムリで。18、19になってやっと合法化され。処女願望で、自分の手の届きそうなのは他の男どものお古だなんて苦痛だって。だから規制したいって。

性の解放は、性的貧困者たちへの心の傷への配慮がないと同意を得られない。それならそれで、私もある部分味方せんでもないけど。

『ワタシが決めた』(ポット出版)
 その中の一編。GOAT(ごーと)「パン助の夏休み」
 ゲイのカップルで、二人とも同じセックスワーカーで。すごい、すごい!
 彼とメールのやりとりをして、その彼氏の写真を見せてもらったけどズキュンッ! ものすごい美形! もう卒倒しそうよ。
 もてない私なんかがこんなことを言うのもなんだけど、こんなものすごいいい男なら、相手の貞操なんてこだわらないし、性を売る仕事をしていても全然構わないって思うの。仕事のないときに優しくお相手してくれたら十分。まあ、向こうがいやがるだろうけど。
 ハスラー・アキラも、彼氏からの理解があるとか「人を幸せにしてあげるなんて立派なことじゃないか」って。

 ゲイは、相手に純潔や貞操を求めないのがいるのね。性に関して開けた考えをするのがいるのね。
 だからゲイの性の市場における循環と流通がよくなり、その結果、ゲイの性の値段の価格破壊が進むのでしょうね。

 ゲイ・バー従業員の値段が安い理由

般社会ではゲイの性的抑圧がひどい。だけど、ゲイ・コミュニティ内部では性の解放が進んでいるから。ややこしいけど。

「性の解放」で値段が高くなる 「性の解放」で値段が安くなる
「性の抑圧」で値段が高くなる 「性の解放」で値段が安くなる
両方ともいえる

 以前、TVでお年をめしたゲイの方が「昔のゲイ・バーの労働条件ってムチャクチャだったよ。安い値段でこき使われて。地獄に落ちるか青江に行くかってほどよ」

 「オカマの東郷健です」で選挙に出て、全国放映で選挙演説をしたので有名な東郷健。
彼の自伝で、元々が関西のお金持ちの御曹司で、関西でゲイ・バーを経営していたけど、いつか表社会の実業家として返り咲くんだとの野望をもっていたので、その実業のためにゲイ・バーの稼ぎを注ぎ込んだ。自分が関西でゲイ・バーの経営者だった時は買い手市場で従業員を安い値段でこき使ったって。従業員たちが「あんだけ頑張ったのに金はどうなっているんだ?」って抗議したって。ゲイ・バーが例えそんな過酷な労働条件でも、「ゲイとして生きられる」「女装して生きられる」という喜びには代えられないという思いのゲイたちが大勢いていくらでも働き手が来たって。性って、金だけで割り切られないものがあるのですね。
 表社会での実業は成功せずゲイ・バーも潰れて、同性の恋人と東京に夜逃げして、今度は東京のゲイ・バーに働き口を求めたら、経営者から「3年は給料なし」と言われ、東郷健「それでは関西の実家の家族に会えないから給料がほしい」とお願いしたら、別の店を紹介されたけど、貧乏で苦労したって。
 労働条件だけでは割り切れないのが、性の市場のややこしさだし。例え労働条件が悪くっても、それでも働き手が殺到するのね。

 ずっと前、上野千鶴子が「セックスワーカーたちが、マッサージ師並みの値段でも働きたいというやりがいと志をもっているのならいいけど。高い金だから仕方なくイヤイヤ働いているのでしょう。そんなもの世の中からなくしていかなくっては」という趣旨の発言をしていた。

 ゲイリブの平野広朗のOGCの例会に参加させていただいたら、上野千鶴子の例の主張を紹介していた。
 異性愛女ならどうかは分らないけど。
 でもゲイたちには実際そういう方々が大勢いらっしゃるはずですよ。先生も、ゲイならそうであろうことはご存知のはずですよ。
 
 北欧は昔から売買春が少ないので有名らしい。実際はどうかは知らないけど。
★女性の労働労働条件、子供への社会福祉。
★ポルノ解禁。
この2点が重要な鍵でしょうね。

 フェミニストたちが「かわいそうな女性たちが性風俗産業なんかに落ちなくってもすむように、女性たちのカタギの仕事での労働条件の向上を! 女性や子供たちのための福祉の充実を!」と運動なさるのは大賛成。

 だけど、それだけじゃない。性の解放も重要。日本のフェミニストたちのほとんどが性的に清貧者ばっかりで性に関してはほんとにドン臭く、そこをとりあげていないのが残念。

 昔はTVでゲイやレズビアンがバーで働いている姿を見て、後輩たちがどれほど救済されたことか。
 過酷な労働条件で従業員がこき使われているからって、だからって「世の中からゲイ・バーやレズビアン・バーなんてものはなくしましょう」なんて主張するのは完全に間違っています。
 性風俗店で働けるという選択肢だけじゃなく、さらに一般のカタギの社会での性の解放こそが肝心。それが進まない限り、一般のカタギの社会は「正常」の枠が狭く、「不適格者」として大勢の人々を阻害する。清潔な偏狭さのカタギの社会か/汚れも魅惑も魑魅魍魎とした性風俗産業か。
 今だったら、学校の先生やサラリーマンでゲイやレズビアンを公表して働けるのがいるし、男が女装して学校の先生をしているのもいるしね。そういう具体例を知った後輩たちがどれほど救済され生きていく上での選択肢が充実したことか。
 昔だったらTVで性風俗産業という選択肢を得られて救済されたのでしょうけど、それしか選択肢がなかったのでしょうね。
 今は昔に比べて、性的被差別者たちにとって性風俗産業での働き口という選択肢ができて、今さらに学校や企業でも性的被差別者であることを隠さずに働けるという選択肢が少しずつ増えてきたし、未来はカタギの社会も性的にもっともっと寛容になるでしょうね。一般社会での性の多様性への大らかさと寛容さが進まない限り、例え性風俗産業での労働条件が悪くっても居場所をえられるならと働き手が殺到し、性風俗産業での経営者のほうが立場が強く買い手市場のままで、従業員たちの立場は弱すぎるからね。

★ 世の中の大勢が、若い女の性に異常な関心と憎悪。でもほとんどの人々は、男の性の乱れには、あまり関心がないから。未成年男子の性の乱れなんてどうでもええ、思ってるのだらけでしょうね。

 若い女とのセックスが困難な異性愛男性。若い女の性に憎悪をいだく異性愛女性。
 でも若い男の性なんかどうでもええんやね。男子高校生のセックスなんて話、話題にならないでしょ。性の商品化をしたがる男なんていくらでもいるはずなのに(客は圧倒的にゲイ、ごく少数だけど女性客向けもあるでしょう)
 警察も、そういう憎悪を後ろ盾に、18歳未満とのセックス禁止の淫行条例、女子高生の援助交際を逮捕。
 男の性の乱れなんて、良くも悪くも世間の人々も警察権力もそんなに関心がないから、性の市場での流通阻害が少なく、男の子の性の値段は価格破壊進行、っと。

 「性の解放」

 これこそが、性の値段を下げる。客を減らす。いい働き手を減らす。性風俗産業を倒産させ、性風俗産業の従業員たちを失業に追い込む。
 「性の解放」がすすんで、性風俗産業が壊滅されるのならいいけど。私はこの立場ですね。
 「性の商品化の厳罰と規制」って主張し警察や政治家に訴える方々こそが、逆に値段を上げ、繁盛させるのですね。いつまでも終わらぬイタチごっこ。


 あるフェミニストの主張
「あれも男性を利する」「これも男性を利する」で混乱している。
★ 女の性の値段の高さへのの怒り
★ 性風俗への嫌悪。性の解放への嫌悪。「無責任な男性を利するだけ」って。
この2点は、矛盾があるのですね。これを知らないから、いつまでたっても混乱したままですね。
性の市場に関して、冷静な分析を書き、読者の気分を害したでしょうけど。でもこの矛盾点を理解しないといけないと思ったからあえて書きました。

 逆にバカオヤジも統一した理論を構築できないから、女性への批判が混乱を極めています。
 タレントの北野誠がなり混乱した主張をしていたなあ。
「昔のヌード写真なんて、哀れな女が恨めしそうな顔で裸なってて。俺らそんな写真でオナニーしていたんやで。気持ちが暗くなったなあ。それが今やいい女たちが脱ぐようになってきてビックリ。今時の男の子は、いい女の写真でオナニーできるんや」
 それでいて今時の女の性の乱れを嘆いていた。
 それでいて、男性の性の乱れは不問という二重基準。
 かなり混乱していますね。

 バカオヤジの女性批判の混乱ぶりと、バカフェミのあれもこれもなんでもかんでも「男性中心社会を利するだけ」ってな批判の混乱ぶりも同じコインの表と裏です。

 論点、性の市場、性の値段に関する事象をスッキリと整理しました。

 この矛盾点を知ったら、どうやったら女の性の値段を下げられるかの方法論は分るでしょう。それを実行してもいいんだし。
 まあ、たぶん私の提示する「女の性の値段を下げる大作戦」も、彼女はいやでしょうし。「男を利するだけだ!」って。
 それでいて女の性の値段が高いのも気分悪いでしょうし。「男社会の陰謀だ!」って。
 じゃあ女の性の値段が安いのはどうか? これも気分悪いでしょう。「搾取だ!」って。
 彼女はいつまでも混乱したままでしょうけどね。

 彼女にとって、男性中心社会を利さない唯一絶対の方法は、性の禁欲。処女を守り男性とは一生セックスをしないの。尼寺にこもった尼僧。レズビアン分離主義って、レズビアンだけでコミュニティを結成し、男性との接触を一切絶つとか。

 私は女の性の商品化では全く何の利益を得てはいないし。
 それどころか「女は男から高い金払ってもらって高い値段がつくのこそが最高ランキングで、値段のつかないもてないブス、ババーなど人間の屑でしかない!」っていうのに一撃あたえられるしヒヒヒヒヒ。
 女の性の価格破壊大歓迎よ!


何に焦点を絞るか

男性でも、混乱しているのがいます。

男性でも、焦点を絞っているのがいます。
「女だって、男の性の商品化の客になっていい」
これを明言化した男性。
松沢呉一(ライター →彼の主張を読みたかったら年会費1万円でメルマガに応募して)。
匠雅音(建築家、ライター HP)。
首尾一貫しています。
性的清貧女性たちが世の中全員に自分たち並みの清貧状態になるよう性の浄化活動をするっていうのが一番いや。それなら女たちが性の解放で性の享受をしようが、男の性の性の商品化を金で享受してもいい。それで女たちも性的に他者におおらかになってくれるのならいい。男の性の商品化等で不快な思いをしても、それでもまだまし、我慢する。
ここまで腹をくくってたら、ある意味すごい。
 一番いいのは、カタギの社会で女が稼げることでしょう!
 ブスでもババーでも、カタギの社会で稼げることでしょう! 幸せになれることでしょう。ブスでババーの私はそういう社会を望んでいますよ。

 自分が今一番苦しいこと。それを直視すること。
 ブス、ババーは全人格を否定され。生きていくのがつらい。若くてキレイな女はチヤホヤされる。

 フェミニストたちが「男性中心社会は、女の性には異常に高い値段をつけるくせに、女性のまともな労働には低い値段しかつけない」「男社会の陰謀で、女を性風俗産業へと追いやるためだ」

 原因と結果を混同しています。



 女の価値は若さと美貌で決まる

 一番の重要な問題だけど。
★ ジジイから若いのまで、若くてキレイな女に一極集中するから。
 若くてキレイな女は値段が高く、ブスやババーは需要がないから値段が高くては客がつかないから値下げとなる。若さと美貌に正比例して値段が高くなる。

 これは確かに本当に気分が悪い。
 ただ、この気分の悪さの一番の要因。
 ほとんどの女は(私も含めて)、自分を性的魅力でチヤホヤされて高い値段を捧げられるだなんて思っていない。若くてキレイな女と比較されて罵倒嘲笑されるだけ。

 売買春への嫌悪。
 男性たちの売買春への嫌悪。
 女性たちの売買春への嫌悪。

 ほとんどの女は、男を若さと容姿で楽しめるとは思っていない。女だって、ブスだってババーだって、金の力で男と遊んだらいい。若くてキレイな男と遊んだらいい。

 

 私だって、考えが変わった。

 『クィアー・ジャパン』 第3号 特集「魅惑のブス」  丸尾音々『ブスとおばさんの彼岸 ―― ルサンチマンを乗り越える居直り人生のススメ』

 私は、自分を性的魅力でチヤホヤされて高い値段を捧げられるだなんて思っていない。若くてキレイな女と比較されて罵倒嘲笑されるだけ。

 でも、ブスだってババーだって、金の力で男と遊んだ。金で、若くてキレイな男と遊んだらいい。セックスをしてくれたのもいた。

 売る側とも、買う側とも思ってもいなかった。私は、客の妻や恋人とも思ってもいなかった。若くてキレイな女と比較されて罵倒嘲笑されるだけの存在。

 客になった。客の立場になった。考えが変わった。

 私の内面も、革命的変化をとげた。

 売買春全面否定から、全面肯定へと。

 女の性の商品化、嫌悪。若くてキレイな女と比較されて罵倒嘲笑されるだけの存在。

 客へとなった。ブスだってババーだって、金の力で男と遊んだらいい。若くてキレイな男と遊んだらいい。

 男の性の商品化の享受。私、大勢の男の方の気分を害しているでしょうね。

 


私の考えの変革

極端から極端へと



私も、男を若さと容姿で選別した。

若くない、容姿の良くないのはイヤダ!

罪と罰 罪悪感 加害責任



気持ちが大らかになるぞ

他者の性の解放に大らかになろう